洗顔の新常識!泡洗顔は肌トラブルを招きやすい|「泡洗顔」をやめるだけ! 吉川千明

美容に関する書籍って巷にはたくさん出版されているので、どれを読めばいいのか迷ってしまう人は多いと思います。

しかも、こうした本ってその道何十年の皮膚科の先生や整形外科の先生、美容家として活躍している先生などなど、独自の美容論のようなものがあって、どれを信じていけばいいのか、これこそ迷ってしまいます。

とくにやっかいなのが「洗顔」の仕方。この本では石鹸での洗顔はすすめていないのですが、他の先生の著書には石鹸が一番と書いてあったり、または洗顔料は一切つけない「水洗顔」や「ぬるま湯洗顔」ってのもあります。

どれがよくてどれが悪いのか・・・最終的には読者が決めることになってしまう。なら、それらの本にはどんな「根拠」でその方法をすすめているのか、それを知ることで何がよくて何が悪いのかを判断するための情報に役立つはずです。

そんなわけで、こうした美容に関する本を読んでみることにしました。まずは本書から読んでみることにしようと思います。

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肌にとっての大敵は「乾燥」

著者の吉川千明さんは美容家として、スキンケアや化粧品、または女性のライフスタイルを提案している方。2003年には女性のための漢方薬局「若草漢方薬局」を銀座にオープン。オーガニックコスメやナチュラルコスメについてのアドバイスもしています。

美容家・オーガニックスペシャリスト 吉川 千明が運営するオーガニックコスメ、ナチュラルコスメのPRルーム ビオ代官山

老化やニキビや吹き出物といった肌トラブルの原因は色々あると思います。たとえばシミやしわの原因は「紫外線」、吹き出物の原因は「ストレス」や「食生活」などがありますが、ことスキンケアに関して注意しなければならないのが「乾燥」。

スキンケアの基本は洗顔にあります。女性の場合メイク落し→洗顔とダブル洗顔をしている方が多く、肌表面にうるおいを与え、肌を守っている角質層を傷つけてしまう可能性があるといいます。

その結果、肌がいつも乾燥している状態になり毛穴の目立ちやニキビを招きやすくなるのです。

角質はどんなものかご存知ですか?肌の表面で角質細胞と呼ばれるレンガ状の壁になり、肌を守っているのが角質層です。(中略)けれど、強い洗浄力を持つ泡での洗顔は大事な角質層を傷つける恐れがあります。
出典:「泡洗顔」をやめるだけ! 吉川千明 p15

洗顔に石けんを使ってはいけなワケ

泡洗顔といえば石けんでの洗顔です。洗顔用の泡ネットも販売されているくらい、モコモコの泡を使って洗顔するのが肌にとってはいいことだというのが一般常識としてありますが、吉川さんはこのスキンケアは「乾燥」を招く可能性があるとしておすすめしていないんです。

肌の表面は弱酸性、一方石けんは基本的にはアルカリ性です。そのため、石けん汚れを落としてくれますが、落としすぎてしまうのが問題だといいます。

石けんにさまざまな成分を添加することによって弱酸性タイプの石けんを作ることはできますが、肌が弱い人やニキビや吹き出ものができやすい人は、石けんのアルカリ性の刺激が強すぎるため、肌の状態を悪くさせる危険性があるというのです。

最近はさまざまなものを添加することで、中性や弱酸性タイプの石けんを作ることもできますが、泡を作る洗顔の基本はアルカリ性。(中略)元気のない肌や荒れた肌には泡洗顔はダメージが強過ぎます。
出典:「泡洗顔」をやめるだけ! 吉川千明 p20

洗顔には「クレンジングミルク」がおすすめ!?

石けんがスキンケアにはダメなら何を使って洗顔していけばいいのか?吉川さんは「クレンジングミルク」をすすめています。

そもそも多くの女性がしているダブル洗顔。実はダブル洗顔の発祥はコールドクリームの歴史に由来していることはご存知でしょうか。

コールドクリームとは、油分の強い、重たいメイクを落とすクリームのことで、一度拭き取った後に、石けんや洗顔料を使って残った油分を洗い流す必要がありました。

しかし、現在は品質も向上したことでクレンジングの後に泡洗顔を必ずしもする必要はないのです。つまり、クレンジングだけで十分メイクも汚れも皮脂もきちんと落ちているのです。

皆さんは「さっぱり」が好きですが、ダブルクレンジングは洗い過ぎ以外の何ものでもないのですから。だから、泡でダブル洗顔をしないて欲しいのです。
出典:「泡洗顔」をやめるだけ! 吉川千明 p18

つまり、吉川流洗顔方法は、クレンジグのみを使用する方法。ちょっと驚いたのが、メイクをしていない朝もクレンジを使った洗顔を推奨していたことです。

泡洗顔をするくらいなら、ぬるま湯で洗うだけというほうが肌にはいいです。けれども私は、朝もクレンジングミルクでの洗顔をおすすめします。
出典:「泡洗顔」をやめるだけ! 吉川千明 p30

クレンジングといってもいくつかの種類がありますが、そのなかでもおすすめしていたのが植物油のクレンジングミルク。本書では吉川さんが厳選したコスメも紹介していますが、その中のいくつかを紹介したいと思います。

イヴロム クレンザー 100ml
肌を洗浄し、整え、余分な角質を落とし、落ちにくいアイメイクも落とす多機能なクレンザーです。エジプトのカモミール、ホップ、クローブ、ユーカリオイルとココアバター配合。オールスキンタイプ
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ドクターハウシュカ  クレンジング ミルク 145ml
乾きやすい肌やデリケートな肌を、やさしくおだやかに洗い上げる乳液タイプのマイルドなクレンジング。 肌に必要なうるおいは残して、やわらかくなめらかな肌に洗い上げます
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ジュリーク クレンジングローション リプレニッシング 200ml
ミルクタイプのマイルドなクレンジングローション。メークをやさしく落としながら、マシュマロー、ラベンダー、ローズの成分が肌をうるおし、しっとりとやわらかく保湿します
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まとめ

「オイル」というとなぜか拒否反応を示してしまう日本女性は多いんだとか。しかし、オイルには「エモリエント効果」というものがあり、肌をしなやかにする柔軟効果が期待できるんだそうです。

ニキビや毛穴の開きは肌がカチカチになってしまうことが原因で、「乾燥肌」はその最たるもの。そのため、肌トラブルにはオイルがとても大切だといいます。

しなやかさを失った肌は、毛穴の入り口が硬くなって毛穴が詰まり、ニキビになります。オイル切れするから、肌の柔軟性がなくなって、大ジワ、小ジワができるのです。
出典:「泡洗顔」をやめるだけ! 吉川千明 p79

今回は一般に知られている常識とは違うスキンケア論を唱える本を選んでみました。

本書では、このほかにも「酸化しやすいクレンジングオイルの使用法」「目元など特にデリケートな部分のケア方法」なども解説していますので、ちょっと面白いなと思ったら手にとってみてください。