六花の勇者 3巻 紋章の謎とドズーの台詞についての考察

さてさて、3巻ともなれば、六花の勇者の世界にどっぷりはまっているはずですから、ここでも2巻のレビュー同様に気になったところを中心に考察していこうと思います。

今回取り上げるのは3つ。凶魔の種類の多様性に、ドズーの真意、そして紋章の正体について。ここで特に知りたかった、偽物の紋章についてこの巻から明らかになってきます。

この謎が解ければ、永の蕾の謎もナッシェタニアの謎も解明されるに違いないので、この巻を何気に期待している自分がいます。そして、そろそろ二人目の裏切り者も、あぶり出されてきそうです。

※六花の勇者はミステリー要素がふんだんにあるので、ネタバレ的な要素を少しでも知ってしまうと、どうしても萎えちゃうので、読み終えてからこの記事に戻ってくることをおすすめします。

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凶魔の能力

名探偵コ○ンとはいかなかった!

真実はいつも一つなんだろうけど、新しい情報がどんどん出てくるので、まだまだ裏切り者を見つける前に、そのほかの伏線の回収を拾っていくことからはじめのが先決ですね。

3巻において、凶魔の多様性についての説明が詳しく書かれていました。2巻でもフレミーから凶魔の説明がありましたが、今回のものは、今後の謎解きしていく上で、かなり参考になりそうな説明に思えるので、ここでまとめておこうと思います。

まず凶魔は自らの意志、あるいは統領の命令によって自在に進化することができる生物らしいということ。

牙を生やすことを望めば牙が生える。大きくなることを望めば大きくなれる。進化には何十年、あるいは何百年の時がかかる。(中略)基本的に凶魔は、意志さえあればどんな能力でも手に入れられる
出典:六花の勇者② 山形 石雄

ただし、どんな能力の身につけられるとはいっても、核そのものを進化させることは不可能。

テグネウ戦でのアドレットの奥の手が通用しなかったのも核が進化したことによるものではありませんでしたよね。

核こそ凶魔の本体よ。核以外の肉体はすべて付属物と言ってもいいわ。凶魔は付属物である肉体を進化されることはできても、核そのものを進化させることはできない。
出典:六花の勇者② 山形 石雄

ここまでが2巻までで明らかになったことですが、3巻ではなにらや凶魔の中には、かなり希少ではありますが、特殊な能力を持つ凶魔がいることが判明。 

テグネウ派に属する凶魔に特質凶具(とくしつきょうぐ)という厄介な能力を持った凶魔がいるみたいなんです。

彼らは戦闘力を高めるのではなく、それぞれが持つ独自の能力を、最大限まで進化させるように命じられた凶魔だという。
出典:六花の勇者③ 山形 石雄

2巻に登場したモーラを苦しめた寄生虫も、もしかしたら特質凶具なのかもしれない。特殊能力が使える凶魔がいることによって、敵の攻撃パターンを推測するのがさらに困難になってきそうです。

この先の展開を想像するに、能力にかまけたトリック(よくありがちな「後付け」手法)になってしまう懸念があるのが少し気になります。

裏切りのナッシェタニア

前巻のエピローグでナッシェタニアに触れていましたが、この巻でようやく彼女の正体を明らかになりはじめる。

ナッシェタニアは刃(やいば)の聖者ですが、聖具は使えないと周囲に思わせていたようですが、これがまるっきりの嘘でした。

ナッシェタニアは公には、聖具の術を使えないことになっていた。しかしれは嘘だ。
出典:出典:六花の勇者③ 山形 石雄

さらに驚いたのが、ナッシェタニアの正体。ドズー派ということは前巻でも匂わせていたのでそれほど驚くことではなかったのですが、凶魔と融合させていた!とはすごい展開です。

ナッシェタニアは何体かの凶魔と融合し、その能力を使えるようになっている。
出典:出典:六花の勇者③ 山形 石雄

・・・となると、ナッシェタニアはフレミーと同じように凶魔の血が流れていることになるわけです。魔哭領の障毒が平気なこともこれで説明がつくのかと思いきや、それだけでは終わらない↓

偽の紋章の正体

やはり、六花の勇者の序盤における最大の謎は「偽の紋章」とは一体なんなのかということに焦点が当たる気がするんですよね。

この謎が解ければ、永の蕾の矛盾の疑問も解決するわけですからね(詳しくは六花の勇者2巻レビューをどうぞ)。

そして、ようやく偽の紋章について明らかになってきます。

一つ目の偽の紋章。それはもともと時の聖者ハユハが、三百年前に私に与えたものなのです。
出典:出典:六花の勇者③ 山形 石雄

今まで、偽の紋章は凶魔によって作られたものとばかり思っていたのですが、三百年前に魔神を倒し封印させた六花の勇者の一人なわけですよ!

人間が裏切った!?

残念ながら3巻はここまでしか言及してません・・・次巻までのおあずけということです(笑)

ただ、ここでもう一人の偽者が誰なのかがはっきりしてくるんです。それはドズーとゴルドフとの中の会話でのこと。

「テグネウは私に要求してきました。フレミー・スピッドロウを殺さないで欲しいと」おかしいとゴルドフは思った。
出典:出典:六花の勇者③ 山形 石雄

このときは、ドズーがゴルドフに嘘の情報を与える可能性も十分にあったのですが、この先のことを考えると(3巻読んだ人なら共感してくれるはず)、どうも事実の可能性が高い。

テグネウの戦略において、フレミーが関与している可能性は高いとすれば、フレミーが裏切り者と考えることができますよね?

結果は次巻、4巻で分かるはずです(多分ね)!

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テグネウの脅威にさらされたまま、魔哭領を奥へと進む六花の勇者たち。その道中、ゴルドフが突如「姫を助けに行く」とだけ告げ、アドレットの制止を振り切って姿を消す。不可解なゴルドフの行動に、六花は再び混乱に陥る。ゴルドフが「七人目」なのか?
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