心霊・オカルト

【検証】松原タニシ「恐い間取り」に登場した滋賀県の某ホテル

恐い間取り 調査

松原タニシの「恐い間取り」に登場する滋賀県にある某ホテル、本の中では「泊まってはいけないホテル」として紹介されている。

そもそもタニシさん(以下敬称略)がこのホテルへ行くことになったのは、北野誠のラジオで、視聴者から投稿されたタレコミからだった。

この情報の信憑性を確かめるべく、

タニシ、お前行ってこい

と、北野誠の鶴の一声により検証をするハメになったそうな。ホテルの名前は伏せているが、一体どこのホテルなのか気になってしかたがない!

中の人
そんなわけでアナブレ調査団の調査開始です!

経路

問題の某ホテルですが、仮にTホテルとでもしましょうか。まずは、どうやって目的の場所に向かっていったのか、その「経路」を探っていきます。

読んでいくと、具体的な道順はないものの、キーワードとなる場所がいくつか登場する。

大阪から車を走らせて約一時間半、琵琶湖大橋を渡る。
出典:恐い間取り 松原タニシ

大阪琵琶湖大橋から、大阪方面から琵琶湖大橋を渡ったはず。となれば、Tホテルは大津市方面ではなく守山市方面にあることになる。

中の人
これだけでもかなり絞り込むことができた!

恐い間取り 調査
出典:グーグルマップ

大津市→守山市

さらにもう一つ、ホテル特定のヒントとなるワードを発見。それは、心霊ホテルの情報をタレコミをした投稿者メールの冒頭部分だ。

先日出張で滋賀県のあるホテルに予約したのですが(以下省略)、
出典:恐い間取り 松原タニシ

投稿者は出張のためにホテルを予約したという、つまり、このホテルはビジネスホテルである可能性が高そうだ。

温泉宿のような中心街から何時間も離れた場所にあるのではなく、国道やJRなどの主要道路や駅から徒歩数分の距離にあるホテルではないか?

中の人
徐々に範囲が絞られてきたゾ!
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滋賀県にあるTホテル

守山市内のビジネスホテル、本書ではエレベーターの老朽化が酷かったとあることから、何十年と経営している老舗のホテルと言えそうだ。

中の人
こうした条件から絞り込んでいくと、それらしきホテルが一件該当した

しかし、現在も運営していることから名前は自粛したい。ただ、ネットでは有名な心霊ホテルとして知られているようだ。

全国100店舗以上展開する企業が運営するホテルの一つで、70年代後半に完成。設備のいたるところにガタがきているのもうなずける。

心霊現象

Tホテルで起こる心霊現象を調べていくと、「夜中、部屋の中で足音が聞こえる」「女性の霊を見た」といった心霊現象に遭遇するという。

実際タニシもこのホテルに泊まったとき、奇妙な経験をしている。

恐る恐る目を開ける。誰もいない。誰もいないが、ミシミシという音は続いている。そして音は次第に小さくなり、消えていった。
出典:恐い間取り 松原タニシ

ミシミシという足音らしき音は聞いたものの、何かを見たわけではなかったタニシ。だが、そこには確かになにかがいたという。

中の人
結局足音らしき音の正体は分からなかった・・・

そもそも、部屋に入ったときから違和感はあったという。フロントから鍵を渡され、部屋に入ったとき奇妙なことに気が付く。

部屋にはベランダがあるのだが、防鳥ネットが張られていた。しかも、不思議なことに他の部屋にはこのネットは見当たらなかったという。

大島てる

不思議に思ったタニシは、事故物件情報サイト「大島てる」で検索。「大島てる」とは、過去に事件・事故が発生した物件をまとめている投稿サイトだ。

すると、Tホテルで過去に飛び降り自殺が起こっていたことが明らかになる。この情報を元に、今回特定したTホテルを検索してみると、

恐い間取り 調査
出典:大島てる

と確かに以前にこの場所で飛び降り自殺が起こっていたのである。やはりタニシが泊まったホテルというのは、このTホテルで間違いない。

となると、タニシが今回体験したというミシミシという「なにものか」の足音は、この不幸な事故と関係があるとでもいうのだろうか。

水場

ただ、Tホテルの心霊現象の理由はこれだけではないのではと思いはじめる。Tホテルの周辺を調べていたとき、気になる情報に目が留まる。

それが

琵琶湖大橋

の存在である。琵琶湖大橋は、有名な飛びおり自殺の名所として知られ、入水自殺者が後をたたない場所なのだ。

たとえば、全国ニュースにもなった、2月に琵琶湖大橋から飛び降り自殺と思われる女性の遺体が発見されている。

この事件に関する記事は、現在もネットに残っており、調べればすぐに出てくるはずだ。

さらにSNSにまで広げていくと、5月にも飛び降り自殺があり、近くにいた釣り人が助けたことで未遂に終わっている。

恐ろしいほどに、自殺に関する情報が次々と出てくるのだ。これだけでも、琵琶湖大橋がどんな場所なのかが分かるはずだ。

ホテル内での不幸な事故、自殺の名所として有名な琵琶湖大橋、、、心霊現象が起こっても不思議ではない場所だなと納得する自分がいた。

確信

今回、タニシが泊まったホテル外観の写真が載せている。本の中でも登場していた、ベランダに張り巡らされていた防鳥ネットの写真だ。

チェックアウトしたタニシは、防鳥ネットが気になりホテル外観を撮影した。だが、そこにあったのは防鳥ネットではなく鉄格子だったのだ。

恐い間取り 調査
出典:恐い間取り 松原タニシ

一つだけ鉄格子で塞がれている部屋

実を言うと、グーグルマップから、このTホテルの外観を拡大していくと、タニシが目的した鉄格子をはっきりと確認できる。

恐い間取り 調査
出典:グーグルマップ

詳しい事情は不明だが、タニシが泊まった部屋こそ例の飛び降り自殺の部屋だったのかもしれない。あの足音のような音の正体は・・・

報告

松原タニシの新刊「恐い間取り」で紹介されていた某ホテルを検証してきましたが、調べれば調べるほど恐ろしくなります。

名前は伏せてるものの、さすがに、外観掲載は今回のように調べればすぐに分かります。著者も出版社もかなりギリギリを攻めてるなw

恐い間取り 松原タニシ
単行本: 256ページ
発売: 2018/6/26
言語: 日本語
ISBN-10: 4576180975

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