新しい食品表示で押さえておきたいポイント

食品表示

2015年に施行された食品表示法、より消費者の立場にたった見やすい表示方法に変わりつつあります。「変わりつつある」というのは、新しい表示にするまで5年の猶予が設けられているため、まだ旧来の食品表示を見かけることが多いからです。

ただ、私たち消費者は商品パッケージの裏に書いてある商品表示の変更点についてまだまだ知らないことも多いはず。

そこで、ここでは図表や実際の表示などを例に主な変更点や見るべきポイントを紹介していきます。

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アレルギー表示

今までも原材料名にアレルギーの原因となる食材は表示されていましたが、今回の新しい表示では原材料名に表示されていても、まとめて最後に表記しなければいけなくなりました。

アレルギー表示

▲今までの表示では「小麦」や「卵」などは原材料名にすでに表記されている材料は最後のカッコ内には省略されて書かれていませんでした。

アレルギー表示

▲新しい表記では「小麦粉」「卵」など原材料名に表記されていても、最後のカッコ内は省略されずにすべて書かれています。

新しい表示への移行期間の猶予はまだあるので現在は、旧表記と新表記がゴチャまぜになっている状態でちょっと分かりにくいですが、見分ける方法として新しい食品表示には「原材料の」という文言が消えて「一部に」と変わっています。

食品表示

ちなみにこんな表示もよく見かけると思いますが、これは企業ごと任意で表示しているものなんです。消費者に分かりやすい表示を企業も心がけています。

添加物表示がより分かりやすくなった

食品にどんな添加物が含まれているのか分かりやすくなったのも特徴の1つです。

新しい食品表示

新しい食品表示法では原材料と添加物とを区別して表記されるようになります。スラッシュや改行によって明確に区分する表示になりました。コンビニなどで見かけるようになった表示は①のスラッシュタイプが多いと思います。

栄養成分表示義務化

栄養成分表示とはカロリーや脂質などが表示されたものですが、今までは一部の食品や自主的に企業が表示していたのが現状でした。新しい表示制度では原則すべての加工食品に表示されます。

栄養成分表示(100g)
エネルギー 85kcal
たんぱく質 3.6g
脂質 0.2g
炭水化物 15.1g
食塩相当量 4.1g

▲こんな表示

今までの栄養成分表では「熱量・たんぱく質・脂質・炭水化物・ナトリウム」の基本5項目が馴染み深いですが、新しい表示ではなナトリムに代わり「食塩相当量」に変わりました。

よく誤解しがちなんですがナトリウム量=食塩量ではありません。食塩とはナトリウムと塩素が結合したものです。

高校化学を思い出してみてください。水素と酸素が結合して水になります、これと同じようにナトリウムと塩素が結合して食塩になるわけです。

そのため今までは栄養成分表を見ただけでは食塩量がどのくらい含まれているのかパッと見には分かりませんでした。

ナトリウム表記なので食塩量を自分で計算する必要がありました。具体的には塩素の原子の重さである2.54を掛けることで食塩量を求めます。

※厳密には原子量とは相対的な重さなのですがここでは分かりやすさを優先してザックリと説明しています。詳しくは「原子量」で検索してみてください

それが食塩相当量に変更されたことで、栄養成分表示を見れば「食塩がどのくらい入っているのか」をすぐに確認することができるようになりました。

具体的な表示で確認してみよう

新しい表示義務まで猶予期間があるので大手メーカーでも旧表示のところは今でも見かけます。ですが、コンビニの惣菜やお弁当などは新しい表示になっているところが多いので、ここではコンビニで購入したおにぎりを例に見ていきます。

食品表示

新しい表示ではスラッシュ以下の添加物が何種類入っているのかや、食塩相当量はチェックすべきポイントです。

栄養成分表:1食(97g)当たり
エネルギー 291kcal
たんぱく質 8.6g
脂質 5.2g
炭水化物 52.4g
食塩相当量 6.1g

こちらはカップラーメンの栄養成分表ですが食塩相当量が6gとかなり入っていることが分かります。新しい表示により意識的に塩分を減らす食生活に変えることもできるようになりました。

ちなみに栄養成分表の食品単位はしっかりとチェックしておくことも大切です。▲の場合だとカップラーメンの食品単位は「1食当たり」となっていますが、商品によっては「100g当たり」や「1個当たり」といった表示も見かけます。

食品単位は企業に任せられているため、単位によって当然表示成分の違ってきますのでしっかり確認する必要があります。

お買いもの際にはぜひチェックしてみてくださいね。

KaoruAnatu
毎夜カタカタ投稿している中の人。本とサブカルを中心に執筆中。独自視点でレビューが書けたらと思っている今日この頃