ハンターハンター「キメラアント編」で思わず震えた一コマ

こんなに休載が続いても待ち望んでいる読者(ぼくも含め)がいるんだから、そもそもハンターハンターを愛してやまない人たちは多いと思いますが、ハンターハンターを好きになったきっかけって覚えています?

もともと『幽遊白書』や『レベルE』といった作品からファンになった人も多いと思います。

実際に富樫先生は漫画の天才ですから分かりますが、ぼくの場合、単行本をそろえたり、グッズを買いあさるほどドハマリしたわけではありませんでした。

特に、幽遊白書の序盤は正直いって「面白い!」と思えるようなストーリーではなかったし、回を重ねるにしたがって、次第に面白くなっていきましたからね。

で、ハンターハンターにハマッたきっかけを思い返してみると、ぼくはキメラアント編がそのきっかけになったと思います。随分遅いですが、ジャンプでいつものようにパラパラとコンビニで立ち読みしていたとき、「これって神漫画かも・・・」と思うようになったんです。

たった一つのコマなんですが、このコマに描かれていた設定を読んだときに、体がゾクゾクッと鳥肌が立ってしまったんですよね。

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蟻どもがチートだと言うけどさぁ

まあ、これは仕方がないよね。ぼくもそう思ったから。でも、ブ○ーチみたくグダグダにはならなかったし、むしろ感動的な幕引きでぼくは楽しめました。

コムギのキャラもストーリー上うまくはまっていたし、チートの蟻たちと、ある意味間逆な設定のコムギとの対比は、いいバランスだったように思います。

この設定は富樫先生の思いつき・・・ですよね?

一応キメラアント編をあまり好ましく思わない人に、説明じみた面白ろアピールをしてみましたが、本題はそんなところじゃあない。

ぼくはキメラアント編で「すごいはこの漫画」と感じたコマの紹介ですよね。ところで、HUNTER×HUNTER25巻のストーリーを覚えています?

ハンター協会のネテロ会長と、ゾルディック家のゼノ(キルアのじいちゃん)が宮殿へと突入する回でした。ゼノの繰り出す龍頭戯画(ドラゴンヘッド)によって上空から侵入を試みる二人。

そこへ動物的直感ともゆうべきピトーの六感によって、飛来するネテロへと一直線に向かっていくピトーだが、ネテロの不可避の速攻技・百式観音(ひゃくしきかんのん)をくらい、そのまま彼方へと吹っ飛ばされるはず・・・だったんですが、ピトーのある能力のおかげで戦闘を離脱することを間逃れました。

そのとき、どんな方法でネテロの百式観音を回避したのか覚えています?ぼくにとっては、この回避した一コマの衝撃か今でもあります。まさか、ピトーの念能力の設定段階でこの構想を考えていた・・・わけないですよねと思ったくらいです。

玩具修理者(ドクタープライス)

ピトーが使う念能力の一つにドクタープライスがあります。回復重視の念能力で、かなりの念を消費する技でした。壊すのは簡単だけど、直すのは難しいのがハンターハンターの世界のようです。

ピトーがネテロの技によって吹っ飛ばされたとき、ドクタープライズを発現させたことで回避していました。

ハンターハンター
出典:HUNTER×HUNTER25 富樫儀博 p98

これ読んだとき、「念てこんな使い方もできるんだ」と関心したものです。

ハンターハンター
出典:HUNTER×HUNTER25 富樫儀博 p99

誓約制約

念能力の説明ではよくこの「せいやく」が登場してきますけど、クラピカのような大きな代償を払う「制約」もあれば、ピトーのように物理的な「制約」というのもあって、念の深さを感じました。

しかも、その制約のおかげでピトーの窮地を救ったわけで、「後づけ」感があると言えばそれまでだけど、キメラアント編にきて、制約の新しい解釈を描いている点は、今までのストーリー展開においても矛盾するともないし、むしろ念の奥深さを表現していると思っちゃったんです。

この一コマで、ハンターハンターにすっかりハマってしまい、現在続きを我慢しなければならないという苦行を強いられているわけです。