ハンターハンター 暗黒大陸編おさらい(単行本未収録分 341話から) その1

単行本33巻もそのうち出るとは思いますが、連載はじまったことですし、340話 (32巻)以降で週刊誌で連載されたものの、まだ単行本になっていない9週分の内容を振り返っていきます。

暗黒大陸編は主に②十二支ん率いるハンター協会③暗黒大陸進出②カキン帝国の王位継承争いという3つのストーリー構成がありますので、この軸を意識して書いていきます。

ネタバレありありですが、これがなかったら新連載の内容頭に入ってきませんので、こればかりはしょうがない。

ネタバレ嫌いな方は離脱してください。

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ビヨンドの素性

まずは単行本32巻で気になっていたビヨンドの父親が本当にネテロなのかという疑いですが、これはウソ偽りない事実でした。

ハンターハンター 暗黒大陸編
出典:週刊少年ジャンプ 2014年27号 集英社

会長が残したもう一つのDVD(メッセージ)。ネテロとビヨンドが親子であること、そして、最後のミッションとして「ビヨンドよりも早く暗黒大陸探検を成功せよ」とのお言葉がが記録されていた。

親父の死という限定的な約束だったこともあり、ビヨンドは、ネテロ存命中から虎視眈々と水面下で計画を練っていたようです。

パリストンがビヨンド側にいたのもそのため。総選挙編で頭のキレッキレさを印象付けていましたが、この展開を見据えてのことだったわけです。

カキン帝国とV5の思惑

ビヨンドの暗黒大陸探検宣言は、協会のみならずV5(五つの大陸の首脳たちの呼称)も首脳会談を開き迅速かつ平和的解決を探る。

暗黒大陸は開けてはいけないパンドラの箱(厄災)として、今まで不可侵な大陸だったわけですからV5が慌てたのも無理もない。

最優先事項は平和的解決。歴史的な複雑さもあいまって、カキン帝国をV5に迎え入れ、新たにV6として再編成することが決まる。

ハンターハンター 暗黒大陸編
出典:HUNTER×HUNTER32 富樫義博

ここまでしなければ、カキン帝国も首をたてに振らないと考えた。

カキン帝国は公式な渡航許可とV5のサポート、さらには新大陸開拓という歴史的偉業がもらえる。一方、V5は暗黒大陸から持ち帰ったお宝は平等に六等分に分配することを文書で約束させる。

V5にとって大切なのは渡航許可云々よりもメンツというわけです。メリット(金)があれば体裁が保てると思ってやがる!!

そうはいっても、この条件を相手に受け入れさせなくてはならない。そこで交渉役としてハンター協会に白羽の矢がささる。

まず、協会に隊長のビヨンドをハント(拘束)して監視させ、その後V5の提案を受け入れるよう説得するよう特命が出る。

キメラアントのネテロ会長同様、シワよせはすべて協会が被るはめに。それにしても、ビヨンドってカキン帝国からかなりの権限が与えられてるのね。

十二支んの回答

だがV5の特命は、ネテロ会長からの最後のミッションと対立してしまう。まさに板ばさみ!となるはずだったのだが・・・ビヨンドが自らハンター協会に投降してくるという急展開に。

ハンターハンター 暗黒大陸編
出典:週刊少年ジャンプ 2014年27号 集英社

どういうこと!?

となるのも当然ですが、何十年もかけて手回しをしてきたビヨンドにとっては、これも想定内。パリストンという内通者がいたことからも分かる。

ビヨンドの計画が着々と進行していく、まさに用意周到である。結局、ネテロ会長の最後のミッションは却下(残念!)、ビヨンドの監視役(V5の犬)として、暗黒大陸を共に目指すことになってしまった。

波乱の予感ながら、暗黒大陸を舞台に続々とメンバーがそろっていきます!

新たな軸 ジンvsパリストン

暗黒大陸編ではいくつかのストーリーが同時に動き出していきます。見どころと言い換えてもいい。総選挙編でも見せてくれたジンとパリストンの頭脳戦ですが、今回はより直接的な対決へと進んでいく。

ハンターハンター 暗黒大陸編
出典:週刊少年ジャンプ2014年28号 集英社

ビヨンドのアジトに単身乗り込むジン。そこでパリストンと火花を散らす。ただし力ではなく頭の勝負。

2人のバトルが今回も読めるのはうれしい。パリストンは「面白い」という理由でジンを受け入れてるものの、次第にウザイ存在となりはじめちょっかいを出してくる。

ハンターハンター 暗黒大陸編
出典:週刊少年ジャンプ2014年34号

敵が傍にいてもなお、動じずに悪知恵を見透かすジンさん。それに笑顔で返すパリストン、腹の中ではゴゴゴゴゴ、この悪循環がいいですな。頭脳戦はまだまだ続いてほしい。ここも見どころの1つ!

手駒を使ったパリストンの代理バトルは、H×Hでは新しい戦い方じゃないでしょうか。ネテロとは違った方法で、ジンというこれまた最強キャラのバトルシーンを描いたのはスゴイ。

パリストンの策略

V5の特命によりビヨンドとともに暗黒大陸にいくことになったハンター協会。戦力増強のため、今年のハンター試験では暗黒大陸渡航への人材確保のための特別試験を実施することになる。

だが、そこでもまたしてもパリストンが動く。総選挙編でチードルに対してこんなセリフがありました。

チードルさん・・・貴方(あなた)の協会が退屈なものだったら・・・次は本気でおちょくりますから
出典:HUNTER×HUNTER32 富樫義博

このときのセリフが伏線となって、パリストンは自分の息のかかった刺客たちを送り込んでいくことになる。

ハンターハンター 暗黒大陸編
出典:週刊少年ジャンプ 2014年33号 集英社

パリストンの目的はどこにあるのか。これは、総選挙編から考えても、ハンター協会を潰すためです(というか彼にとっては遊び程度のことなのかな)。キメラアントの繭を密かに回収していたのも、このためためだったわけです。ストーリーが繋がってますな。

しかし、実際には失敗してしまう。クラピカが十二支んに加入したため。嘘を見破る能力で刺客を排除していったわけですが・・・実はこれで終わりではなかった!

パリストン以外にも協会内に裏切り者がいるという流れになり、暗黒大陸行く前から既に波乱ばかりな協会であった。

クラピカとさらにもう一つの軸

暗黒大陸編では、さらにもう一つの軸が動き出す。それがカキン帝国の王位継承争い。この継承問題により14人の王子同士の殺し合いをすることになる。

そして、最後に残った1人がカキン帝国の次期国王に即位する。

ハンターハンター 暗黒大陸編
出典:週刊少年ジャンプ2016年20号 集英社

ワプル王子の母・オイトも明言してました。そして、この軸のキーポイントとなる人物がクラピカ。王位継承争いについては次の記事にあらためます。

つづく↓

ハンターハンター 暗黒大陸編おさらい(単行本未収録分 341話から) その2
前回に引き続き暗黒大陸編のおさらい、パート2。 今回で最終回。 レオリオの抜擢