リゼロ

【リゼロ考察】アルデバランの正体とは?不可解な行動を探る!

リゼロ20巻 ネタバレ感想

第五章となる水門都市プリステラ編が終幕しましたが、久々に登場したアルデバランこと、アルに関する謎がさらに深まった印象が強かった。

中の人
これはまとめなくては!

そんなわけで、アルの言動から伏線・謎などを考えていきます。とはいえ、アルの正体は未だ明かされていないことの方が多いので、考察メインです。

アルはスバルと同じく異世界出身

アルの初登場は第三章でのこと。プリシア陣営の騎士として登場したのがアル。正確にはアルデバランなのだが、アルと呼ばれることを好んでいた。

スバルは召喚された異世界でも「スバル」と本名を使っているが、アルの場合も同じかは不明。仮にスバルと同じなら本名はアルデバランとなる。

アルの異世界召喚

リゼロ 4巻ネタバレ感想

アルがどうやって異世界に召喚されたのか、スバルの場合はコンビニから出たときに突然異世界へと召喚されおり、誰が、何の目的で召喚したのかさえ不明のままだ。

アルの場合も同じようです。

三章にてアルの異世界召喚について自ら話す場面が描かれている。そのセリフをまずは見ていきたい。

そうだよ。オレが召喚されたのは、もう十八年も前だ。腕をなくしたのも同じ時期、今の兄弟と、そう変わらねぇ年頃のときのこった

出典 リゼロ4 長月達平

中の人
兄弟とはアルがスバルに対して読んでいる愛称である

アルが異世界に召喚されたのは18年ほど前、スバルと同じ頃に召喚されたと言っていることから、年齢は30代後半となる。

アルが召喚された場所は、恐らくヴォラキア帝国。剣奴だったことが自身の口から語られている。そして、この剣奴時代に右肩を失ったようだ。

そりゃ腕なくした原因か?それとも召喚か?腕の方なら、まだ右も左もわからねぇ頃だからな。普通にヘマした。召喚の方なら、それは、今もわからねぇ

出典 リゼロ4 長月達平

18年異世界に住み続けてきたアルでさえも、なぜ召喚されたのか、その理由については全くもって分からないという。

その後は剣奴だった頃に、プリシアと出会い騎士として仕えるようになった。プリシアとの出会いについても三章(4巻)にて明らかになっている。

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アルデバランの正体・謎に迫る!

突然召喚され、剣奴として生き抜き、プリシアと出会い騎士になった、大雑把な経緯は把握できたものの、何者なのかは今だ謎の多いキャラ。

ところが、五章にて久しぶりに登場、アルに関する情報が増えた!とくに19、20巻はアルの不振な動きが目立っていた。

アルの戦闘から考察

色欲の大罪カペラとタイマン勝負をする場面が単行本20巻にて描かれていましたが、ここでアルの戦闘描写が描かれていました。

青龍刀と魔法攻撃

アルはカペラ戦にて土属性のエル・ドーナを発動させていますが、ここを読んだとき「あれ?」と疑問がわいてきます。

この世界で使用される魔法は、技名から威力がある程度予測が可能。アル>ウル>エル(>名前なし)と威力が増しますが、アルが使用した魔法に注目。

エル・ドーナ

ドーナは土属性魔法の名前、エルは威力をあらわしていますが、エルは一番威力の小さい魔法です。しかも大罪司教相手に!

再生能力の高い敵に、最小限の魔法で攻撃していくアルの作戦だったのか、それとも、魔法が苦手で強力な魔法が使えなかったのかは不明。

とはいえ、魔法を駆使した戦闘スタイルがアルの戦い方であることが、このとき明らかになった!

アルの能力

リゼロ アルデバラン考察

スバルが異世界召喚されて得た能力のように、アルもなんらかの能力を有しているのではないか、という考察はごくごく自然な流れです。

中の人
本編においてアルの能力はほとんど描かれていない!

ただ、「リゼロ辞典」の中でアルの能力に触れています。それによると、スバルと同じく死に戻りのような能力を持っていることが判明しています!

彼の新の恐ろしさはスバルの「死に戻り」に近い能力を持つ点にある。その力は「死に戻り」のように自動的なものではなく、アルの意志でスイッチがはいるらしいが、まだ謎が多い

出典 リゼロ Re:zeropedia 長月達平

アルには「死に戻り」に近い能力があることは確定です。そして、彼の能力に関する伏線も、実はいく度も登場していました。

次からは、リゼロの過去ストーリーをさかのぼりながら、アルの能力に関する伏線を振り返ります。

第三章でのアルの勘違い

たとえば、第三章でレムをラムと勘違いする場面がありましたが、これも「死に戻り」に近い能力が関係していた発言と言えそうです。

さらに、レムが生きていることを知ったアルは、今までとは一変機嫌が悪くなった。これも能力と関係していそうな場面でした。

そして、機嫌が悪いといえば、水門都市プリステラでのアルの機嫌が悪かったけど、その理由については本編では触れられていない。

ただ、大罪司教との戦いにおいてアルが裏で動いていたのは明らかです。機嫌が悪かったのは、このことと関係していたのだろうか。

第五章でのアルの不振な動き

たとえば、プリステラの水門を開けたのが誰だったのか、その正体は言及されなかったものの、アルの仕業であることは確か。

また、大罪司教の能力についても戦う前から知っていたのも、能力を発動していた可能性を表していします。カペラ戦でのアルのセリフを見ても、

てめぇの知らない間の話だよ。首も心臓もダメ、体爆発させても無効。次は飛ばした頭を叩き潰すしかねぇか。スプラッター耐性はねぇって言ってんのに

出典 リゼロ20 長月達平

明らかにアルが能力を使っていたセリフです。スプラッター耐性がないアルにとって、カペラとの戦いで精神が消耗し、不機嫌だったとも考察できる。

リゼロ短編集でのアルの能力

コメントで、アルの能力が短編集にて描かれていることを教えてもらいました(感謝)。そこでこの内容についても触れます。

まず、アルデバランはスバルと同じ世界、しかも日本から異世界へと転生してきたは高いのだが、確定ではない。

カララギで使用されている関西弁チックな話し方にアルは「珍妙な喋り方」と言っており、関西弁を知らない可能性もあるからです。

今のオレが悪かった。言われてみりゃ、主人に紹介の手間ぶん投げる従者がいるかって話だわな。悪い悪い、許してちょんまげ
出典:リゼロ短編集1 長月達平

許してちょんまげwww

とはいえ、アルの「ちょんまげ」発言は明らかに日本人的発想。許してちょんまげとか、平成以前の昭和のギャグかよ。

中の人
そういえばアルは30代後半のおっさん。古すぎるギャグも納得か

そして重要なのがここから。短編集には、アルがスバルの死に戻りと似たような能力を使用している描写が描かれています。

それによれば、

  • 自分の意思で能力発動可能
  • ただし発動には条件を満たす必要あり
  • アルの能力は記憶のループ
  • どの場面がループするかは任意
  • 記憶のループ対象者はランダム
  • 能力の解除は自分の意志ではできない

アルが能力を発動するとき「条件は整ってる」というセリフから発動条件があるようです。また、ある場面の記憶を何度もリフレインする能力っぽい。

能力を受ける対象者はランダムなようで、短編集ではプリシアの旦那のライプが、第五章のカペラ戦ではアル自身が能力を受けた。

中の人
アルはカペラ戦のある一部の記憶をリフレインしたことで機嫌が悪かったということか?

アルの正体考察

ここまでアルについて考察してきましたが、一番気になるのがアルの素顔。どんなときも兜を取らず、頑なに素顔を見せない。

カペル戦でも、ずぶ濡れになってもかたくなに兜を脱ごうとしなかった。しかも、その理由もなんだか意味深でした。

自意識過剰でな。あとでオレの顔がみんなの話題になったらと思うと気が気じゃねぇ

出典 リゼロ20 長月達平

アルのこのセリフの意図としては、傷だらけの顔を他人に見せるのがイヤだという意図が含まれているんですが、思えば、王選開始時、みなの前で兜を脱ぐ場面が描かれています。

このときは口元までを見せていましたが、それでもアルの悲惨な傷跡は、アナスタシアをはじめ王選候補者の誰もが目にしています。

あの場で兜を脱ぐ理由としては、少し弱い気がします。アルが兜を脱ぎたがらない本当の理由が別にあるのかもしれません。

たとえば、王選候補者に自分の顔を見せたくない、みられたくない、、、とか。アルのセリフでは「みんなの話題になったら」とあります。

アルは自意識過剰と言いますが、これは明らかにウソの理由です。となれば、誰かの顔と似ているから見せたくないとか?

スバルとアル

たとえばスバル。

第五章で、アルの意味深なセリフがありました。それはベアトリスの呼び方です。アルはベアトリスのことを「ベア子」と呼んでいます。

ただ、ベア子と呼ぶのはスバルだけです。

「辛辣な言い方だな、オイ、そんなイラつくなよ、ベア子・・・と」

「ベティーがその呼び方を許すのはスバルだけかしら」

出典 リゼロ20 長月達平

アルは今回能力を複数回経験したことで、スバルの口からベア子と何度も聞いたのか。そのため、自然とベア子と呼んだのかもしれません。

中の人
ただ、それにしてはあまりにも自然すぎる!

まるで普段から言っているような口ぶりでした。しかも、言ったあとに「・・・」と思わずいってしまったような感じがした。

かなり気になった部分。スバルとアルの関係がますます怪しくなっていきます。その答えは、アルの素顔に隠されているのかもしれません。

アルデバランと星の名前

リゼロに登場するキャラ名には星の名前が関係しています。単行本19巻において、スバルは大罪司教の権能を星の名前から推測していたのがその根拠。

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そこで、アルデバランという名前も星から考察していくと、スバルとの面白い関係性が明らかになるんです!

調べてみると、アルデバランとはおうし座α星の別名、そして和名は統星(スバル)の後星とも呼ばれています。

アルデバランという名前からも、スバルとの関係性があるように思えてならない。アルとスバル、二人の繋がりは今後どう描かれるのでしょうか。

ちなみに、アルが知る世界とは違う世界になっていることから、スバルにも同じような能力があることは気づいているはずです。

それでもスバルに能力について話さないのは、アルにも誰かに話すとペナルティを受けるからなのか。アルの能力も魔女サテラが関係しているのか、いろいろ気になります。

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