ゴールデンゴールド3巻感想 新たなる登場人物・坂巻刑事

衝撃的なラストを迎えた前回でしたが、3巻ではフクノカミによる信仰が町全体へと蔓延しはじめていき、琉花自信にも影響が出はじめる。

さらには新キャラも登場し、寧島の歴史が次第に明らかになっていく!!やはりフクノカミのヒントは寧島の歴史に隠されているようです。

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前回までのあらすじ・ストーリー

寧島(ねいじま)で暮らす主人公・早坂琉花(るか)の身に起こる奇妙な出来事、フクノカミという謎のイキモノが民宿にやって来たことで、ばーちゃんも町の人達も変になっていく。

寧島を活気ある島にするため寧島を強くする会、通称「寧強会(ねいきょうかい)」を立ち上げ島民を巻き込んでいくばーちゃん。

ゴールデンゴールド2 ネタバレ感想・考察
出典:ゴールデンゴールド2 堀尾省太

しかし、そんな状況をよく思っていない岩奈(いわな)は同級生の梶刈(かじかり)を使い嫌がらせをしていたが、ある日、梶刈が部下によって殴り殺されてしまう。その現場にいたのはフクノカミが送り込んだ巨大昆虫の姿があった。

3巻では梶刈事件の捜査のために島外の刑事・酒巻(さかまき)が新キャラとして登場、殺人事件が起こったことで琉花はフクノカミを家から追い出す計画を実行に移していく。

巨大生物の正体

梶刈撲殺事件の真相が明らかになる。やはりあの巨大昆虫が梶部下をけしかけていたようです。巨大昆虫は「人間の本音を引き出す」ことができる能力を持っていた。

ゴールデンゴールド3 ネタバレ感想・考察
出典:ゴールデンゴールド3 堀尾省太

巨大昆虫に刺された人間は、普段抑圧されている本音(本能)が全面に出て、自分でも歯止めがなくなるまで膨れ上がってしまう。

人間には本能と理性があり、本来ならば理性によって本能を押さえこんでいるけど、この理性という名のタガが外れたことで殺人まで犯してしまうとは・・・

しかもフクノカミに言わせると、殺人はただの手違いだったという。本来は梶刈(かじかり)の本音を解放させて、ばーちゃん側についてもらう思惑だったと話す。

それにしても、殺人事件を「間違い」で済ませてしまうとは、フクノカミの「人間の命」に対する希薄さが浮き彫りになった。

坂巻刑事

梶刈事件をきかっけに新たにストーリーに加わったのが島外の刑事・坂巻。マザコン気質で真面目、表情を一切変えない不気味な印象を持つ男である。

そんな坂巻が聞き込みのため琉花宅に訪れた時、偶然にもフクノカミを見てしまう。

ゴールデンゴールド3 ネタバレ感想・考察
ゴールデンゴールド3 ネタバレ感想・考察

島外出身の坂巻にとってフクノカミは「小さなおっさん」ではなく「人形」として映っている、ここまだはいい。しかし、なぜかこの人形ばかりが気になって頭から離れなくなる。

坂巻の立ち位置としては単行本1巻冒頭に描かれていた武士同様、フクノカミを始末する役割として登場させているのだろうか。

たとえば彼の職歴。

ゴールデンゴールド3 ネタバレ感想・考察
ゴールデンゴールド3 ネタバレ感想・考察

ママとの電話での会話よりかなりのボンボン、そして会話の中で「三軒茶屋の三倉屋のパン」とあり、実家が東京、つまりキャリアの可能性が高い。

現にあの若さ(見た目での判断だが)で部下から「課長」と呼ばれていたことからも、出向しているキャリア組ではないか。

ゴールデンゴールドは江戸時代に起きた寧島での出来事とリンクさせる形でストーリーが進んできている。詳しい経緯は不明だが、1巻冒頭の武士が幕府から送り込まれたとすれば、坂巻の設定と重ねて映るのだが。

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早坂琉花

フクノカミを家から追い出したい琉花でだが、逆にフクノカミに操られているような描写が度々登場する。

ゴールデンゴールド3 ネタバレ感想・考察
ゴールデンゴールド3 ネタバレ感想・考察

神経性のストレスで倒れてしまった琉花が病院のベットで見た夢。

夢の中でおばーちゃんから「あんたも縮んで!縮んで!」と言われ、琉花も島民と同じく縮んで家路に帰っていく。このとき自分の足元に500円玉があるのに気づきますが、これは1巻でフクノカミが動き出したときのコマ。

ということは、琉花が見ているのは「完全な夢」とは言い切れないように思う。500円を描いた作者が暗示するものは、琉花もあばーちゃん同様、フクノカミに「馴染み」はじめている可能性。

その一番の要因は同級生であり、好意を寄せている及川(おいかわ)が島内に残りたいと思いはじめたことだと思う。

夢は自分の無意識、潜在意識を表しているなんて言われてるから、「夢」という形で自分でも気づかない琉花の潜在意識が表層化したのかもね。

ジワジワだけどフクノカミの影響がではじめている(悪い意味で)ってことなのか?

3巻感想

今巻も面白かったゴールデンゴールド。

茶虎の寧島の昔話が思ったほど情報が少なかったのが残念でしたが、それにもましてフクノカミのグロさがエグかった。多分これ、トラウマ級の気持ち悪さになると思う。

トイレにビッシリとこびり付いていた無数のイボイボ・・・アアァ、考えただけで鳥肌ものです。これ以上は気分が悪くなるから言えやしない。

思い出しただけで吐き気が・・・する。

ゴールデンゴールド(3)
堀尾省太

出版社: 講談社
出版日: 2017/10/23
言語: 日本語
ASIN: B076D1ZYZB

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