リゼロ

リゼロ 主人公スバルのウザキャラ問題

ループものが嫌いな人は仕方ないけど、ループものは好きだけど、主人公スバルの性格が受け入れられないというのは問題があったりする。

というのも、この先スバルのウザさはさらに磨きがかかってくるから、リゼロを楽しみたいならなんとかスバルを克服しないといけないわけだ。

というわけで、そんな「スバルのキャラウザイ」問題について考えていきます。

キャラ設定

まずは、スバルのリアルでのキャラ設定から。

ずるずると自主休校が増えていき、気付けば立派に親を泣かせる不登校児となり、挙句の果てに異世界召喚されて高校中退確定か。もはや意味わかんねぇな
出典:Re:ゼロから始める異世界生活1 長月 達平

いやいや、君の性格こそ意味わかんねぇよ、スバルくん。

読者のほぼすべてが感じている「スバル、ウザイな」は、「スバル、空気読めよ」に変換できる。

痛すぎたスバルの言動は数あれど、まずは2章から見ていく。

キャラの濃さに関しちゃ主(あるじ)が特殊すぎて今さら何ともねぇよ、ロズっち
出典:Re:ゼロから始める異世界生活1 長月 達平

ロズワールとの初対面ではなったスバルのセリフ。スバルの場合、対人関係に幾分問題アリ。それが原因で高校にも行きづらくなったんだと推測。

異世界という設定によって、彼はどうにか受け入れられてる感があるが、当然ながらこれを読んでる読者は、このウザさを何ループと追体験しないといけないわけで、どうも拷問と感じてしまうことが多いようだ。

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まだフルパワーではなかった

スバルのウザったらしい言動は、エミリアたんへの猛アタックからも分かりますが、個人的にズコーと思ったのがコレ。

2章、ロズワール邸編でのイベント達成した後のスバルがレムへにはなったセリフ。

「聞いてる限り、お前、だいぶ馬鹿だな」
「――――え?」
「考えるに、お前には三つの馬鹿がある。わかるか?」
出典:Re:ゼロから始める異世界生活3 長月 達平

感動的なストーリーから一転、そういえばウザかったんだなコイツと我に返った瞬間でした。

超上から目線の粗雑な言葉、ダメだわ、これ、主人公救えねぇ。いきなり俺様キャラになって、乱暴なセリフになってますけど、よくよく考えると彼はこれといって何もしていない。

こういうジャブは少なくないから、ダメな人はダメなんだろうな。

そして問題の3章、実はここからが本番。

2巻の作者あとがきを読むと、3章からが「本編」であり、今までの1・2章は序章であったことが書かれている。

つまり、スバルのウザさはまだ序の口というわけ、あな、恐ろしや。

エミリアの涙

3章の舞台はロズワール邸を離れ王都へと移る。

登場人物も増え、そして、スバルのウザサも増してくる。3章で描かれるのは、ルグニカ王国の次期国王を決める王選の話。

そして、ここでスバルの空気に読めない感が全開して、とうとうエミリアたんにまで見限られてしまう。

スバルどうするの?異世界でもぼっちになっちゃった。

スバルがエミリアにあれほどストーカーしてたのは、すべては彼女のため。ただ、スバルは空気が読めない上に、自分の感情を自制(じせい)できないため、結果的にエミリアの立場を危うくさせていた。

王選でのスバルの行動は目も当てられないほど酷過ぎた。なんたって聖騎士にリンチされちゃうんだから。ただ、これも結局自業自得。しかも、スバルの自分勝手な行動に、ついにエミリアを泣かせてしまう。

「そうやって何もかも、わたしのためだって嘘をつくのはやめてよ―――っ」
感情の波が涙の滴となって、その紫紺の双眸(そうぼう)を満たしている。
出典:Re:ゼロから始める異世界生活4 長月 達平

スバルは「エミリアのため」と口では言いながら、実際には何一つ助けていない。むしろ結果的に邪魔ばかりしてきたとさえいえる。そんなエミリアにスバルは言ってはいけない言葉を言ってしまう。

「エミリアは俺を・・・信じて、くれない、のか?」
出典:Re:ゼロから始める異世界生活4 長月 達平

この瞬間、エミリアの感情が爆発した。あんなに温厚なエミリアが嘘であるかのように。一番大切な人までも傷つけてしまったスバル、、、救えねぇ。

リゼロの読み方

スバルの性格はどう考えてもウザい、これはこの先も変わらないだろう。

もちろん、当然ながらこれは作者の意図。だから彼の言動にむしゃくしゃしてるらな、それは作者の思うつぼ、ずっぽりリゼロ世界を堪能しているとも言える。

それともう一つ。スバルの過度な言動は「死に戻り」によるところも影響しているため、ストーリーとしては必要な要素でもある。

たとえば、エミリアとケンカ別れをしてしまう4巻では、スバルがエミリアに固執するのは「死に戻り」によって、幾度と助けられてき恩があったから。

でも、目の前のエミリアはその記憶は当然ない。この想いの度合いが違いすぎるため、分かり合いたくでもできない。ここらへんの微妙な心のやり取りは主人公のウザさが一役買っている。

こうしたストーリー展開を見ると、スバルのウザさはリゼロには必要な要素なのかなと、甘んじて受け入れることができれば、リゼロは楽しめる・・・はず。

最後に、スバル自身も不登校理由を重々理解しているようです。

伊達に空気の読めなさで不登校になったわけではない。
出典:Re:ゼロから始める異世界生活4 長月 達平

想像するに、学校で孤立したんだろうね。

こんな性格の主人公が活躍するのがリゼロという物語なのであーる。

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