リゼロ

リゼロ31巻ネタバレ感想 剣奴孤島ギヌンハイブとスバルの戦い

リゼロ31巻ネタバレ感想

魔都カオスフレームでの戦いは終結を迎えた。その功労者はタンザ、ヨルナを守るため、自分を犠牲に影へと特攻していった前回。

中の人
そして影を出現させた張本人は

スバルが目を覚ました場所は、魔都ではなく剣奴孤島ギヌンハイブ、理由は不明だがどうやら転移してしまったようなのだ!

リゼロ31巻のあらすじ整理

リゼロ31巻では、剣奴孤島ギヌンハイブに転移したスバルが、孤島から脱出するために、動いていく様子を描きます。

ただ、この島で暮らす者は「呪則(じゅそく)」と呼ばれる呪いが刻まれる。島外に逃げれば、呪則により死がまち受けている!

命を握られている状況で、どうやってスバルは脱出するかといったストーリー。次からもう少し詳しく見ていくことにします。

スポンサーリンク

リゼロ31巻のストーリー編

剣奴孤島ギヌンハイブ

スバルが転移したのは剣奴孤島ギヌンハイブ。この島の者は「剣奴(けんど)」と呼ばれ、シャバで罪を犯した者が送られる場所のようだ。

刑務所ほどの閉そく感はなく、比較的行動は自由に過ごせるのだが、定期的に闘技場で魔獣と命がけの戦いが義務づけられる。

生き残るためには魔獣との戦いに勝ち続けることしかない。だが、一度剣奴になった者は、基本は外には出られないようだ。

過去にはギヌンハイブから出られた剣奴も

島外に出られた剣奴の詳細な数は不明ながら、アルデバランは過去に剣奴としてこの島で暮らし、そして外に出られた一人。

中の人
闘技場で見物していたプリシラに拾われ騎士として現在に至る

難攻不落の孤島?

スバルはすぐにでもレムの元に戻りたいが、逃げる上で二つの関門をクリアしなければ、脱出は不可能なのが現状。

脱出する上での難関
  • 跳ね橋の攻略
  • 呪則(じゅそく)の攻略

この島と本土を結ぶ唯一の道が跳ね橋。通常は上がっており、島の出入りには、必ずこの跳ね橋を渡る必要がある。

もう一つの関門は、呪則と呼ばれる死の呪いが刻まれていることだ。島外に逃げるものなら、呪則による死が待ち受けている。

ギヌンハイブの支配者グスタフ

グスタフは剣奴孤島ギヌンハイブの支配者、最高責任者だ。ヴォラキア帝国第七十七代皇帝直々の命により、管理を任されている。

七十七代皇帝といえば、クーデターにより王座を奪われたアベルのことか
中の人

グスタフの容姿は四本腕の大男、帝国兵士の鏡というべき男で、上の命令には、自分の命さえも平気で投げ出す男。

スバルがこの島から無事に出るには、グスタフを何とかしなければならない。跳ね橋も呪則もすべてこの男が管理しているからだ。

ギヌンハイブの異変

異変は突如として起こる。その日、跳ね橋が下ろされ本土から二人の使者がやってきた。一人は九神将の弐アラキア、もう一人はトッドだ。

城塞都市で捕虜となったアラキアを、捨て身覚悟で助け出したトッド。それがキッカケで、部下として同行するようになったようだ。

中の人
アラキアは偽皇帝側につく九神将軍の一人。その上トッドまでいるとは・・・

トッドたちが島に入ってしばらくして、剣奴たちが次々に倒れていく。アラキアがグスタスを殺害⇒呪則を発動、剣奴を全滅させた事実に辿りつく。

幼児化の弊害と死に戻り

死に戻りに違和感を覚えていたスバル。リスタート地点が後ろ倒しに短くなり、救えるはずの命がこぼれ落ちていく。

違和感の原因はスバルの幼児化にあった。幼児化により、魔女サテラがスバルを見失っていたのだ。このことに気づいたスバルは、

俺に、ナツキ・スバルの権能だけじゃ、足りないんだ。だから、

「・・・俺を、見つけてくれ、サテラ」

出典:リゼロ31巻 長月達平 KADOKAWA

サテラに自分の居場所を伝えたのだ。サテラ!俺はここにいる!次の瞬間「愛してる」と声が聞こえ、サテラはスバルを探し出した。

剣奴孤島ギヌンハイブの攻略

リスタート地点が以前のように、数日前へと戻された。今度のリスタート地点はギヌンハイブに転移された直前、これなら十分戦える!

スバルはグスタフを説得、さらに剣奴たちを味方につけた。臭覚の鋭いトッドは、ギヌンハイブの違和感を瞬時に察し引き返すのであった。

剣奴孤島ギヌンハイブの剣奴一同、旗下に加わらせていただく。シュバルツ殿下

出典:リゼロ31巻 長月達平 KADOKAWA

グスタフはスバルの説得に応じたのは、スバルの嘘にあった。皇帝の隠し子だとうそぶき、グスタフはそれを信じ傘下に入った。

さらには、曲者セシルスまでも味方につけ、スバルは仲間を引き連れて、帝都に向けて出発するのであった!

スポンサーリンク

リゼロ31巻深掘り考察編

ここからはリゼロ31巻での気になるところを考えていきます。考察ポイントが多いですがサクサク説明していくので大丈夫!

リゼロ31巻気になるポイント
  1. タンザちゃんの生存確認
  2. 新キャラが続々登場
  3. グスタフが協力した理由
  4. スバルの父親の名前を連呼した理由
  5. セシルスの幼児化の謎
  6. セシルスの味方でアベル陣圧勝確実?

タンザの生存確認

前回(30巻)、スバルと一緒に転移された人物がいましたが、その正体はやっぱりタンザちゃんでした!しかも、どこも怪我なく健康体。

魔都カオスフレームで、影に向かって特攻してたけど、どうにか生きていたようです。ヨルナがこの事実を知ったら絶対感激するはずだ!

スバルの新しい仲間

剣奴全員がスバルの仲間になったけど、その中でもとくに、今後も登場してきそうな人物三人をおさらいしておきます。

剣奴たち
出典:リゼロ31巻 長月達平 KADOKAWA

剣奴特徴
ビアイン全身灰色の鱗(うろこ)が特徴的なトカゲ男
イドラ錆(さび)色のロン毛が特徴的なバンダナ男
ヴァイツ顔・上半身にドクロの刺青を入れた禿げ頭男

剣奴はなんらかの罪を犯した者のことだけど、ヴァイツたちは、あらぬ罪をかけられ投獄されているんですよね。

こうした背景からも、今度も登場する機会は多いのではと思ってる。それにしても、登場人物がどんどん増えてきてるなw

グスタフがスバルに協力した理由

スバルがグスタフを説得した描写はそれほど描かれてなかったこともあり、ここらへんの事情はのちのち明らかになるのかな。

ただ、スバルは「皇帝の隠し子」という嘘をつき通したことから、皇帝がクーデーターに合い王座を奪われた詳細は話したと思うんですよね。

グスタフがアラキアを敵視したのも、皇帝の敵としてスバルが説明したから。アベルが皇帝に返り咲くために、協力してほしいと説得したのだろうか。

グスタフと有事

本職は皇帝閣下より、有事に備え、身心共に鍛えられた剣奴の要請を命じられた

出典:リゼロ31巻 長月達平 KADOKAWA

グスタフのセリフから、皇帝から「有事に備え」命じられたとあり、スバルは「有事」とやらをグスタフにうまく伝えることに成功した。

ここでいう有事とは、クーデターのことしかないですよね。スバルは、ここらへんの事情をうまく説明したんじゃなかろうか。

スバルが賢一の名を連呼していた理由

菜月・賢一の、あの人の息子なのだから
出典:リゼロ31 長月達平 KADOKAWA

幼児化したスバルが、これまでとくだん口にしていなかった父・賢一の名前を頻繁に出していたんですよね。

31巻で明らかになったオルバルドの幼児化させる技は、体のみならず精神も幼児化させる効果を持っていました。

中の人
つまり身心ともに幼くなってしまうってことか

尊敬する人物を父親と堂々と言える年齢って限られてますよね。幼児化したからこそ、少年スバルの口から父親の名前が自然と出たのかな。

セシルスが幼児化した謎

ギヌンバイブに、セシルスがいたことにまず驚きましたが、なによりもスバルと同じく幼児化していたことです。

問題はなぜ幼児化したかですが、偽皇帝のヨルナの扱いを思い返すと、味方にならない九神将は、容赦なく排除しようとします。

セシルスも敵とみなされたのか。トッドがギヌンハイブに来たのは偽皇帝の差し金。セシルスの抹殺が本当の目的だったのかも。

多くの将兵は理解し難い怪物であり、深い部分での意思疎通は不可能であると、セシルス殿を恐れております
出典:リゼロ28 長月達平 KADOKAWA

セシルスは帝国最強ならが、性格に難のある人物なら、偽皇帝が処分を考えるかもしれない。実際、呪則の呪いは効果があったわけだし。

最強セシルスでアベル側の圧勝?

セシルスを仲間に加えることができたスバル、以前セシルス一人さえいれば帝国を牛耳れるといっていましたよね。

話題に上がったセシルスがラインハイトと並び称される人物なら、その人物一人で戦いの趨勢は決まったようなものではないだろうか

出典:リゼロ28 長月達平 KADOKAWA

ただ、幼児化により、本来の実力は発揮できてない様子はありそう。というのも、アラキアに苦戦していたから。

セシルスを味方に取り込めたわけだけど、元の姿に戻らない限り、覇権争いはまだまだ確定ではないってことなのかな。

リゼロ31巻まとめ

リゼロ31巻ネタバレ感想

皇帝争いは、アベル側に風向きが変わってきた感じです。とくに、九神将セシルスがアベル側についたのが、大きすぎる成果!

ただ、セシルスはクセのある人物、アベルと共に偽皇帝と戦うとは限らないかもだけど、そこはスバルがなんとかしてくれるはずw

つづく

Re:ゼロから始める異世界生活 31
作 者 : 長月達平ほか
出版社 : KADOKAWA
発売日 : 2022/09/22
ページ : 308ページ

Amazon 楽天市場
スポンサーリンク
リゼロ考察 リゼロシリーズ
第七章「神聖ヴォラキア帝国編」
スバルたちが監視塔から転移させられた地は神聖ヴォラキア帝国だった!!?
リゼロ26巻ネタバレ感想リゼロ27巻ネタバレ感想リゼロ28巻ネタバレ感想
リゼロ26巻リゼロ27巻リゼロ28巻
リゼロ29巻ネタバレ感想 リゼロ30巻ネタバレ感想リゼロ31巻ネタバレ感想
リゼロ29巻 リゼロ30巻 リゼロ31巻
第六章「プレアデス監視塔編」
大罪司教の被害を救うべくスバルたちはプレアデス監視塔に住む賢者に会いに旅立つ
リゼロ20巻 ネタバレ感想リゼロ22巻ネタバレ感想リゼロ23巻ネタバレ考察
リゼロ21巻リゼロ22巻リゼロ23巻
リゼロ24巻リゼロ25巻ネタバレ考察 
リゼロ24巻 リゼロ25巻 
第五章「水門都市プリステラ編」
水門都市プリステラを訪れたスバルたちに大罪司教の面々が襲う!
リゼロ17巻 ネタバレ感想リゼロ18巻 ネタバレ感想
リゼロ16巻リゼロ17巻リゼロ18巻
リゼロ19巻 ネタバレ感想リゼロ20巻 ネタバレ感想
リゼロ19巻リゼロ20巻
第四章「エキドナ・聖域編」
アーラム村の村人・ロズワールら安否のため聖域を目指すスバルたち。そこで出会ったのは魔女エキドナだった
リゼロ10巻 ネタバレ感想リゼロ11巻 ネタバレ感想リゼロ12巻 ネタバレ感想
リゼロ10巻リゼロ11巻リゼロ12巻
リゼロ13巻 ネタバレ感想リゼロ14巻 ネタバレ感想リゼロ15巻 ネタバレ感想
リゼロ13巻リゼロ14巻リゼロ15巻

-リゼロ