松原タニシさん(以下敬称略)といえば事故物件住みます芸人として有名ですが、そのきっかけは、北野誠の心霊企画に起用されたのがはじまり。
→【参考】松原タニシ「畜生」になる
ここから、事故物件に住むようになるんですが、北野誠の「おまえら行くな」シリーズにて、タニシが畜生なる化物に憑りつかれていることが発覚。
それ以降の彼と畜生との関係が気になってたんですが、なんとか生きていたみたいです(笑)。そんな中で出版されたのが本書!
リアルすぎる体験談
恐い間取りでは、ヤバイ体験だけでなく、タニシに死相がでるという、怖さはもちろん、タニシという一人の人間の生死も描いてます。
そんなタニシがはじめて事故物件に住みはじめたマンションというのが、これまた物凄い曰くのある物件でした。
マンション名はぼかしてはいるものの、事件の詳細を読むと、なにがあった場所に住んでいたのかすぐに特定できてしまう。
というわけで、今回、松原タニシが事故物件住みます芸人のきっかけとなった、マンションがどこにあるのかを調査してみました。
全国的有名な事故物件
この物件は、連続殺人事件が発生した場所で、大阪の不動産屋界隈では、いわくつき物件の代名詞として挙げられるほど有名な物件のようです。
今から十数年前、異常なまでに凶悪なある殺人事件が世間を震撼させた。マンションの住人はこぞって部屋を出ていき、新たな入居者もまったく集まらなかった。
出典:恐い間取り 松原タニシ 二見書房 p11
さらに、事件から数年後、このマンションが欠陥工事であることが発覚し、8階から10階までが閉鎖されてしまったという。
なんとも気色の悪いマンションである。そして、世間を震撼させた凶悪事件ということは、全国ニュースになった可能性が高い。
なら、ネットで検索すればなにか分かるかもしれない!そんな推測のもと、「十数年前・大阪・凶悪事件」で検索していくと、一件ヒットする。
それが、
大阪姉妹殺害放火事件
である。
大阪姉妹殺害放火事件
この事件は2005年に大阪市にある某マンションの401号に住んでいた姉妹を刺殺し、その後部屋を放火して逃走した残忍な事件。
その凶悪さから全国ニュースとなり世間を震撼させる。犯人として捕まったのは山地悠紀夫、その後死刑が確定、2009年に執行された。
犯人は中学時代、実母を金属バットで撲殺しているが、このとき返り血を流そうとシャワーを浴びたところ、実母を殺した興奮で射精したという記述が残っている。
松原タニシは、この残念な殺人事件がおこったマンションに住んでいたと思われる。住んでいたマンションの背景を知ると、余計に怖い。
そもそも犯行は四階で起きている。そして犯人は犯行後、放火をしている。
出典:恐い間取り 松原タニシ 二見書房 p11
被害者姉妹が住んでいた部屋は401号室、犯人は殺人後放火して逃走したことから見ても、断片的な説明とはいえ、まず間違いない。
間取りを調べていくと
本書は間取りをモチーフにした怪談本。そこで、掲載されている間取りと事件となったマンションの間取りが一致するかも検証。
当時事件があったとされるマンションの住所を調べていくと、事件の後も、住居者を当時募集してるようで、ネットの賃貸広告が見つかった。
事件の後、マンション名を変えていたが、事件が事件だけに住所の特定はそう難しくない。このマンションが、タニシが住んでいた部屋と思われる。
僕が住んだ部屋は六階の奥から二番目の部屋だった。
出典:恐い間取り 松原タニシ 二見書房 p13
住んでいたフロアは六階、そして、奥から二番目の部屋、そこで賃貸広告に掲載されていた六階の部屋の間取り図を調べてみると、
出典:某マンションの6階間取図
ここからが本番。該当するマンションの間取り図が入手できたことで、タニシが当時住んでいた部屋の間取りと照合することが可能になった。
出典:恐い間取り 松原タニシ 二見書房
左手前にキッチン、左奥に洗面台とお風呂場、トイレが並んでいます。ベランダがあり、その手前に出窓。一致してます。
ここで間違いない!
このマンションは現在もあり、実際に住居任もいました。事件から十年以上経過しているが、家賃は相場の1~2万円ほど安かった。
恐い間取り
今回出版された「恐い間取り」から、さらに深くツッコんで調べていくと、凶悪な殺人現場があったマンションにタニシが住んでいたことが判明。
このほかにも気になるマンションがあり、それについても後日記事にする予定。興味がある方はまた読みに来てください。
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