歯周病にむし歯予防に、歯みがきだけでは予防は難しく、一説には歯みがきだけでは60%程度しか歯垢は除去できないんだそうです。
ただ、歯みがきにプラスしてデンタルフロスを使用することで歯垢のほとんどが除去できると知り、さっそく私も取り入れてみることにしました。
ただ、どの商品を使えばいいのか分からない。そこで、アマゾンで人気上位のデンタルフロスを比較してみることにしました。
デンタルフロスの種類
商品を比較するまえに、まずデンタルフロスの種類について知っておく必要があります。デンタルフロスはおおきく分けて二種類あります。
- ホールタイプ(指巻き)
- U・V字ホルダータイプ(柄付き)
ホールタイプは、ひも状のフロスを指に巻いて使用するので、ホルダータイプと異なり、ちょっとしたコツが必要になります。
歯科衛生士の豊山とえ子さんの著書「歯は磨かないでください」では、ホールタイプのデンタルフロスについてこう説明しています。
通常の指に巻いて使うホールタイプは、使い方が難しいので、歯科の指導を受けていただくことをおすすめします。
出典:歯は磨かないでください 豊山とえ子
実際使ってみると、これがかなり難しい。さらには自己流の使い方は、歯垢が残りやすくなる可能性もあるので注意が必要です。
そのためU字やV字のホルダータイプのデンタルフロスの方がコツいらずで使いやすいのでおすすめです。そこで、ここではホルダータイプを比較していきます。
デンタルフロスを比較

ホルダータイプのデンタルフロスもさまざまなメーカーから発売されていますが、評価や口コミから人気の三商品を比較していきます。
クリニカ デンタルフロス(ライオン)

個人的におすすめしたいのがライオンから発売しているクリニカのデンタルフロス。この商品が一番使いやすくた耐久性があります。

デンタルフロスはフロスの耐久度によって使用期間が違ってきますが、この商品は使いなれてくると一週間はフロスが切れません。
細さもちょうどよくて、歯間にもスーッと入っていくのが心地よくて病みつきになります(笑)。余計な力みがないから血も出にくい。
ガム デンタルフロス(サンスター)

ガムのデンタルフロスもなかなかの耐久性があり価格も安い部類に入ります。ただ、フロスや柄の持ち手などでクリニカと比べて使いづらかったです。


左がガムのデンタルフロスです。フロスの束が1つにまとまっているので、歯と歯の間に入れずらいんです。とくに最初は無理やり入れてました。
右のサンスターではフロスの束はまとまっておらずバラバラです。そのため歯間にスッと入りやすく、個人的にはこっちのほうが使いやすかった。


先端にいくほど細くなっています。これは柄の先端がピックになっているので、ここから歯垢をかき出せるよう工夫されているからです。
アイディアはいいんですが、柄が細いので力が入りにくい。さらに、持ちにくいのでムダな力みが入りやすいから、血も出やすい。
ウルトラフロスS(ライオン)

この商品も人気のですが、価格がちょっとお高めです。あと、フロスの構造もガムと同じようにまとまっているので歯間に入りにくいです。
DENT.EXシリーズの中でも一番細いフロスを選んだんですが、それでもちょっと引っかかりが気になりました。


ここまで三商品を比べてきましたが、私が今後もリピートしていくならクリニカのデンタルフロスを選びますね。
歯間ジェルを使うとさらに効果的

デンタルフロスを使うなら一緒に歯間ジェルもおすすめ。デンタルフロスは繰り返し使うので、歯垢をとった後のフロスは水で洗うなりティッシュで拭き取るなりして使いますよね。
ただ、拭き取っただけでは雑菌が気になるので、歯間ジェルを使って拭き取るようにしてます。除菌+歯周病予防で一石二鳥。
あと、ジェルがあればいちいち洗面台に行かなくても、たとえばリビングでテレビを見ながらでもできます(家族の目が気にならなければw)。
歯磨きの順番
一般的にブラッシングした後で、デンタルフロスを使う順序だと思いますが、先にデンタルフロスをしてからブラッシングをしたほうが清潔で効率がいいです。
歯磨きだけでは歯垢を完全に除去できないことを考えると、デンタルフロスで取り除いてから歯磨きするのがいいように思います。
デンタルフロスを比較してみて
デンタルフロスについて比較や使い方を紹介してきましたが、耐久性や使い心地、さらにはコスパなど総合的に考えておすすめはクリニカのデンタルフロスです。
私がいまでもリピートしているのもこの商品です。デンタルフロスデビューしたい方、ほかの商品も試してみたい方の参考になればと思います。
歯は磨かないでください 豊山とえ子
歯周病が3日でよくなる除菌歯みがき健康法 梅田龍弘