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ハンターハンター サイレントマジョリティーとその使い手を考察

サイレントマジョリティー考察

H×Hもしばらくお休みということで、ここではサイレントマジョリティーの使い手を(勝手に)考えていきます。

サイレントマジョリティーの能力

まずは、サイレントマジョリティーの能力について整理していこうと思います。

座敷人形(黒ぼっこ)

ハンターハンター370話
出典:週刊少年ジャンプ2017年40号HUNTER×HUNTER 冨樫義博

今のところ(ほぼ)確定事項と思われる条件を整理していくと以下のようになります。

座敷人形に関する考察
  • 座敷人形は発動者と憑かれた者の2人のみ視認可能
  • 座敷人形が一人も殺せず強制解除すると術者に呪いが返る
  • 発動にはいくつかの準備段階が必要な可能性アリ
  • ターゲット(射程)は10人まで呪い殺せる可能性アリ

といったところでしょうか。

これまでの術者の動きから、これら考察を振り返ってきます。最初に黒ぼっこに憑りつかれたのは、ロベリーさん。

ハンターハンター370話
出典:週刊少年ジャンプ2017年40号HUNTER×HUNTER 冨樫義博

術者はロベリーを「騒ぎ役」に選んでいました。そのため、発動時に特定の人物を指定できる可能性は高そうです。

ハンターハンター370話
出典:週刊少年ジャンプ2017年40号HUNTER×HUNTER 冨樫義博

また、第4王子ツェリの私設兵ミュハンがターゲット(射程)に入っていないというセリフから、人数制限、範囲制限もありそうです。

中の人
人数制限は最大10人

そして、ツチボッコに攻撃準備と攻撃までにワンクッションおいていたことから、段階を踏まないと攻撃できなことも指摘できます。

最後に、一度能力を発動したら、誰かを呪い殺さなければ、その呪いは術者に返ってくることも判明しています。

呪唇白蛇(ツチボッコ)

ハンターハンター370話
出典:週刊少年ジャンプ2017年40号HUNTER×HUNTER 冨樫義博

この能力で攻撃するのは、座敷人形ではなく呪唇白蛇。座敷人形同様に、気付いたことをまとめていきます。

呪唇白蛇に関する考察
  • 呪唇白蛇は座敷人形の指示で攻撃
  • 呪唇白蛇は全4匹、一匹44秒で対象者の血を吸い尽くし4匹同時なら11秒
  • 呪唇白蛇は能力者以外にも視えている

呪唇白蛇の攻撃命令は座敷人形がおこない、術者→呪唇白蛇攻撃ではない。必ず術者→座敷人形→呪唇白蛇と座敷人形が介在する。

呪唇白蛇は、吸血攻撃により敵を倒す。一匹44秒はかなり遅い印象を受ける。また、ワブル王子の護衛兵殺害は、この術者の可能性が浮上。

ハンターハンター369話
出典:出典:HUNTER×HUNTER34 冨樫義博

血を吸われ干からびたウッディーの死体はバリゲンと同じ状態。さらにウッディーの体には無数のアナポコが確認されていました。

呪唇白蛇の体にはいくつもの穴が残っており、コイツがウッディーらを倒したとみてまず間違いないんじゃないかと思ってます。

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サイレントマジョリティーの範囲制限説

サイレントマジョリティーには人数制限(10人縛り)があるのは、術式の二つ名「11人いる」からも推測できます。

ただ、その他に「範囲制限」も設けられている可能性もありそうなんですよね。その根拠となるのが次のコマ。

ハンターハンター370話
出典:週刊少年ジャンプ2017年40号HUNTER×HUNTER 冨樫義博

アイツ(ミュハン)はターゲット(射程)の10人には入っていないが

出典:週刊少年ジャンプ2017年40号HUNTER×HUNTER

ここでいうターゲットとは人数制限、10人縛りだと推測できますが、このターゲットのとなりに「射程」とルビが付いてます。

そもそも「射程(しゃてい)」とはどんな意味なのか。一応、確認のために民明書房刊の国語辞典で調べてみると

届きうる範囲 射程距離

とあります。

国語辞典の意味を根拠にするなら、サイレントマジョリティーの能力には範囲制限が設けられている可能性は十分に考えられますよね。

ハンターハンター370
出典:HUNTER×HUNTER 冨樫義博

となるとハルケンブルグ私設兵の2人の推測は無視してよさそう。射程という制約が存在するなら、ここにいない王子の仕業という可能性は低い。

また、バビマイナのセリフからも、この場にいる念使いの仕業とみてまず間違いない(確定していいと思う)。

射程範囲とウッディーの殺害

ミュンヘンは射程圏外だから対象にならなかっただけ。ターゲットから除外されたのではなく、ターゲットにできなかったわけだ。

でも、ワブル王子の護衛ウッディーは明らかにサイレントマジョリティーの仕業です。なら、どうやってウッディは殺されたのか?

ハンターハンター369話
出典:HUNTER×HUNTER34 冨樫義博

ウッディーが殺害されたのは1014号室、射程条件があるなら犯行は不可能ではないか?この謎を検証していきます!

そこでサイレントマジョリティーが本当にウッディーを殺害可能かを考えます。まず、王子たちそれぞれの部屋の間取が同じであることに注目。

ハンターハンター463
出典:週刊少年ジャンプ2017年32号HUNTER×HUNTER 冨樫義博

部屋に居なくとも護衛の位置は予測可能です。つまり、犯人が護衛を殺すなら、従事者エリアを狙えばいいことになります。

ウッディーが殺害されていた場所は、従事者エリアのトイレ。なぜここで殺されていたのかも、間取りから考えると納得です。

次に必要なのがサイレントマジョリティーの射程距離の推量。これは370話のこのコマからある程度分かります。

犠牲となったバリゲンまでは射程範囲内。射程の基点を座敷人形から考えていき、バリゲンまでのメンバーがターゲットと仮定。

ハンターハンター370
出典:週刊少年ジャンプ2017年40号HUNTER×HUNTER 冨樫義博

少なくとも上の図の楕円形内は射程内になります。見取り図を使って射程距離範囲を再確認すると下のようなになります。

ハンターハンター363
出典:週刊少年ジャンプ2017年32号HUNTER×HUNTER 冨樫義博

射程距離の背景から、ダイニングのドア前から出入口の端までの範囲なので、見取り図に楕円形を描きこれをコピペ、トイレ周辺に移動させると、

なんと!

室外からでも殺害は(一応)可能。

ハンターハンター363
出典:週刊少年ジャンプ2017年32号HUNTER×HUNTER 冨樫義博

さらに王子たちの部屋の配置を見ると、部屋と部屋の間に隙間があります。念使いであれば絶にすれば隠密行動は困難ではないはず。

ただ、この隙間がどのくらいなのか、人が通れるほどなのかが不明。そこで通路の広さが分かるコマを探して改めて読み返していくと、

ハンターハンター365
出典:週刊少年ジャンプ2017年34号HUNTER×HUNTER 冨樫義博

365話でクラピカたちが第3王子チョウライの部屋へ行くときに、部屋の間を普通にとおっていたので問題なしです。

というわけで、サイレントマジョリティーの射程制限という条件があっても、室外から殺害することは不可能ではないかな。

4人の念使いは誰か!?

なら隠れている4人とは一体誰なのか?となりますが、ぼくが予想していたバリゲンが早々に殺されてしまったので、改めて考察しなおしますw

まず第4王子、第3王子の私設兵は除外。ヒュリコフ(第1王子私設兵)とベレレインテ(ハンター協会員)も除外、ここまでは問題ないですよね。

さらに第11・12の従事者も除外、バリゲンは殺されたので除外。となると自ずと残るのが4名。

  • 第9王子警護:シェジュール、ユヒライ
  • 第7王子警護:サドビ
  • 第8王子警護:ムシャホ

偶然にもサイレントマジョリティーの射程内にいるメンバーですが、この中で使い手は誰なのかとさらに考えていくと369話がヒントに。

イキり面してるんだろうな・・・顔見なくてもこれみよがしのオーラでわかる

出典:HUNTER×HUNTER 冨樫義博

という術者の心の声。となると、あの場面で正面を向いている人物こそが、術者ではないかと考察できますよね。

ハンターハンター369
出典:週刊少年ジャンプ2017年39号HUNTER×HUNTER 冨樫義博

ここで第9王子警護のシェジュールとユヒライはヒュリコフの正面に立ち、しかも横を向きあい話し合っているため、心の声の主とは言いづらい。

そのため、残りのサドビとムシャホの2人に絞られるが、どちらも真正面を向いており、ヒュリコフの顔は確認できない。

王妃と王子と護衛

そこでもう一度369話に戻って人物像を再チェックしてみると気になるセリフが、

ハンターハンター369
出典:週刊少年ジャンプ2017年39号HUNTER×HUNTER 冨樫義博

第2王子が今回の呼びかけに応じていないのは同様に私設兵が念能力をマスターしているからだと思われます。(中略)全ての権限を第2王子が握っているからだと考えられます

出典:HUNTER×HUNTER 冨樫義博

カミーラに我が子を殺すように実母ドゥアズルに命令したように、実権を握っているのはカミーラでまず間違いない。

ハンターハンター34巻
出典:HUNTER×HUNTER34 冨樫義博

下位王子の護衛も上位王子の息のかかっていることから、カミーラが護衛を動かすことは容易。さらに好戦的な性格は、今回の首謀者とも合致する。

ハンターハンター369
出典:週刊少年ジャンプ2017年39号HUNTER×HUNTER 冨樫義博

サイレントマジョリティーの容疑者第一候補はサドビと予想。だた、心の声からすると、比較的若いセリフにも思えるんですよね。

中の人
サドビの年齢には少し似つかわしくないのが気になるのでムシャホという選択も捨てがたいw

【追記】ヒュリコフの目線の先

ヒュリコフの目線
出典:HUNTER×HUNTER372話 冨樫義博

講習会が終わった直後のヒュリコフの瞳孔は中心にありますが、次のコマでは暗殺者のことを考えながら瞳孔が右によっています

ヒュリコフから見て右側、そこにいるのはハルケンブルグの私設兵ユヒライとシェジュールの2人、そしてその後ろにもう一人います。

ユヒライたちは半覚醒状態のため、サイレントマジョリティーの使い出ではないことはすでに判明しています。

となれば、ヒュリコフがチラ見していた後ろ姿の男とは、つまりは第8王子警護のムシャホが暗殺者の可能性が高い?

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