デジ絵

【クリスタ版】板タブのペン入れ練習法 実践編

前回は練習用の素材を作り最後のちょこっと練習方法のポイントを箇条書きしましたが、より具体的な方法を「実践編」と題して紹介していきます。

※円なぞり練習法で上達するのは間違いないですが、ここで紹介するのはあくまでぼくの練習方法になりますのあらかじめご注意を

ちなみに準備編を読んでない方はまずはコチラを読んでください▼

参考記事
クリップスタジオ 円なぞり練習法
【クリスタ版】きれいな線を描きたい!板タブのペン入れ練習法 準備編

ペンタブは画力うんぬんよりも、まずはなれが必要です。とくに「板タブ」と呼ばれるペンタブレットは、パソコン画面とタブレットが別 ...

設定はデフォルト

練習に仕様するペンはGペンを使用して、とくにカスタマイズは必要ありません。デフォルト(初期設定)のままで練習していきます。

アンチエイリアスとか手ブレ補正とかどうでもいいですwぼくはレイヤーについてはラスターレイヤーで練習しましたがベクターレイヤーでもいいと思います。

スポンサーリンク

自分の描きやすい方向を知る

ペン入れがうまく描けない理由の一つとして「画面を回す」ことに慣れてないことがあります。まるでゲームの縛りプレイのように、描きづらい位置で線を引いてたりしますw

アナログでイラストを描くときを思い出すと、自然と紙を動かして描きやすい角度で描いてると思うんですが、これをペンタブでやるとなかなかうまくできない。

アナログと使い勝手が違うので馴れが必要になってきます。円をなぞるとき、とくに大きな円のときは意識して画面を回して描いていくと、自分の描きやすいポジションを見つけることができたりします。

クリップスタジオ 円なぞり練習法

右周り(あるいは左周り)から引くとなんかスムーズとか、紙をこの位置にしたら引きやすいとか絶対あるはずなので、いろいろ試行錯誤してみてください。あと拡大縮小も意識的に使うとより練習になります。

手(手首)だけで描かない

ぼくがペン入れで苦手とする箇所に髪の毛があります。とくに風になびくようなエアリーな髪の毛が描けない。線がなんかカクカクしちゃうんですが、その原因が手だけで描いてたからかもと思ってます。

野球でもそうじゃないですか。腰を使ってバットを振ると遠くに飛ばせるみたいなアレです(多分)。体の一部だけを使うとどうしてもそこに力が入っちゃうので筋肉がカチコチになる上にストロークも短い。

手首だけじゃなく腕全体を使うイメージで描くとスムーズに描けたりします。ただ、これはもう感覚なので円なぞり練習で意識してみてください。

つまり練習あるのみ!

描いた線をよく観察する

クリップスタジオ 円なぞり練習法

この練習法をしていて気づいたんですが、ぼくの場合、抜きのときによく円の内側に曲がることがけっこうありました。

中の人
抜きがうまくない(無駄な力が入ってる)

ってことが分かります。

ペンを抜く場合は力を入れないように(言葉で言うのは簡単なんですがね・・・)意識したりといろいろ試しました。

線と線のつなぎ目も観察する

抜きを見たら当然入り確認します。

クリップスタジオ 円なぞり練習法

線と線のつなぎ目が汚たないことが分かります。髪の毛のペン入れするときとかモロに出ますので、ペンの入りと抜きを意識して練習していくことも大切です。

ただあとで消しゴム使っていくらでも修正できるので、それほど気にしなくてもいいかも。ここらへんはもう試行錯誤でその人のスタイルにもよるかな。

慣れてきたらペンをサーッとする

ペンをゆっくり動かすよりも、早く動かした方がキレイな線が描けます。なので円なぞり練習でもスピードも意識して引いていきます。

またペンのストロークの長さですがはじめはサーッサーッと短い線を引いてつなげることからはじめて、慣れてきたらストロークを長くしてみるのも練習になります。

クリップスタジオ 円なぞり練習法

試しにぼくが練習で引いた円の継ぎ目を数えてみました。はじめはこんな感じでやっていけばいいと思います。線の数は毎回微妙に違ってくるのであくまで目安ですが参考にどうぞ。

線は何度も引きなおす

実際のイラスト制作でもそうですがペン入れのとき一発でバシッと納得する線を描けることはなかなかないですよね。

円なぞり練習法でも同じように適当に線を引いてくんじゃなくて、キレイな線が引けるまで何度も引き直していきます。だんだんとイメージした場所に線が引けるようになってくる感覚が掴めるはずです。

そして引きなおすときは必ずショートカットキーを使うこと。これも慣れれば効率がグンと上がるので今のうちに使いこなしておきます。

ちなみに、イラストの技術書読んでも描かないと100%上手くなりません。これは間違いないです。

10日くらい真剣にやり続けるとコツみたいなものが分かってくるはず(キレイな線が引けるとは言ってない)。

-デジ絵