ミッキーの指はなぜ「4本」なのか?4に隠された意外な歴史

1928年にウォルト・ディズニーによって誕生した「ミッキーマウス」。「ミッキー」の愛称でも知られ、現在でも世界的人気キャラクターとして愛されていますよね。

しかし、ミッキーの指の数をよく見てみると、「5本」ではなく「4本」になっていることに気がつきませんか?そうなんです、ミッキーの指の数は4本なんです。

今でこそ、とくべつ違和感はないですが、よくよく考えてみると、人間の指の数と同じ「5本」でもよかったのでは?とちょっと疑問に思いませんか?

実は、これはあくまで一つの説なのですが、「なぜミッキーの指は4本なのか?」という理由がきちんとあるんです。

当初はミッキーの指の数は「5本」という設定だったようなんです。しかし、実際に5本にしたミッキーをアニメで動かしてみると、当時の映像技術が未熟なこともあって、「5本」ではなく「6本」に見えてしまったそうです。

さすがに、これではいくら愛らしいミッキーとはいえ、子どもたちが怖がるだろうということで、指を4本にしたという説があるんです。

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この考えでいくと3本でもいいのでは?

この説でいくと、なにも4本ではなくたって、3本でもいいのでは?という疑問も出てきます。

ただ、ここにもちゃんと理由がありまして、ミッキーの指の数を3本にすると、中指を立てているようなポーズになってしまうことから、3本も却下されたんだとか。

アメリカでは中指を立てるのは、相手をバカにしているジェスチャーになりますからね。

では、2本ならどうなのか?とさらに突き詰めていくと、なんだか手袋をはめているようだということで、これまた却下されたようです。

というわけで、ミッキーの指が4本になったんだそうです。

アメリカのアニメは指の数が「4本」という設定が多い

ミッキーの指が解ったところで、アメリカの他のアニメはどうなっているのか気になりませんか。

そこで調べていくと、たとえば『トムとジェリー』や『ザ・シンプソンズ』、『スポンジボブ』などのキャラクターはすべて指が4本であることが分かりました。

アメリカのアニメはほかにも指4本という設定は調べればあると思います。こうした多くのアニメの指が4本になっているのは、ディズニーの影響が少なからずあるのではないかと思います。

日本のアニメキャラの指の数は?

アメリカのアニメはディズニーの影響から指4本のアニメが今でも描かれることがあることが分かりましたが、では、日本のアニメは一体どうなのでしょうか?

ちょっと興味深かったので調べてみると、これが意外と社会問題を孕む重いテーマに突き当たったんです。

日本のアニメを見てみると、1980年代以前は指が4本というキャラが非常に多かったことが分かりました。たとえば、『天才バカボン』や『パーマン』『怪物くん』、『鉄腕アトム』などが挙げられます。

しかし、これが1970年代半ばから1980年代にかけて指が5本に統一されたという歴史があったんです。

1970年代半ばから1980年代にかけて漫画雑誌を刊行している出版社がガイドラインを設け、5本指へ統一させている。
引用元:http://ja.wikipedia.org/wiki/四つ_(日本語の表現)

では、なぜガイドラインが設けられたのか?実は日本では指が「4本」というのは差別用語として使われていたことがあったんです。

「四本指」という言葉は、被差別部落と被差別部落民を差別するためにつくられた言葉です。
引用元:http://eigaku.blog.ocn.ne.jp/jyosetu/2008/08/post_e840.html

その「四本指」が差別語であること、また、被差別部落のひとびとを指すのに「四本指」を「代名詞」として用いた。
引用元:http://eigaku.blog.ocn.ne.jp/jyosetu/2008/08/post_e840.html

こうした背景もあって、しばしば部落開放同盟等などの団体や個人からクレームが相次ぎいだことが、ガイドラインをつくった要因の一つと考えられます。

もちろん、現在でもキャラクターの設定(たとえばヤクザなど)として描かれることはありますが、1980年代から日本のアニメの指の数は「5本」に統一されたため、現在では指が「4本」という設定はなくなったようです。