サプリメントは健康・美容に効果的なのか

サプリメント

サプリメントで健康管理をしていくという風潮は個人的にはテレビの影響が一番強いと思います。昔放送されていた堺正章さん司会の『発掘!あるある大事典』とかありましたよね。

コエンザイムQ10とかコラーゲンとかその日番組内で紹介したら次の日売り切れで購入できないなんてこともありました。でも、よくよく考えていくと本当に健康にいいのか。単に情報の踊らされているだけではないのか。

そこで、ここでは公表されているデータなどからサプリメントの裏側を紹介していきます。サプリメントに頼った生活は健康になるのか改めて考えるきっかけになればと思います。

サプリメントに配合されている添加物

毎日摂取しているサプリメント、パッケージにはビタミンCやらコラーゲンやらとさまざまな栄養素や有効成分が踊っていますが、そうした謳い文句にだまされてはいけません。

見るべき箇所はパッケージの後ろに記載されている「栄養成分表示」です。たとえば某メーカーから発売しているウコンのサプリメントを見ていくと

1袋(40粒10g)あたり
栄養成分表示 含有量
タンパク質 0.3g
脂質 0.2g
炭水化物 8.7g
ナトリウム 2.2g
ビタミンE 100mg
ビタミンB12 40μg
ウコン末 3600mg

このサプリの有効成分は「ウコン末」になりますが、栄養成分表示から有効成分がどのくらいの割合(1粒あたり)で配合されているか計算することができます。

ここでは40粒10gで成分が表示されていますので、1粒あたり0.25gの重さにします。ウコン末も1粒あたりで計算しなおせば0.09gになります。

1粒あたりの有効成分の含有割合は36%程度となります。なら、残りの6割強の成分はなんなのか?

ズバリ「添加物」です。

このように、成分表示をしっかり確認するだけでもパッケージの謳い文句に踊らされることは少なくなるはずです。

サプリメント業界のリアル

サプリメント業界の実情は健全とはいえないのが現状のようです。東京都が毎年行っている「健康食品試買調査」という調査があります。

この調査は健康食品をランダムに購入し、食品法や健康増進法などに違反していないかを調べるものなんですが、2016年の調査では計126品目中74品目に法令違反及び法令の疑いがある商品が明らかになりました。

平成 27 年度健康食品試買調査結果
出典:平成27年度健康食品試買調査

しかもこうした違法性のある商品は、今年だけに限らず毎年多くの商品で見つかっています。

表示成分が正しく記載されていなかったり、販売元の住所が記載されていないかったりと問題のある項目はさまざまですが、サプリメントは長い期間摂取していくわけですから、こうしたメーカーから購入したいとは私は思いません。

この調査はネットに公開されていますのでより詳しい内容を知りたい方は参考リンクからどうぞ。

栄養ドリンクの危険性

栄養ドリンクについても考えていきます。コンビニでも扱えるようになってから残業の眠気覚ましに飲んでいる社会人も多いと思いますが、栄養ドリンクも健康にいいもとは言えません。

そもそも栄養ドリンクを飲んでなぜ頭がシャキッとするのか、理由はごくごく簡単。砂糖を大量に配合されているので、摂取することで血糖値が急激に上がり頭が冴えたように錯覚するわけです。

しかもカフェリンも配合されているので眠気も吹っ飛ぶとび中毒性もある。でもこれは一時的な作用で、その後血糖値が急激に下がり倦怠感が体を襲ってきます。

アサヒ飲料から発売されている「モンスターエナジー」の成分を確認してみると

原材料:砂糖類(砂糖、ぶどう糖)、高麗人参根エキス、L-カルニチンL-酒石酸塩、塩化ナトリウム、ガラナ種子エキス、クエン酸、香料、クエン酸Na、甘味料(D-リボース、スクラロース)、L-アルギニン、保存料(安息香酸)、カフェイン、ナイアシン、着色料(アントシアニン)、イノシトール、ビタミンB6、ビタミンB2、ビタミンB12

原材料は配合割合が多い順に書かれるきまりになっていますので、この商品では砂糖が一番多く配合されていることが分かります。カフェインも含まれています。

疲れを感じるたびに栄養ドリンクに頼る生活が身についてしまうと、いつしか糖尿病をはじめとする健康を害することは目に見えていますよね。

サプリメントとの付き合い方

サプリメントの有効成分は凝縮されているためアレルギー反応出やすい可能性や、いくつもの商品をまとめて服用していなら過剰摂取の危険、飲み合わせなどの問題も出てきますので選ぶだけでも実はけっこう大変です。

一番いいのはサプリメントには頼らず「普段の食事から十分な栄養を摂取していく」ことです。

特定の食品にアレルギーがある、病院で処方されているなどの理由は別として、健康・美容のために摂取していくことはむしろ逆効果になることもあります。

サプリメントを「悪」と決めつけるのも偏った考えですが、健康に気遣っていくのであれば、まず目を向けるべきは食生活や生活習慣ではないでしょうか。

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KaoruAnatu
毎夜カタカタ投稿している中の人。本とサブカルを中心に執筆中。独自視点でレビューが書けたらと思っている今日この頃