東京喰種(トーキョーグール)気になる八つの謎を考察

週刊ヤングジャンプで連載していた石田スイ先生の『東京喰種』。現在は続編となる『東京喰種:re』が連載中。この作品は解釈の難しさというよりも情報多寡によるややこしい構成が難易度を上げているように思います。

ここでは情報を整理ながら、東京喰種の気になる8つを取り上げていきます。続編が描かれているので、この作品だけですべての謎が明かされてはいませんが、分かる範囲でいろいろ書いてます。

ネタバレありあり

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喰種と珈琲

半喰種となったカネキが食べ物が食べられなくなるシーンは個人的に好きな一コマ。喰種化しても文学青年らしく「なんとかして言語化しよう」とする彼の性格が描かれているのがなんとも面白い。

東京喰種2巻
出典:東京喰種2 石田スイ

パンは無味乾燥なスポンジみたいで、レタスは鼻の奥まで青臭く・・・グヘェ

この後の「フツーにマズイじゃだめなの?」というトーカちゃんのツッコミも最高。喰種にとって人間の食べ物は吐き気がするほど食えたもんじゃない、ところが唯一珈琲だけは美味しく感じるようなのだ。

芳村が営んでいた喫茶店「あんていく」で扱っていた商品が珈琲だったのもそのため、喰種と珈琲との相性はどうやらいいらしい。

ちなみに「あんていく」とは「私たちのところ」という意味であることが最終巻で明らかになった。

リゼに鉄骨を落としたのはだれか

東京喰種最終巻で明かされたピエロマスク喰種集団。マスク職人のウタやヤモリと行動をともにしていたオカマのニコはこの集団の一味。

東京喰種14巻
出典:東京喰種14 石田スイ

そしてリゼに鉄骨を落としたのがピエロ集団の1人。このピエロ男は♯078「陽動」でニコと意味深な会話をしていた男。

独特な髪型なので同一人物と見ていいと思いますが、一番分かりやすいのは右中指にリングをはめていることですぐに判別できます。ピエロ集団がリゼを事故死に見せかけたってことは、嘉納とのつながりがあったのだろうか。

黒ラビットの正体

11区でのアオギリの樹掃討作戦からしばらくして7区に現れた黒ウサギのマスクをかぶった喰種が捜査官を襲う。

『東京喰種』ではこの黒ラビットの正体について、その素性はほぼ触れられていませんでしたが14巻のこの一コマでその正体が明らかになった。

東京喰種14巻
出典:東京喰種14 石田スイ

まぁ、白ラビットがトーカちゃんだったので、黒ラビットは姉想いの弟アヤトなのはバレバレでしたがw一応紹介。

カネキが移植されたもの

カネキが移植されたのはリゼの臓器などではなく喰種にしか持ち合わせていない「赫包(かくほう)」という臓器。人肉を食べることで体内にRc細胞が蓄積されるわけですが、そのRc細胞を貯めておく、いわば貯蔵庫の役割をしているのが赫包。

東京喰種9巻
出典:東京喰種9 石田スイ

カネキの言動から赫包があることで人肉を食べたくなる衝動に駆られるのかなと推測できます。赫包が脳の食欲を司る部位に働きかけるんでしょうか、だとすれば味覚が変化するのも赫包の仕業ということになるのかな。

「隻眼の王はいない」の真相

♯078「陽動」で11区のアオギリの樹掃討作戦でCCGから逃げ切ったニコが言ったセリフ隻眼の王はいない」とはどういう意味なのか。あくまで『東京喰種』での話に限れば

東京喰種12巻
出典:東京喰種12 石田スイ

アオギリの樹首領(ヘッド)は隻眼の王、もとい隻眼の梟(ふくろう)という解釈でとりあえずはいいのかなと思います。これならニコの「隻眼の王はいない」とも辻褄合います。

ただし『東京喰種:re』では「隻眼の王」というワードが出てくるのでなんとも言えない。

V(ヴィー)について

謎多き組織V。「あんていく」のマスター芳村が属していた組織で未だ抜けられていない様子。その力は強大でメンバーは全身黒ずくめの服装をしている。

東京喰種13巻
出典:東京喰種13 石田スイ

アオギリの樹の出現により関係は悪化、芳村に忠告してきた「芥子(カイコ)」と名乗る人物とは親しい関係のようである。

あと、気になったのが芥子の背景に描かれていた花。これは恐らくユリ。白いユリは「純白」とか「純潔」なんて意味があるので、隻眼と比較して考えると非常に意味深なコマに見えなくもない。

神代という姓

これまた深く描かれていなかった神代並びにリゼについて。嘉納の研究所からリゼを奪いかくまっている四方(よも)の意図も分からぬままでした。

そもそも神代利世という名前自体が偽りっぽいところまではこぎつけました(断定すらこの時点ではされてない)が、結局リゼが何者なのかわからずじまい。

東京喰種9巻
出典:東京喰種9 石田スイ

ほかにも「アオギリの樹」の目的やメンバー、CCGの裏の顔と安久七生(やすひさななお)の死因、ピエロ集団など伏線はいたるところに燻っていますが、続編と合わせて読まないとどうしようもないので別の機会に。

ヘタレのその後

東京喰種最大の謎、それはヘタレの消息はどうなってしまったのか。トーカが鳥嫌いなことから飼い主が見つかるまで「あんていく」で飼うことになったヘタレですが、その後の消息が分からない・・・

東京喰種7巻
出典:東京喰種7 石田スイ

ヤモリが襲撃してきたときもヘタレはなんとか生きていたんですwカネキがさらわれた後で対策を練っている場面にはしっかり鳥かごがあるんですが、その後ヘタレはもちろん鳥かごも一切登場してきません。

鳥籠を壊して外の世界に羽ばたいていったのでしょうかね。

KaoruAnatu
毎夜カタカタ投稿している中の人。本とサブカルを中心に執筆中。独自視点でレビューが書けたらと思っている今日この頃