森沢洋介先生が提唱する英語学習法の一つに「瞬間英作文」があります。カンタンな日本語を英文に瞬間的に和文英訳するトレーニング。
ただ、忙しい社会人でもちょっとしたスキマ時間にトレーニングできるので、毎日継続して学習可能なんです!
はじめはネイティブさは不要
瞬間英作文のデメリットとして、ネイティブが使わないような文構造だったり、言い回しになりがちといった指摘があります。
瞬間英作文では、文法的に正しければOKという基準なので、どうしても受験英語になりがちなのは否めません。
ただ、青表紙の教材は初心者向けです。中学英語レベルの基礎中の基礎の英文で、トレーニングしていきます。
そして、この時期のゴールは、基礎的英語を自由自在に使いこなしていくことで、そこには英文の質は問わないんですよね。
瞬間英作文三ステックの道のり
森沢先生が自身の学習方法をまとめた書籍「英語上達完全マップ」の中で、瞬間英作文とレーニンについて次のように説明しています。
瞬間英作文は3つのステージに分かれ、ステージごとにテーマ、使用する教材のレベルも異なります
出典:英語上達完全マップ 森沢洋介
詳しくは本書を読むとして、第一と第二ステージのトレーニング目的は、中学・高校で習う基本英語を自由に使いこなすことを目指します。
各ステージレベルステージ | 達成目標と使用教材 |
第1 | 英語回路準備段階、青表紙【公式教材】 |
第2 | 英語回路完成段階、緑表紙【公式教材】 |
第3 | 英語回路発展段階、あらゆる英語素材 |
自由自在に基本英語を使いこなせるようなって、はじめて三ステージに進み、自然な英語やネイティブな英語に触れていきます。
今回紹介する青表紙は英語回路を作る準備段階となる第一ステージです。反復練習を繰り返し、英語回路の基礎固めが目的。
瞬間英文法実践トレーニング
トレーニング方法は、カンタンな短文を和文英訳していくだけ。公式参考書がたくさんあるので、こちらを購入すればOK!
あとは、公式教材でひたすら和文英訳!やればやるだけ英語が身体に馴染むので、いかに継続できるかがすべてです。
トレーニング自体は単純な作業なので、日々の生活でいかに練習時間を取り入れるかがポイントになります。
瞬間英作文アプリのすすめ
そこで私がおすすめしたいのが、公式アプリを使ったトレーニングです。この公式アプリがすご~く便利なんです。
以前は教材を使っていたんですが、勉強場所は主に自宅。机に向かって地道にコツコツするしかありませんでした。
公式アプリを採用することで、勉強場所は自宅以外でもトレーニングが可能になり、効率的な英語学習が可能になりました。
たとえば電車通勤の会社員なら、往復数十分程度の時間がトレーニング時間に費やせて、自宅学習が不要になります。
スキマ時間活用トレーニング
出先で瞬間英作文トレーニングする場合、必要なアイテムが二つあります。スマホとワイヤレスイヤホンです。
- スマホ(公式アプリインストール済)
- ワイヤレスイヤホン
トレーニング方法は、公式アプリを起動して、画面に表示された日本文を英文に瞬間的に訳していくだけ。教材と同じです。
ただ、公式アプリの場合、教材と違い音声アリにできますし、表示される日本文をランダム表示させることも可能。
また、日本文を「音声アリ」にして聞こえてきた和文を英訳するといった、負荷のあるトレーニングもおすすめです。
和文と英訳の間にはポーズがあり、このポーズの間隔も何段階かに設定できるので、無理なくトレーニングができます。
一日30分のトレーニング
アプリのおかけでいつでもトレーニングができるので、それだけ上達も早くなり、なにより毎日英語に触れられます。
スキマ時間を利用して一日30分のトレーニングしてみてください。たった1ヶ月の継続でも上達が実感できるはず。
カンタンな文章なら英語でスラスラ言えるようになりますから、英会話学校などでさらに磨きをかけるのもアリです。
和文英訳が難しいと感じたとき
公式教材の中でも青表紙は初級レベルです。もし英訳が全く歯が立たないと感じた場合、英文法の知識不足が原因と言えます。
一端トレーニングを中止して、英文法参考書を一冊解いてみてください。その後再度トレーニングをし直してください。
難易度が全然違く感じるはずです。英文法の知識が曖昧であったり、忘れていたりすると、挫折しやすくなります。
瞬間英作文トレーニングまとめ
森沢先生の学習メソッドは今回紹介した瞬間英作文ともう一つ「音読パッケージ」の二つのトレーニングがメインになります。
とりわけ音読パッケージは時間がかかるので、どうしても瞬間英作文が疎かになりやすいんです(私の実体験より)。
そのため、瞬間英作文は公式アプリを利用して、スキマ時間にトレーニングするようにしました。こうすればいずれも毎日練習できます。
どんな英語学習をするにしても、継続が上達の近道であることは誰もが認めるところ。語学は話して・使ってナンボですからね!