マキマの隙をついてバランバランに切り刻んだデンジは、倒す秘策としてマキマのすべてを食べるというイカれた方法を選んだ。

そして97話目にして最終回!デンジはマキマに勝てたのか、それとも復活してしまったのか、どんなラストを迎えたのか見ていきます!

悪魔のフルコース完食!
岸辺が用意したアパートの一室で、ひたすらマキマを食べ続けていったデンジ。そして、ついにマキマを完食する。
その後のデンジの様子はいたって平気。全くもってなんともない状態。マキマが復活することもおきなかった!
詳しいことは不明、だが、デンジ曰く「愛」の力によるものだという。マキマさんと一つになりたいという想いが復活を阻止したのだろうか。
支配の悪魔
様子を見にきた岸辺は、デンジから近況報告を聞いていた。マキマを完食したこと、その後何も起こっていないことを知る。
岸辺もまた、なぜマキマを倒せたのかは分からないでいた。が、そんな彼は、デンジに厄介ごとを押し付けるためにあるものを連れてきていた。

出典:チェンソーマン97話 藤本タツキ 集英社
マキマさん!!!?
いや、そいつは中国で発見された支配の悪魔だ。マキマの意識はなく、支配の悪魔として現世に早くも転生したようなのだ。
そして、岸辺は手に負えない支配の悪魔をデンジに任せるために連れてきたという。デンジと支配の悪魔との共同生活がはじまる!
私の名前はナユタ
現世に現れた支配の悪魔はナユタと名のった。一方的に託されたデンジは、しかたなくナユタを自宅へと連れ帰る。
現在のデンジの生活はと言えば、マキマが死んだあとに残された大量の犬との同居生活、そこに新しくナユタこと支配の悪魔が加わった。
そんなある晩のこと、眠っているデンジの目の前にポチタが現れる。そして、デンジに自分の夢について話しはじめる。
私の夢は誰かに抱きしめてもらう事だったんだ
デンジと出会い夢を叶えてもらったポチタは、支配の悪魔の夢も叶えてほしい、とデンジにお願いするのであった。
マキマが願ったもの
支配の悪魔は恐怖の力でしか他者との関係を築けない、マキマが心から望んでいたのは恐怖ではなく愛のある家族のような関係性でした。
チェンソーマンを執拗に追い回していたのも、この悪魔なら家族になれると思ったからか、ただ、その方法を間違えヲタへと闇落ちしただけw
ポチタは支配の悪魔の願いを叶えるに「たくさん抱きしめてあげて」と助言する。自分がデンジによって救われたように・・・。
場面は代わり、街中に突如現れた悪魔!市民が逃げまどうなか、一人の高校生が悪魔に立ち向かう!その名はデンジ、チェンソーマンだッ!
第一部公安編完
チェンソーマン97話の深掘り考察
ここからは、最終回となるチェンソーマン97話で気になるコマを掘り下げていきます。
世界を救ったのは「愛」でした
これまでチェンソーマンがなんでマキマを捕食しなかったのか疑問だったけど、最終回でなんとなく分かったような気がします。
チェンソーマンもマキマも互いに悪魔として最強レベル、チェンソーマンは人間+悪魔からの恐怖、マキマは人間の根源的恐怖から生まれた悪魔。

強い悪魔同士、チェンソーマンはマキマの気持ちを理解していたから、その名前を消し去るようなことはしなかったのでしょうか。

出典:チェンソーマン97話 藤本タツキ 集英社
じゃなきゃこんなセリフ言わんでしょ
とくに、チェンソーマンがこれまで捕食した悪魔とは異なり、マキマはファンとして殺すのが目的ではありませんでした。

出典:チェンソーマン96話 藤本タツキ 集英社

そして、チェンソーマンもマキマも叶えたかったものがいずれも「愛」の渇望ってところも似てたように思います。
抱きしめる行為は愛がないとできないし、共同生活も同様です。愛のカタチはさまざまだけど、根本的には二人が望んでたものは同じだったはずです。
チェンソーマンとマキマの涙
チェンソーマンとマキマが望んでいたものが同じだったのは、39話での映画デートが最終回への伏線になっていたようにも思えます。

出典:チェンソーマン5巻 藤本タツキ 集英社
二人が同じタイミングで涙した場面は二人の男女が抱き合っているシーンでしたが、最終話でポチタが話していた場面と一致しています。
心の琴線に触れたことでマキマは泣いた、その理由が最終話に繋がる。そして、チェンソーマンも同様にかつて望んていた願いを思い出し泣いていた。

出典:チェンソーマン5巻 藤本タツキ 集英社
デンジはこのとき「どうでもいいシーンなのに」となぜ泣くのか理解できてない自分がいたけど、チェンソーマンの感情に呼応したのかなとも思った。
愛という概念を「抱き合う」という視覚的に表現することが作者の描き方だとすれば、二人が同じ映画のシーンで泣いていた場面は意味深い。
思えば、第1話でマキマさんがデンジ君を抱きしめたところから二人の関係は始まっていて、何かこう、言葉にならない感慨があり、と、思えば最終ページの良さで第二部への期待がグオンと上がり、愛とワクワクの詰まったチェンソーマン第一部最終回、とても良かったです。
— ふくまる (@hiiragiiwashi) December 13, 2020
ちなみにツイッターでみつけたふくまるさんという方の意見。第一話と最終回が抱きしめる行為で終わっているってところは、たしかにと思った。
チェンソーマン97話みんなの感想・考察
SNSの97話に関する意見・考察を紹介。自分にはない着眼点や思わず納得・共感したツイート、主に自分が「いいね」を押した呟きを紹介。
チェンソーマンで描かれる「家族愛」がこの作品で1番好きなところだったんだけど最終話でマキマさんが家族を求めてたことがわかってチェの中で家族がキーポイントだったことがわかって余白の多い漫画だったけど限りなく正解に近い方向を向いて一緒に歩んでこれたんだなと思って嬉しくなった
— 沿 (@wj__01) December 14, 2020

てかマキマさんはデンジのこと全然覚えてなかったのにデンジは噛む力までちゃんと覚えてたの、嘘偽りない愛を感じるな
— そるとぱす (@A1ways_midnight) December 14, 2020

デンジくんとマキマさんが築いたもの、たとえ一方通行な愛だったとしても、最期にそれらがつながったことは、とてもうれしい
— 黒音 (@331_dekishitai) December 14, 2020

思えば、第1話でマキマさんがデンジ君を抱きしめたところから二人の関係は始まっていて、何かこう、言葉にならない感慨があり、と、思えば最終ページの良さで第二部への期待がグオンと上がり、愛とワクワクの詰まったチェンソーマン第一部最終回、とても良かったです。
— ふくまる (@hiiragiiwashi) December 13, 2020

チェンソーマン最終話まとめ
- マキマを完食したデンジ
- デンジはマキマを倒すことに成功
- だが支配の悪魔はすぐに現世に復活
- 支配の悪魔の名はナユタ
- ナユタに愛を教えていくデンジ
愛によって世界を救った、、、綺麗な終わり方すぎて、ステキやん。ただ、すべての謎が明らかになったわけじゃないよね。
細かい部分で分からないところは正直ある(ポチタの傷やマキマの能力やコベニ関連など)わけだけど、スゲー作品でした。
一応第一部完となってるので、厳密にはチェンソーマンが完全に連載終了したわけじゃないし、連載予定の告知もしっかり明記してます。

第二部ではどんなストーリーになっていくのか、ナユタちゃんとのその後の話を描くのか分からないけど、97話にてチェンソーマン完結です!
サヨナラ
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