いつものスキンケアのスタイルを変えることってなかなか難しいと思います。ただ、今使っているクレンジングだけを変えれば肌トラブルが改善するかもしれないとしたらどうでしょうか?
この本の著者であるよしき皮膚科クリニック銀座院長の吉木伸子先生は、スキンケアの中でクレンジングが一番肌にダメージを与えているといいます。
本書をきっかけに、まずはクレンジングだけでも見直してみてもいいかもしれません。しかも「見直す」といってもそれほど難しいことではないんです(うれしいw)
スキンケアで見直すべきはクレンジング
スキンケアの基本は洗顔にありますが、どんな洗顔料を使っていても、多くの人が「しっかりと泡立てないとけない!」と思っていませんか?
スキンケアの常識ともいえるこの方法が、吉木先生から言わせるとそれほど熱心にする必要はないんだと言うのです。
世間でいうほど泡の立ち具合に固執する必要はなく、ソフトクリームみたいにしなくともよい。ほとほどに立っていればよいのである。手のひらの上で泡立ててから、手と手を重ね合わせてみて、間にクッションができれいればよい。
出典:大人のスキンケア再入門 吉木伸子 p45
上の文章からもわかるように、文章が言い切っていてちょっとキツイ印象を感じてしまうのですが、動じることなく読みすすめていこうと思います!
スキンケアというと丁寧に時間をかけたほうがスキンケアを「している」感じが出て、効果があると思い勝ちですが、吉木先生のアドバイスを聞くと、
これってただの気持ちの問題だけで、肌にとっては無駄な苦労をしていたのかもしれない!?
と思ってしまいますよね。
クレンジングは適当に
肌ケアはこれからも続けていくわけですから、少しでも簡単にできればそれにこしたことはないはずです。
特にくたくたになって深夜遅く帰ってきた状態で、「今から泡をしっかり立てて、それから・・・」なんてしてたら、考えただけで気が失せてしまいます。だったら、手を抜けるところは、どんどん抜けばいいんです!
手抜きは泡立てに限らずクレンジングについても同じ。
「メイクを残さず、しっかり流すことこそ美肌の基本」などと世間ではよくいわれており、どれも、いかにももっともらしく聞こえるが、肌をそう単純にとらえてはいけない。(中略)「しっかりと」よりも、ゆるゆるといい加減にクレンジングした方が肌は痛まない。まずはその発想の転換が重要である。
出典:大人のスキンケア再入門 吉木伸子 p30
そこで吉木先生は「40秒クイック・クレンジング」をすすめています。
顔全体のクレンジングで、トータル約40秒がよいところだろう。(すすぎの時間は40秒に含めない)。肌の強い額からクレンジングを伸ばし始め、頬のほうへ広げていき、目元口元をさっとなじませたらぬるま湯ですすぐ。「顔全体になじませるための所要時間、40秒以内」。
出典:大人のスキンケア再入門 吉木伸子 p31
これはメイクを肌に残してもいいということではありませんよ!
どうせW洗顔をするんだから、クレンジングは適度にして、残った汚れは、その後の洗顔で落としていこうというスタンスのようです。そのため、クレンジングの目安は40秒以内としています。
それよりも、クレンジングの強い洗浄力には気をつけたいところ。クレンジングによって肌が傷ついてしまうからです。
メイクアップという油性の汚れを、水道水で乳化して落としやすくするのがクレンジングの役割になる。つまり、油分と乳化剤(界面活性剤)を合わせたものがクレンジングである。界面活性剤は肌に悪いイメージがあるが、クレンジングの性質上、どうしてもある程度の界面活性剤を含むことになる(たから肌に負担になるのである。)
出典:大人のスキンケア再入門 吉木伸子 p18
そもそもクレンジングには界面活性剤が入っているのだから、どうしたって肌に負担がかかってしまいます。
パッケージに騙されないで
よく、オイルクレンジングで「天然オイル配合」のような商品がありますが、清涼飲料水に果汁○○%配合であっても、成分のほとんどが食品添加物の塊です。
同じように、どんなに天然成分が配合されたクレンジングであっても、メイクを落とすのは「界面活性剤」には変わりありません。
そのため、天然成分がいくら入っていても肌への負担が劇的に軽減されるわけではないんです。食品と同じで、パッケージだけの印象は危険ということです。
ちなみに、オイルクレンジングはほかのクレンジング剤に比べて界面活性剤が多く配合されているため、肌への負担もそれだけ深刻なのは覚えておきましょう。
オイルクレンジングがダメなら、じゃあ、どんなクレンジング剤を選べばいいのでしょうか?吉木先生がおっしゃるにはクリームタイプをすすめています。
総合的に考えて、バランスのよいのはクリームタイプということになる。ジェルでも、油分を含む乳化ジェル(透明でなく乳白色のジェル)ならばよいだろう。いずれも洗い流すタイプであることが鉄則で、拭き取りは肌を傷めるので厳禁である。
出典:大人のスキンケア再入門 吉木伸子 p19
クレンジングは、どうやっても多少は肌に悪いもの。安物は余計に肌に悪い。安酒が肝臓に悪いのと同じで、もともと悪いものならばせめて質の良いものを選ぶ配慮が必要になる(だいたい、2500円以上が目安である)。
出典:大人のスキンケア再入門 吉木伸子 p19
値段の目安もしっかりとアドバイスしているのはとても分かりやすいですよね。いつも使っている化粧品の中でも、クレンジングは比較的違うものにしても、大丈夫な商品のように思うので見直しやすいと思います。
ご自身の肌にあうクレンジング剤がなかなか見つからない方は吉木先生のアドバイスを参考にしてみてください。
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