日本のプロゲーマー「ウメハラダイゴ」を一躍世界的ゲーマーにした神プレイ

世界トッププレーヤーの一人としてあげられる梅原大吾さん。17歳で世界一となり、日本で初めてのプロゲーマーとなったことでも有名だ。

一時期ゲームから離れていた時期もあったが、その後復帰、2010年4月にはアメリカの企業とプロ契約を結び、同じ年の8月には「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」として、ギネス記録にも載った。

そんな梅原さんですが、 「ウメハラ」という名前を一躍世界に知らしめた試合をご存知だろうか?これは2004年8月にアメリカ・カリフォルニアで開催された格闘ゲームの世界大会「Evolution 2004」での出来事。

スポンサーリンク

このときのゲームは「ストリートファイターIII 3rd STRIKE」。梅原さんは ケンを使って順調に勝ち進んでいく。

そして準決勝戦を向かえ、対戦相手はアメリカで最強とまで言われていたプロゲーマーのジャスティン・ウォン。

試合はケンを使う梅原と春麗を使うウォンで行われ、1勝1敗での第3ラウンドでウメハラが魅せる。

ケンの体力ゲージがかなり削られた状態となり、まさに梅原窮地という絶体絶命の場面で繰り出した神プレイが会場にいた観客の度肝をぬく。

出典:背水の逆転劇

ガードしていても「削り」によって体力ゲージが減るため、防御の選択もなし。そんな中で、春麗は「鳳翼扇」を発動し、これで勝負が決まったかに見えたのだが、この大技をすべて「ブロッキング」でガード、ブロッキングが決まれば、防御による削りもなくなるため、一切ダメージを受けないのだ。

ブロッキングはレバーを真下か前方に入れることで発動するのだが、動画を見てのとおり鳳翼扇は連続技のため、ブロッキングが決まるタイミングが非常に難しく、これをアウェイのアメリカの大会で、しかも準決勝戦、さらに絶体絶命の窮地で成功させたのだから、まさに神プレイと言える。

このときの心境を東洋新聞が取り上げており、幸いにもウェブページにこのソースが残っていたので、ここで引用しておく。

あの窮地に追い込まれる中、ウメハラの脳内には何が交錯していたのだろう。「格闘ゲームに絶対はありませんから。逆に言えば、ジャスティンの勝ちだって“絶対”ではなかったわけです」。あの状況で、逆転の可能性を模索していたのはウメハラ独りだったに違いない。
出典:http://toyokeizai.net/articles/-/14091?page=4

ファンの熱狂的な盛り上がりについても、「あの時、会場の音はまったく聞こえませんでしたね。聞こえていたらあれはできなかったと思います。」ウメハラのゲームへの集中力は達人の域まで進化していた。
出典:http://toyokeizai.net/articles/-/14091?page=4

会場の熱狂ぶりからも、「ウメハラ」と言う名前は、このプレイを境に世界的プロゲーマーとして知られることになったのは当然だ。

ウメハラコラム 拳の巻 -闘神がキミに授ける対戦格闘ゲーム術- 梅原大吾
“The BEAST”(野獣)と呼ばれる世界屈指の対戦格闘プロゲーマーが語る「格ゲー」論。
Amazon 楽天市場