オネエでもあり、ホラー漫画家でもある山咲トオルが描く「戦慄!!タコ少女」がカオスすぎる!

本名、中沢 惣八郎(なかざわ そうはちろう)。

オネエキャラといいながら、意外と男らしい山咲トオルさん。一時期テレビにひっぱりだこだったので、漫画は読んだことがなくても名前は知っているという人も多いはず。

山咲トオルが描く漫画のジャンルはホラー。楳図かずおの影響を受け、画のタッチはかなり似通った印象があります。

グロテスクな描写やストーリーはホラーという作風を考えると別段違和感はないのですが、今回読んだ『戦慄!!タコ少女』はそもそも漫画として、かなりカオスなストーリーになっていたのはご存知でしょうか。

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タコ少女になったきっかけがある意味斬新!

この作品の主人公は多加子という女子中学生。容姿端麗なんですが、いかんせん性格がドブスで、ぶりっ子のため不良グループから目をつけられてしまう。いわゆる女子が嫌いないタイプ。

戦慄!!タコ少女
出典:戦慄!!タコ少女 山咲トオル [kindle版]

こんなことを平気でいってしまうためいじめられてしまう多加子ですが、不良グループのいじめは日に日にエスカレート。ホラー漫画らしく、いじめの描写がかなりグロいので要注意。

戦慄!!タコ少女
出典:戦慄!!タコ少女 山咲トオル [kindle版]

ゲエェーーーーッと吐いてしまう多加子。

これはエゲつない!一応このシーンをちょっとばかり説明すると、学校のプールで溺れされられ、その後タコを口に中に入れられてしまう。

ここでポイントになるのが、多加子がタコアレルギーであること(笑)アレルギーのせいか、この日を境にして、なぜかタコ少女に変身することになる。

恐怖は感じますが、冷静になってストーリーを俯瞰してみると、「なんでタコになるわけ?」と自然と疑問が湧いてきてしまうのだが、そこは勢いで乗り切るべし!

決してこの作品は途中で立ち止まってはいけない。変な喪失感を覚えてしまうからだ。

なんだこれ的漫画

この作品をよく言えば不条理、シュールといったところですが、本音は「なんだこれ」作品である。言葉というよりも、感想になってしまうのですが、本音で言えばもう感想もなにも、ただの悪口になってしまう。

言っておきますが「つまらない」のではなく「なんだこれ」的な作品なんです。

たとえば多加子がある青年を好きになった話。この青年の彼女が死んでしまったことを知った多加子、これはチャンスとばかりに、意気消沈している愛しの彼に自分の思いを告白を決意!

戦慄!!タコ少女
出典:戦慄!!タコ少女 山咲トオル [kindle版]

なんだか、いい雰囲気に見えますよね。青年も彼女が死んでからはじめて笑顔を取り戻したのですが、その後の彼のリアクションが斬新です。まさに、鬼才山咲トオル。

戦慄!!タコ少女
出典:戦慄!!タコ少女 山咲トオル [kindle版]

意味が全くわからん。人格が急に変わり多加子を罵倒する青年。いやいや、さっきまで一緒になって笑ってたじゃないですか。

というわけで多加子はこの青年を殺してしまう。なんだこれ的漫画なんです。

多加子、アイドルになる!

無理やり差し込んだ感じがなくもないですが、やっぱりトオル先生はアイドル好きなのが、この作品からも分かりました。なぜって、多加子がアイドルオーディションを受ける回があるんですから。

なんのストーリー性もありませんし、その後のつながりをどうするのか非常に見ものでもあります。ただしホラーはもちろん健在。ここでは虫の恐怖が待っています。

戦慄!!タコ少女
出典:戦慄!!タコ少女 山咲トオル [kindle版]

描写はとても迫力があります!アイドルとホラーの融合という新しいジャンルを切り開いた瞬間かもしれません。

何の脈絡のない無秩序な恐怖ほど怖いものはありません。読者にとっては防御のしようがないからです。ただね、山咲トオル先生のこの作品は意図した構成にしてるのかどうか。ぼくにとってはストーリーがカオス的すぎました。

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