灰と幻想のグリムガルlevel.8巻感想 ハルヒロに頼るパーティではダメなんだッ!

それぞれがそれぞれをサポートする形で戦ってきたハルヒロたちですが、今回はそのチームそのものがバラバラになってしまう。

チーム一丸という言葉がピッタリな彼らですが個々の戦闘力を考えると、そこはまだまだ実力不足。この巻では個々の実力やこれからどう戦っていくかそれぞれの心情と共に描いてます。

それにしてもランタどうなるのかね

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ストーリー・あらすじ

火竜の脅威をふり払い、ついにグリムガルに戻ってきたハルヒロたち。誰一人欠けることなく生還したが、洞窟を抜け出した先に待っていたのは深き森と濃い霧だった。

偵察のためハルヒロとユメの2人だけで森の探索をすることした。そこで幸運にも暁連隊に所属しているクラン・颱風(タイフーン)ロックスたちと出会う。

彼らはここら一帯を縄張りにしているというフォルガンと戦っているのだという。一方、ハルヒロたちを待っていた他のメンバーは2人の帰りが遅いことを心配し、ランタとシホルが探しにいくことになる。

だが、深い霧の中を探索している中、ランタたちはフォルガンのメンバーに捕まってしまう。パーティーがバラバラになり今までにない危機がハルヒロたちを襲う!

それぞれの想い

今まではハルヒロ視点での描写が多かったですが、この巻ではそれぞれの想いが描かれています。一人になって感じた己の無力感。ハルヒロの存在の大きさ、パーティはもちろん個の成長にはかかせないパートかなと。

ダムロー旧市街、デッドヘッド監視砦でのメンバーの戦死は個々の経験不足から一致団結してチームワークを重視して敵と戦ってきたわけですよ。

しかも全員の実力はバラバラで中心となる主軸がどうしても必要になってくる。たとえばマナトだったりモグゾーだったりしたわけで、今の中心はハルヒロ。

でも、ソウマの暁連隊に加入したことで、もうそろそろパーティではなく個人単位で成長が欲しいよねとなってくる。それはスキルや戦力向上だけでなく、決断力や判断力といった心の部分の成長も含まれる。

ハルヒロの負担が大きいことは、他のメンバーも重々承知している。問題はこの状況をどうするだ。それぞれの成長はどこかで必要になってくる、それをこの巻から描きはじめるのかなと。

ソウマの狙い

ソウマの本当の狙いが明らかになりましたね。「元の世界に戻ること」がソウマ、いや暁連隊を結成した理由ということになるんだと思います。

ロックスのモユギもグリムガルとは違う世界の存在はうすうす感じていたとなると、ハルヒロがソウマに暁連隊に誘われたのも、そこらへんが関係してるのかも。

単純に力だけじゃないってこと。だってトッキーズが誘われてなかったからね。トキムネをはじめ元の世界なんでこれっっぽちも疑ってないんじゃないでしょうかww

ハルヒロはグリムガルにはじめから違和感を持っていたし、体質なのか元の世界と思しき記憶も度々見ていた。チョコ回なんてまさにそうですよね。

ソウマはそこらあたりに何か共感するものを感じ取ったのかな?

習得スキルまとめ

はじめて登場したスキルをまとめておきます(見過ごしてるスキルがあったらコメでご指摘お願いします)

ハルヒロ
鬼脅し(フリンチ):目潰し

ユメ
接当(つぎあて):至近距離から射撃するスキル

細槍(ささめやり):弓の矢を射らずに直接敵に刺す非常手段的なスキル

ランタの裏切り

読者からウザキャラとして賛否両論あったランタ。ぼく的にはハルヒロとの掛け合いはちょっとした息抜きとして楽しめました。たしかに流し読みしたページはいくどもあったことは否定しませんがw

ただ、ここまで読み続けている人はぼくと同じくこの作品がクッソ面白いという気持ちは同じなはず。悪文が目につくこともありまずが「読まない」という選択肢はないはず。

さて、みなさんの気持ちを明らかにしたところでランタさん、今後どうなってほしいでしょうか?このまま裏切ってフォルガンのメンバーになるのか、それともあの言動は死なないための苦肉の策か?

少なくともメリイはランタによって助かったと言っていいと思います。ですが今の状況を見ると、フォルガンにはランタしか残っていないわけで、この展開をどう読み解くかですよね。

ぼくとしてはランタは戻ってくる(きてほしい)と思ってるんですけどね。

つづく

灰と幻想のグリムガルlevel.8 十文字青 白井鋭利
出版社: オーバーラップ
発売日: 2016/3/25
言語: 日本語
ASIN: B01DCVVVJC

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KaoruAnatu
毎夜カタカタ投稿している中の人。本とサブカルを中心に執筆中。独自視点でレビューが書けたらと思っている今日この頃