魂の本質を理解した真人は、術式「遍殺即霊体(へんせつそくれいたい)」により真の姿へと生まれ変わった。

お互いに呪力はギリギリの状態です。どちらが黒閃を決めることができるのか、最後の戦いがはじまろうとしていますッ!

虎杖が狙うもの
虎杖の狙いは確実に黒閃を決めること。そのためには、単純に黒閃を撃ちこむだけではダメだ、真人に読まれてしまい回避される可能性がある。
真人の思考を読み、その上で裏をかくこと。真人のどんな変則的攻撃にも対処するには・・・虎杖が選んだのは逕庭拳(けいていけん)。
逕庭拳(けいていけん)
必ず黒閃がくるという真人の読みに意表をつく変則攻撃、冷静な虎杖の判断は、真人を動揺させるには十分すぎるフェイントだった。
真人が狙うのも
一方、真人が狙うのはカウンターだ。黒閃を狙って出せる術師は存在しない、だが、今の虎杖の気迫にはそう思わせる凄みがあった。
ハッタリ。
真人は虎杖の「凄み」という極限でのハッタリに判断を見誤った。虎杖の次の攻撃は黒閃しかありえないと決めつけてしまう。
これが真人の敗因となった。黒閃だと確信していた虎杖の攻撃が、、、逕庭拳、虎杖のフェイントに対応できない真人がいた。
確実に仕留めるために
虎杖の思わぬ攻撃(フェイント)に真人は一瞬思考が停止する。そして、この絶妙のタイミングで登場したのが東堂だ。
東堂の左手首はもうない、、、だが、虎杖が黒閃を確実に決めるための誘導として、真人の注意を引きつけに成功する。
虎杖のフェイント、そして東堂のいらぎゅらーな登場、真人に生まれた明らかな隙、虎杖の黒閃が決まるシナリオが完成した。
そして、、、
呪力最大級の黒閃が真人を打ち抜くッ!!だが、虎杖の勝利が確実となったとき、突如として偽夏油が姿を現した。
つづく
呪術廻戦132話の深堀り考察
ここからは、呪術廻戦132話で気になったコマを掘り下げていきます。
東堂の悲しいフェイント(涙
真人の注意を引くために登場した東堂は、左手がなくても術式が使えるように思わせる残酷な注意の引き方をした。
東堂の術式「不義遊戯(ブギウギ)」は手を叩くことで発動する技。相手と任意の人物の場所と瞬間的に入れ替えることができるというものです。
真人との戦いにおいて、東堂はフェイントを多用しかく乱していました。手は叩くもあえて術式は発動させない。
真人はそんな東堂の厄介な術式がいやで殺しにかかったわけだけど、結局最後の最後まで東堂にいいようにハメられた。

ただ、今回のフェイントは術式を使わないように見せたのではなく、術式が使えないのを使えるように見せていたこと、ここの違いが凄く大きい。

出典:呪術廻戦132話 芥見下々 集英社
なんたって、手を失ったことでもう術式が使えない=術師として第一線で戦えないことが確定した場面でもあるからね。

真人敗走と雪山の演出
ジャンプ末項の目次ページ、ここには毎週作者一言が寄せられているけど、芥見先生の一言では、雪原コマに時間をかけたとありましたよね。
出版社に提出するギリギリまで、かなりの時間をかけてあの場面(演出)を考えていたことが分かります(次週本編お休みですw)。
たしかに、あのシーンはとても印象的でした。捕食者を虎杖に、そして、被捕食者を真人として、狼がウサギを追いかけるという演出。

出典:呪術廻戦132話 芥見下々 集英社
さらに、これまでの激しいバトルから一遍して無音を思わせる雪景色、あれは、動と静を描きわけるための演出だと理解してる。

吹っ切れた虎杖、意味も理由も考えずにただ呪いを殺し続けるというセリフは虎杖の心境を表現(痛々しかったけども)。
狼となった虎杖はウサギを狩る(殺す)、そこには自然の摂理であるかのように意味はなく、真人は被捕食者になったことを認識した。
偽夏油の登場
真人の決着もようやくつく決着です!ってタイミングで、登場した偽夏油。かなり久しぶりな登場ですが。そもそも地上にいるってことはですよ、
- 冥々との決着がついた
- 五条の封印にケリがついた
この二つが解決したことを意味してます。まず冥々との決着ですが、偽夏油がいると言うことは、冥々が負けたってことなのか?

冥々の安否は今のところ不明。そして、五条の封印が理由で地下から動くことができなかったけど、偽夏油は地上に出てきた。
五条の封印は成功して持ち運べるまでになったということなのか。ただ、そもそも渋谷事変の目的は五条の封印です。
このタイミングで戦いに参戦する理由とは?高専のボロボロな現状を見てトドメを刺しにきたのか、それとも・・・
呪術廻戦132話みんなの感想・考察
SNSの132話に関する考察紹介。自分にはない着眼点や思わず納得・共感したツイート、主に自分が「いいね」を押した呟きを紹介。
冥々さんどうなったんよ…
— のめ@原稿中 (@b_den6) December 7, 2020

五条封印完了しちゃった!?!?
— culara@Blender初心者 (@Blender67369339) December 7, 2020

俺の「不義遊戯」はもう死んでいるっていうセリフ
反転術式で手を治せばまた使えるようになる感じには見えなくて辛い
というか偽夏油が死にかけの東堂を見逃す理由がなくて不義遊戯の安否より東堂が次回死なないかを心配すべきところまで来ているのか— 新PFM (@PFM35138448) December 7, 2020

呪術廻戦132話まとめ&133話展開予想
- 虎杖は逕庭拳でフェイント画策
- 真人はカウンターでフェイント画策
- 東堂は不義遊戯でフェイント画策
- 勝者は虎杖、真人敗走する!
- 偽夏油まさかの登場!!
終始フェイント合戦だった今戦。虎杖は逕庭拳でフェイント、真人はそもそも黒閃での攻撃がフェイントで狙っていたのはカウンターでした。
さらには東堂の不義遊戯というフェイント、この駆け引きに勝利したのは冷、静な判断でい続けた虎杖でした。
問題はラストです。偽夏油の登場は何を意味するのか。わざわざ真人を助けるために現れたのか、次回が気になります。
つづく
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