マンガ感想論

漫画「大正処女御伽話」 夕月(ゆづき)が読者を狙い撃ちしてる件

大正処女御伽話

ひっさしぶりにラブコメで本気(マジ)で可愛いと思った、いや、思わされた「大正処女御伽話」に登場するヒロイン、夕月(ゆづき)。

夕月、、、

夕月、ゆうずき、あるいは、ゆふずき、夕方の月を意味するこの単語は、彼女にピッタリの名前。

12月生まれの夕月、主人公の志磨珠彦(しまたまひこ)をひっそりと明かりを照らす初冬の月は、おぼろげながらも人の心を癒してくれます。

中の人
温かく見守りながら珠彦のお世話をする心やさしいロリうさぎw

あらすじ・ストーリー

大正のはじめ、不慮(ふりょ)の事故で母と右手の自由を奪われ、体の不自由から父の期待をも失った主人公・志磨珠彦は生きる気力を失くしていた。

そこへ嫁兼世話係として志磨家に嫁いできたのが夕月、14歳のピチピチ少女。掃除洗濯、食事の用意とそつなくこなしていく夕月。

はじめこそ心を開かなかった珠彦も、夕月の純粋さとその可愛さで次第に虜になっていく、そんな切ないながらも心温まるストーリー。

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身長差に悶絶

夕月の可愛さはどこにあるのか。

まだあどけなさが残る年齢のため可愛さは当然として、彼女の最大のモエポイントはその身長にある。14歳ならが少女の身長は145cmとかなり小さい。

これはヤバイ

珠彦と一緒に歩いているコマを見ているだけなのに、可愛いという現象に遭遇してしまう、、、

大正処女御伽話
出典:大正処女御伽話(1) 桐丘さな

しかも、珠彦が高身長のため2人の身長差がさらにハッキリ・クッキリしてしまう。もうこれは作者の勝利でしょう。2人の距離がえっらい近いなと思ったら、身長差による効果なのだと分かる。

大正処女御伽話
出典:大正処女御伽話(1) 桐丘さな

あまりの近さにこっちがドキドキしてしまう。普通に会話しているだけなのにこの感じっていったら、悪くないんだな、これが。

巨乳という隠しウエポン

し、しらなかった、、、まさか、ロリで身長が低い上に、巨乳設定だったなんて、どれだけ翻弄するんだよ!読者を!!

こんなにもあざとい設定(もちろんいい意味で)とは。線の細さやペンネームから女性の漫画家さんなんだろうけど、分かっていらっしゃること。

大正処女御伽話
出典:大正処女御伽話(1) 桐丘さな

こんなみっともない乳で!!

名言が生まれた瞬間である

自分の胸の大きさにコンプレックスをもち、普段はさらしを巻いて隠していたことが発覚。もうこれは事件です。

今までペタ子さんだと思っていたのに、こうもあっさりと裏切られるとは、だれがロリ=ペタ子だと決めつけていたのか

常識は常に疑え

亡き祖父の口癖を思い出しました。

小さきことはエロきことかな

時間と共に2人の距離は急接近していきます。珠彦ははじめは「嫁なんかいらねぇ」ってな態度も、夕月の魅力と献身さに心がグラリと揺らいでいく。

そもそも珠彦は元来のスケベお坊ちゃん。十代から今でいうエロ小説を夜な夜なこっそり読み耽る青年が、夕月を意識するのも自然な流れ。

そして夕月がこれまた積極的な少女なのだ。

この時代、人前でイチャコラするのは破廉恥極まりないこと。手をつなぐのも公序良俗に反する勢いな時代。

それでも珠彦へのスキスキ感情を抑えられない夕月はいろんなところで愛の確認をしたがるもんだから、こちらも参ってしまう。矢口真里だわ~。

大正処女御伽話
出典:大正処女御伽話(2) 桐丘さな
▲駅のホームでキスをおねだりする夕月

珠彦のことを思い出して照れる、手をつないで照れる、顔が近すぎて照れる、キスをして照れまくる、もうデレデレ感がスゴイ、舞台が現代ならお腹いっぱいだけど、大正時代ときてるもんだから、このウブすぎるリアクションが時代にマッチしているため純粋に可愛いのだ。

まさに大正処女(タイシャウヲトメ)

大正処女御伽話 桐丘さな
出版社:集英社
発売日:2016/2/4
ASIN:B01AJGIG28

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