リゼロ23巻 記憶喪失のスバル！疑心暗鬼とエミリアちゃんへの愛

エミリアたちの前に立ちはだかる第二の試練の攻略も絶望的な状況で、追い打ちをかけるようにスバルの突然の記憶喪失。

中の人

なにがなんだか

２３巻では、試練の話は横に置いといて、記憶を失ったスバルの立ち回り、つまりは、死に戻りループ回です。

仲間を忘れ、能力を忘れ、異世界でのすべての記憶をなくしたスバルが疑心暗鬼になったことで、かなりの鬱回、心して読むべし！

リゼロ 前回までのあらすじ

プレアデス監視塔にようやく辿りついたスバルたちだが、搭にいたのは星番を名乗るシャウラという女の子だった。

監視塔は五層（地下を含めると六層）からなり、三層より上は各層に設けられた「試練」をクリアしなければ入れない。

三層での試練はスバルのひらめきで突破するも、次なる二層の試練で登場したのは初代剣聖レイド、クリア条件も不明のままボコボコに。

突破口を見いだせない状況の中で、スバルが原因不明の記憶喪失状態になってしまう。２３巻はこの続きから。

リゼロ23巻あらすじ・ストーリー

ここからは、リゼロ２３巻のあらすじストーリーを整理！記憶を失ったスバルがどう行動していったのかを振りかえる！

異世界のすべての記憶をなくした男

スバルが目覚めたのは、精霊によって体を癒す効果のある「緑部屋」。三層の書庫で倒れていたスバルをエミリアたちが運んできたという。

だが、目を覚ましたスバルにとって、ここがどこなのか、目の前にいる美少女とロリ少女が誰なのかも記憶にない。

スバルが覚えている最後の記憶は、コンビニから帰ろうとしていたところ、異世界での記憶のすべてを失っていた。

中の人

ということは「死に戻り」能力も覚えていない！！？

繰り返される死に戻りループ

記憶をなくたスバルの最初の死亡は転落死。

はじめは、自分になにが起こったか理解が追い付かなかった。だが、幾度かのループを経験したスバルは、死に戻り能力を知っていく。

そしてあることに気づく。一回目の死亡、そして二回目の死亡、ともに誰かによって突き落とされたことを。

背中、背中だ。背中に、触れられた。あの瞬間、転落の直前、誰かが背中に触った。触ったのだ。

出典：Re:ゼロから始める異世界生活23 長月達平

問題はだれが突き落としたか。記憶のないスバルにとって、ここにいる全員が自分を殺そうとしていると、次第に疑心暗鬼になっていく。

殺す、殺す、殺してやる

二回の死に戻りを経験したスバルは、突き落とした仲間を殺す決意をする。死の痛み、恐怖を味わうくらいなら・・・

ヒェッ！！！

四層から落ちた浮遊感、地面に叩きつけられたときの脳天をつんざく痛みと衝撃、骨が歪み折れる感覚を思い出し、思わず怖気づくスバル。

だが、またもや理解の及ばぬ世界が広がる。スバルが目にしたのは仲間の死体。ラムが、メィリィが、ユリウスが、血まみれで倒れていた。

地獄だ。

ゼロから始める異世界生活

仲間の死体にスバルは思考停止に陥る。誰が殺したのか？だが、次の瞬間、無数の黒い手がスバルを襲い三回目の死を経験する。

リスタートは緑部屋。しかし、今回のスバルは前とは違う。衝動的に動くのではく、思考をフルに活用して生き残るためのルートを探す。

またしても死を避けることはできなかったが、記憶がないがらも今回のループで、スバルは一番大切なことを理解する。

それはエミリアへの想い。

そうか、「ナツキ・スバル」、お前、あんな美少女に惚れてたのか

出典：Re:ゼロから始める異世界生活23 長月達平

記憶があった頃のナツキ・スバルが、なぜ困難に立ち向かい続けることができたのか、その理由を知った記憶のないスバル。

次こそは生き抜いて見せる！ほかでもなく、エミリアを守るために！

つづく

リゼロ23巻のあらすじストーリーまとめ

リゼロ２３巻のストーリーに進展はなし。記憶を失ったスバルが死に戻りを繰り返し、もがき苦しむ回となっています。

中の人

ただし最後に救いはあった

鬱展開必至。ただ、スバルのエミリアへの想い（いや、両想いか）が再確認できる回にもなっており、そこんところが一番の見どころ！

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リゼロ23巻の深掘り考察

ストーリーを整理したところで、ここからはネタバレありあり考察回。今回考えるのは以下四つ、一つずつ見ていきます！

スバルの記憶と書庫の謎

今回の一番の謎は、そもそもなんでこのタイミングでスバルが記憶喪失になっちゃったのかってところですよね。

ただ、残念ながら２３巻ではその理由は明らかにされなかった。そこで独自に考えてみると、一番怪しいのが三層の書庫。

エミリアの話では、書庫で倒れていたことから、前巻でスバルが深夜に向かった先が書庫であったことになります。

となると、書庫で誰かの死者の書を読んだことで、記憶喪失が起こったのか？もし、そうならいったい誰の、そしてなぜ記憶を失ったのか。

読んでいたのは「憤怒の魔女」？

そこで思い出すのが、２２巻のラストで描かれていた「憤怒の魔女」の死者の書。この書を読めるのはエキドナの墓所で会ったスバルだけ。

つまり、スバルは死者の本を読んだことで記憶をなくしたのか？四週目のリスタートでは、メィリィが死んだことで書庫に死者の書が現れた。

散らばっているいくつかの本、目的の「死者の書」を見つけたのか

出典：Re:ゼロから始める異世界生活23 長月達平

メィリィの死者の書には、スバルが書庫で誰かの書を探している姿がたしかにあった。やはり、スバルは誰かの死者の書を読んで記憶を失ったのか？

中の人

憤怒の魔女の本で！？

しかも、このときメィリィと会話したときのスバルの様子が明らかにおかしかった。あの部屋で一体なにが起こったのか、気になるところ。

メィリィの「母親」の正体

メィリィの死者の書に関連して、この書の中で、いままで謎とされてきた母親の正体のヒントが明らかになりました。

なにもかも、なくした忘れた失ったなんて言いやがるんなら、アタクシがアタクシが躾けてやろーじゃねーですか

出典：Re:ゼロから始める異世界生活23 長月達平

一人称が「アタクシ」。さらには、「じゃねーですか」という独特な語尾、こんなセリフを吐く人物といえば、

色欲の大罪司教カペラ

しかいない。

確定ではないものの、体をカエルに変えてしまう能力ってのも、カペラの持つ権能に当てはまることから、母親の可能性は高い。

ナツキ・スバル参上！

またしても「ナツキ・スバル参上！」ですか。この落書きは白鯨戦のとき、フリューゲルの大木に刻まれていたものと同じ落書きが。

中の人

しかもです！

落書きは、壁だけでなくスバルの体にも刻まれていたという不可解な状況。しかも、本人は誰が刻んだのか記憶がない。

フリューゲルとスバルをつなげる伏線として、いまだ明かされていない謎。落書きの謎が明らかになることで、二つのつながりも分かるのかも。

アナスタシアと祠の魔女

四周目のリスタートでアナスタシアから出た「祠の魔女」というワード。そういえば、シャウラもこの搭のことを「祠」と言っていた。

お師様が命令したんじゃないッスかぁ。祠（ほこら）に近づく奴らの邪魔をしろって

出典：Re:ゼロから始める異世界生活21 長月達平

この搭は監視塔だったり大図書館だったりといくつかの名称があるけど、いまだ明らかになっていない役割があるのは確か。

それが恐らく魔女に関係するもの。そして、それはこの搭の三つの試練をすべてクリアすることで明らかになるのかもしれない。

中の人

エキドナの墓所のような感じか

前巻でシャウラが口を滑らせたゼロ層が関係しているのか？このゼロ層に、アナスタシアが言う魔女の祠に関係する何かがあるのか？

謎は深まるばかり

リゼロ２３巻感想・考察まとめ

謎モリモリな展開に、今後が気になるところ。スバルの記憶は書庫と関係してるとは思ってるんだけど、果たしてどうなるのか。

さらには、メィリィとスバルの関係性。スバルのリスタートは緑部屋から、てことは、前夜の二人のやり取りはやり直しがきかないってことだよね。

メィリィ死亡は回避できそうではあるけど、そうなると、黒い手の対処が必要になってくる。スバルは今回の絶望をどう切り抜けるのかな。

つづく

フリューゲル正体考察	アルデバラン正体考察	名前と星座の関係考察	エキドナの転生考察	リューズとスピンクス	アーラム村のペトラ
第六章	第五章	第五章	第四章	第四章	第三章

第七章「神聖ヴォラキア帝国編」
スバルたちが監視塔から転移させられた地は神聖ヴォラキア帝国だった！！？
リゼロ26巻	リゼロ27巻	リゼロ28巻
リゼロ29巻	リゼロ30巻	リゼロ31巻

第六章「プレアデス監視塔編」
大罪司教の被害を救うべくスバルたちはプレアデス監視塔に住む賢者に会いに旅立つ
リゼロ21巻	リゼロ22巻	リゼロ23巻
リゼロ24巻	リゼロ25巻

第五章「水門都市プリステラ編」
水門都市プリステラを訪れたスバルたちに大罪司教の面々が襲う！
リゼロ16巻	リゼロ17巻	リゼロ18巻
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リゼロ19巻	リゼロ20巻	－

第四章「エキドナ・聖域編」
アーラム村の村人・ロズワールら安否のため聖域を目指すスバルたち。そこで出会ったのは魔女エキドナだった
リゼロ10巻	リゼロ11巻	リゼロ12巻
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