冷暖房を節約したい方必見!省エネエアコンの選び方【最新版】

エアコン 節約

エアコンは電気代が高いからというのは一昔前の話。各メーカーから毎年省エネを意識した製品がぞくぞくと登場してきています。

たとえば経済産業省が発行している省エネ性能カタログによれば、2015年度に発売された省エネ性能のあるエアコンの年間電気料金は2007年に比べて4500円も節約できると発表しているんです!

省エネ性能カタログ2016年度版
出典:省エネ性能カタログ2016年度版

新しく買い替えようと思っている方はもちろん、何年も使い続けている方はエアコンを買い替えるだけで電気代が安くなる!なんてことも十分にありえるんです。

ただ、たくさんあるエアコンからどんな基準でエアコンを選べばいいのか、さらには省エネ性能の高い製品はもちろん、だからといって何十万とする高いエアコンを奨められても予算が・・・となりやすい。

そこで省エネ性能があり、しかも価格もお手頃な商品を紹介していきます。ちょっと難しい横文字も出てきますが、そんな意味があるのかを知っていれば問題ないので最後まで読んでいただければと思います。

それではいきましょう。

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省エネ基準達成率の正体

家電量販店や製品カタログなどで見かけるこの表示、「省エネルギーラべリング」と呼ばれている表示ラベルなんですが、省エネ性能の高い製品を選ぶ際にこのラベルにある「省エネ基準達成率」で製品を比べていませんか?

省エネルギーラべリング制度
出典:省エネ性能カタログ2016年度版
▲緑色が印象的なラベル表示

では「省エネ基準達成率」とは一体なにを表しているのでしょうか。その名前から省エネ性能に関する数字ということは分かりますが、これは省エネ法で決められている目標値をどのくらい達成しているかを示している表示になります。

たとえば達成率が100%と表示されていれば目標値と同じ数値という意味なので、省エネ対策された製品ですよと教えているわけです。

逆に達成率が85%なんて数値だと、目標値に届いていない省エネ対策製品とは言えないということになります。

エアコンの場合、100%をボーダーラインとして省エネ対策製品かどうかを分けています。この省エネ基準達成値が高ければ高いほど星の数も増えていき最高星5つまであります。

ただし、問題はここから!

この省エネ基準達成値はたしかにその製品が省エネ対策しているかどうかの基準にはなりますが、製品同士の比較まではできないんです。つまり達成値100%の製品が達成度120%の製品より必ずしも省エネ効果が高い製品とは一概には言えないということです。

より分かりやすくするために具体的な表示ラベルで確認していきましょう。

省エネルギーラべリング制度
出典:日立の家電品|HITACHI

日立の製品HPに掲載しているラベル表示を見比べると、140%で右の製品のほうが省エネ達成度が高いことが分かります。

しかしこの2つの製品を単純に比較しても意味がないんです。たとえば軽自動車とスポーツカーの燃費を単純比較しても意味がないのと同じように、エアコンもそもそもの性能が違うので省エネ基準達成率だけで比べることはできません。

上のラベル表示を見ても「冷暖房の能力」(車で言えばエンジン)が違いますし、「6畳用」と「12畳用」と使える広さが異なるため性能が違うのは明らか、積んでるエンジンが違うため単純比較ができないわけです。

ならエアコンの省エネ効果を性能に関係なく比較できる数値はないのかといえば、もちろんあります。それがAPFという値。この数値も家電量販店やパンフレットにも掲載されているのでこの数値で比べていくのがおすすめです。

APFをチェックしよう!

APFとは1kwhあたりの冷暖房能力がどのくらいかを表す指数なので、性能に関係なく比較することができます。

またAPFが高いということはそれだけ効率的なエコ運転が可能、つまり消費電力が低いことを意味しているわけで電気料金を抑えることができる指標になります。

APFが高い=省エネ効果抜群!=電気代が安い!!

つまりAPFからエアコンを探していくとコスパのいい製品を見つけやすいということになります。とりあえずAPFがエアコン選びのポイントと覚えてください!

先ほど紹介した日立の表示ラベルをもう一度見ると、

省エネルギーラべリング制度
出典:日立の家電品|HITACHI

省エネ基準達成率は右の製品が高いですが、APFを含めて見ると実はより省エネ性能が高い製品は左のエアコンであることが分かるわけです。

ここでAPFの計算方法について触れておきます。

省エネルギーラべリング制度

年間の冷暖房の能力を年間の消費電力で割った数値がAPF(通年エネルギー消費効率)になります。

「総和」なんて小難しいワードがありますが、エアコンって冷房と暖房の2つの機能がありますよね。だから夏と冬のそれぞれの消費電力は当然違ってきます。

なので夏は夏、冬は冬でそれぞれ計算して算出した数字を足す(総和)ことで年間の消費電力を出しています。期間消費電力量とは年間の消費電力量のことで、これも夏と冬でそれぞれ計算して足して求めます。

このようにAPFを比較基準にすることで省エネの高いエアコンを効率よく探すことができるんです。

コスパのいいエアコンの選び方

省エネ性能の高い、つまり電気代がお得なエアコンを探すにはAPFを見ればいいことが分かりました。しかし世の中そう甘くありません。省エネ性能の高い製品=値段の高い製品になりやすいことにも注意しておきたい。

たとえば去年の冬から現在までの各メーカーの新製品を比較してみると

メーカー 機種名 APF 年間電気代 価格
ダイキン工業 AN22UES 5.8 19.400円 79.220円
パナソニック CS-227CFR 5.8 20.500円 62.530円
日立 RAS-X22G 7.6 15.700円 203.020円

この表は6畳タイプ(2.2kWh)の各メーカー製品の比較になりますが、日立のRAS-X22GのAPFは確かに高く年間の電気代も他の製品に比べて4000円程度安くなっています。

し・か・し

価格が20万超えとるやないか!!いくら省エネ設計だからといっても手が出しにくいですよね。6畳タイプのエアコンならせいぜい10万程度が現実的な予算ではないでしょうか。

そのため一番の落としどころといいますか手が届く範囲でエアコンの買換えを考える場合の基準としてAPFが5.8以上であれば省エネ効果が十分期待できて、しかもお手頃価格の製品も多いので参考にしてみてください。

APF5.8以上が1つの目安!

ちなみに、エアコンの年間電気代の試算で注意したいのが冬の電気代です。夏にフル稼働するけど冬はコタツや石油ファンヒーターでエアコンの出番が少ないという家庭も多いはず。

APFの計算式のところで「総和」について話しましたが、冬の暖房をエアコンに頼っていない家庭では年間電気代の試算よりも当然低くなるはずです。

冬にエアコンを使わないわけですからね。ご自身のライフスタイルによって違ってくるので参考程度にするのがいいでしょう。

2017年おすすめエアコン

ここからはAPFを考慮して各メーカーの今年の新モデルからおすすめの製品を紹介していこうと思います。

パナソニック

パナソニック

17年新モデルのすべてのシリーズにおいてAPF5.8以上を達成。エントリーモデルのエオリアFシリーズなら6畳タイプで6万円を切ってたりします(ヨドバシカメラ8月現在)。

シリーズごとの違いは機能の差です。ナノイー機能やフィルター自動お掃除機能などがあるかどうかで選んでいきます。価格を最重要視するのであればFシリーズかJシリーズがおすすめです。また上位モデルのAPFは他メーカーと比べてもトップクラスの数値。

パナソニックエアコンのラインアップや特長についてご紹介します。パナソニックのエアコンのサイトです。

シャープ

シャープ

17年新モデルのすべてのシリーズにおいてAPF5.8以上を達成、とくに上位モデルの数値は私が調べた限りナンバーワンでした。除菌・消臭効果が期待できるプラズマクラスターはエントリーモデルにも備わっています。上位モデルにはフィルター自動お掃除機能などが搭載されています。

シャープのプラズマクラスターイオン発生機の公式サイトです。シャープ独自の空気清浄メカニズム、高濃度「プラズマクラスター」による空気ケアをご提案します。

エントリーモデルを選ぶならパナソニック、予算に余裕があり上位モデルも含めて購入を検討しているならシャープといった選び方がおすすめです。

また、そのほかのエアコンを検討中、あるいは複数のエアコンでどれがいいか迷っている方は、APFをぜひ見比べてください。

ネット購入する際の注意点

エアコンの購入をネット通販で考えている方はまずアマゾンや楽天市場での購入はおすすめしません。

価格だけ見れば安い製品もありますがエアコンの場合取り外し・設置作業、さらにはリサイクルと買換えに伴う諸経費がけっこうかかるので家電量販店のネット通販に任せた方がいいです。

個人的におすすめなのがジャパネットたかた、たかたでは現在エアコンの取り外し、設置作業が無料で対応している上、今まで使っていたエアコンを「下取り」として買い取ってくれるキャンペーンを実施中。

ジャパネットたかた

取り外し・設置・リサイクル料、ヘタすれば1万円以上の出費になるこれらの費用がすべて無料になるので、家電量販店で購入しようと思っている方も、実機だけ確認して注文はジャパネットたかたという購入方法もアリかなと思います。

そのほかヨドバシカメラでは8月末までエアコン買換えで20000ポイント付与、さらにはエアコン2台以上のまとめ買いで30000ポイント付与されるキャンペーンをしています。

ヨドバシカメラ キャンペーン

取り外し代やリサイクル代が実質無料になるのでヨドバシカメラもおすすめですね。エアコンの買換えの場合、製品以外の費用も発生するので注意が必要です。

KaoruAnatu
毎夜カタカタ投稿している中の人。本とサブカルを中心に執筆中。独自視点でレビューが書けたらと思っている今日この頃