ダンまち7巻 淫都の女神・イシュタルと純白ベルくん物語

ダンまち7巻では、ダンジョン探索から少し離れて、ベルたちが住む迷宮都市オラリオの生活や風景、そして闇の部分も描いています。

「あとがき」によると作品にリアルさと、深みを与えるのが狙いのようですが、ほかの巻と比べてかなり浮いた作品になっています。別作品と言ってもいいすぎではないかな、と。

そして注目は、500ページからなるボリューム増に加え、お色気シーン3倍増しの大盤振る舞い!

たしかに、お色気描写はけっこうキワドクありました。なので、普段のダンまちを期待していた人にとっては、ちょっと違和感があるかもしれません。

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ラノベに娼婦は必須

娼館や娼婦達の存在は恐らく異世界ファンタジーには付きものだと、作者は勝手に思っております。
出典:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろか7 大森 藤ノ

ラノベに限らず、ファンタジーものや冒険ものの少年漫画においてもエロ要素は不可欠なことは周知に事実。

たとえばドラゴンボール。ドラゴンボールの初期のストーリーにおいて、ブルマは間違いなくお色気担当でした。シャワーシーン〈裸シーン)もしっかり描かれていましたからね。

最近だと七つの大罪のエリザベスもお色気担当でしたし、食戟のソーマなんて、主人公を含めて全員ある意味お色気要因と言ってもいいはずです。

こうした、ラノベや少年漫画の読者層となる小中(高校もギリギリ含まれるのか?)の男どもの心と身体を、こうグッと鷲づかみにするにはエロは絶対不可欠。

だから、まぁ~普段のダンまちとは色合いが違うかもしれませんが、個人的には全然アリ。そういう意図があると思えば、娼婦たちのお色気シーンを十分堪能できます。

サンジョウノ・春姫

7巻のヒロインは、この表紙(→)にも描かれているサンジョウノ・春姫という身分の高い名家お嬢様。

正確にはお嬢様だった。といったほうが正確で、ある事情(これは本作で!)によって勘当させられてしまう。

その後、鬼の群れに襲われたり、盗賊に捕まりオラリオに売り払われたりと悲惨な体験をし、たまたまイシュタルに助けらファミリアに入ることになるだが、居場所を与える代わりに娼婦を強制させられる。

「貴族」と「娼婦」。相反する二つの言葉・・・これほど興奮のシチュエーションもなかなかよい。身分が高いため、夜のいとなみにおいてもウブすぎる反応をしてしまう春姫。

二人して真っ赤になりながら、布団の上でもつれ合う。
「私(わたくし)が、旦那様に、ご奉仕を・・・・・!」
その金の尾と、全身を震わしながら彼女はぼくの上着に手をかけた。
出典:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか7 大森 藤ノ

このときの殿方はもちろんベル!なぜにベル!?と驚くのも無理もありませんが、7巻ではとにかくベルくんがハーレム状態になります(いつものことか)。

しかも、この春姫。どうやらタケミカヅチ・ファミリアとも知り合いのようで、命(みこと)や千草(ちぐさ)たちの過去エピソードも知ることができます。

アマゾネス

今回のストーリーのあらましをざっと説明してみると、ベルたちが住むオラリオにある夜の歓楽街を仕切っているイシュタル・ファミリアとの戦いを描いていきます。

ご存知のとおり、ベルくんはいまだチェリーということもあり、大人の世界へ足をちょこっと突っ込んだだけで、顔が真っ赤になりキョドってしまう。

いつものお決まりのパターン。ベルくんにちょっかいを出してくるのが、イシュタル・ファミリアに所属しているアマゾネスたち。

このアマゾネス、イメージ的にはあまり魅力的には思わないかもしれない。ぼくもはじめ荒川アンダー・ザ・ブリッジを思い出してしまったので・・・

ただ、ダンまちに登場するアマゾネスたちの生態が、ラノベらしい設定(笑)になっていました。

ヒューマンと最も近しい体型、体の構造を持ちながら『子は女児しか生まれない』という性質を持った、五種存在する亜人(デミ・ヒューマン)の中でも特殊な種族だ。(中略)つまり、子をもうけるためには、多種族の男性の協力が不可欠である。
出典:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか7 大森 藤ノ

まさに男を喰いつくすといった感じです。この設定だけでも7巻がいかにお色気回かが分かるはず。

ベルくん最大の窮地!

舞台となるのが娼婦の館なわけで、ベルくんにとってはかなり不利な状況での戦いになります。いまだ女性を知らないベルにとって、イシュタルはまさに天敵。

しかも、最悪なことにイシュタル自らベルと一戦まぐわうことになってしまう。

敵陣の本拠地で、圧倒的不利な状況においてベルはセッ○スをせがまれる!しかも、お相手はイシュタル女神。春姫の次は、女神さま!という絶体絶命の危機に。

衣類から解放された豊満な胸が揺れ、しなやかな肢体が悩ましくくねり、細い指がくびれた腰から肉付きのいい臀部(でんぶ)を撫(な)でる
出典:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか7 大森 藤ノ

念のために言っておきますが、これはれっきとした「ダンまち」です。決してアダルト指定のエロ本ではない。

ベルくんは果たして純白を守りきれるのか!イシュタル戦はいろんな意味で見ものでした。

オッタル出陣!!

ついに7巻において、迷宮都市オラリオ最強と謳われるオッタルが動くことになります。圧倒的強さ!にして、フレイヤの命令を冷血にこなしていく恐怖感!

これは7巻の見せ場といってもいい!

原作を読んでなくても、アニメにも描かれてましたが、ベルに異常なまでに固執(こしつ)していたのがフレイヤでした。フレイヤはオラリオにおいてロキ・ファミリアと双璧をなす一大勢力のファミリアの神。

あとがき

原作5巻・6巻のレビューを読んでくださった方がえらく多くてうれしい限りですが、7巻を読むと、作者も言及してますが、今までのダンまちとはちょっと違う雰囲気の作品になっていることは注意が必要です。

で、次の8巻についても、まだ本筋には戻らないようで、オラリオの住人にスポットを当てたオムニバス形式のような物語になっているみたいです。

正直読むかどうかは悩み中。それよりも、ダンまちの外伝に興味が湧いているところで、いつものように、この記事の評判がよかったら、今度は外伝を取り上げようと思います。

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ダンまち考察
北欧神話から考えるダンまち

コメント

  1. 山田君 より:

    「サンジョウノ・春姫」の一番下、ヤマト・命の命は『ミカサ』ではなく『ミコト』です!

    あと「オッタル出陣!!」の所、フレイアではなくフレイヤです!

    • KaoruAnatu anabre より:

      山田君さん

      誤字指摘ありがとうございます!修正いたしました。

  2. しょーちゃん より:

    春姫の話。まるまる一寸法師じゃん!と正直おもってしまいました。
    アーサー王の聖杯伝説やアラジンの冒険。様々な神話や童話、物語集を集めた聖書がダンジョンオラトリアなんだなぁと思います。こうなるとファミリアとは宗教色が明確になり、オラリオの派閥というのは宗教戦争じみてきますね。
    気になるのは北欧神話が少ないなぁということ。オーディンはどのような扱いをされるのか楽しみですね(≧∇≦)

    • KaoruAnatu anabre より:

      しょーちゃんさん

      なるほど~そういう読み方もあるんですね。神話や昔話なんかと関連付けて読むと解釈の幅が広がりそう・・・なんですが、そのためにはもう少し神話について理解しないといけないwというジレンマがあります。

      特に北方神話についてはほとんど触れてこなかったので、ん~、しょーちゃんさんの解釈から調べようかと思案中。