第2、5、6、7、9王子の守護霊獣の能力の一部が明らかになった前回、押さえるべき情報量はさらに増えていきます。
376話では、第1王子殺害未遂で拘束中のカミーラの裁判、念講習会、そして、ツェリの念修行と進んでいきます!
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カミーラの裁判
第1王子ベンジャミン殺害未遂に関するカミーラの裁判がはりまります。両王子側も当然正当性を主張するわけで、話は平行線のまま。
裁判長が下したのは以下の判決
- 国王軍による両王子居住区捜査
- 両王子V・VIPエリアでの監視・拘留
- 両王子の外出時は監視員の同行義務化
喧嘩両成敗。拘束は解かれたものの、ムッセの念能力「裏窓の鳥」により、カミーラの言動のすべてがベンジャミン陣営に筒抜けです。
カミーラの暴走は373話H×H373話「継承」 カミーラとベンジャミンの能力判明!
カミィが行動を開始した前回。母ドゥアズルとの会話の通り、最初の暗殺ターゲットはやはり第一王子ベンジャミン。 オレ様使いと一人 ...
念講習会で新たなる犠牲者!
場面は切り替わり、クラピカの念講習会場となっている1014号室で異変が。バリゲンに続き第2の犠牲者が出てしまう!
出典:HUNTER×HUNTER376話 冨樫義博 集英社
犠牲者は第4王子私設兵ミュハン!
ミュハンといえば、講習会初日にクラピカにつっかかっていたバカ野郎。トイレに入ったところを狙われ殺害された。
これをきっかけに、講習会中止を求める人物が現れる。第5王子私設隊長マオールと第7王子警護サトビの二人だ。
出典:HUNTER×HUNTER376話 冨樫義博 集英社
しかし、ここでH協会員ベレレインテが「敵地で小便はウカツ」とバッサリ。孤立・死角になるトイレに入ること自体危険な行為。
ベレレインテの主張が場の空気を変えたことで、一時は中止騒動に発展したものの、念講習会は続行することとなった。
第10王子カチョウの生存作戦!
双子の妹、フウゲツを守るためにも、カチョウは頭をフル回転させて今できることを考え、そして実行していく。
カチョウが利用したのはモスキート音。モスキート音をモールス符号にしてメッセージを発生、その音を受け取ったのがセンリツでした。
出典:HUNTER×HUNTER376話 冨樫義博 集英社
モスキート音を出すおもちゃ
大人には聞えない周波数を出すおもちゃでセンリツと交信。懸命に生き延びようとするカチョウに、フウゲツも協力することを心に誓う。
一方フウゲツは...
魔法の抜け道(マジックワーム)の特徴を知るためにいろんな試行錯誤を試みるフウゲツ。そこで分かったのが、扉は一日一回しか出現しないこと。
自分の魔法(念能力)を一秒でもはやく理解するために、ちゃんと考えて効率よく調べていくことを決意したフウゲツ。
フウゲツは「私の魔法でカーちんを助けるんだ!」と話してることから、もしやBW号からの脱出方法を考えてるのか?
第3王子チョウライの守護霊獣
出典:HUNTER×HUNTER376話 冨樫義博 集英社
チョウラの具体的な能力はまだ分かっていないものの、具現化系・複合型の能力のようです。複数の条件を満たすことが能力が発動。
能力が発動するのはコイン所有者。
仮に攻撃系の効果ならチョウライ陣営に不利な状況も想定されるため、能力は支援やサポート系がメインかな?
ツェリードニヒの才能
出典:HUNTER×HUNTER376話 冨樫義博 集英社
凶々しい特質系
テータ指導によるツェリの念修行は着々と進んでいた。オーラの習得は凄まじく、それは水見式の様子も明らか。
ツェリの念における才能はまさに天才。テータが予想している以上のスピードで念を自分のものにしていく!
H×H376話の深堀り考察
ここからはハンターハンター376話の気になったコマを考えていきます。
念講習会を中止する警護兵
講習会中止を申し出た人物がとてつもなく怪しい。ベレレインテが言ってた通り、ここに集まってるのは王子・王妃の命令だから。
いち警護兵が中止、王子・王妃の意見を求めずにってのはあり得ない話。だって、警護兵は忠誠を誓ってるはずで命令は絶対。
今回中止を唱えたのは二人。
- マオール(ツベッパ私設兵隊長)
- サトビ(ドゥアズル王妃所属兵隊長)
マオールの場合
マオールは第14王子との歩み寄りをはかっています。ツベッパ王子がクラピカの頭脳を高く評価しており、休戦締結の打診もしていた。
ただ、今回の中止はこれまでの態度とは違います。仮にマオールの意見が採用され、講習会中止、さらにはクラピカが拘束されたら作戦失敗です。
出典:HUNTER×HUNTER35 冨樫義博 集英社
あえて第14王子らを窮地に貶めて、マオール王子なら助けることもできると交渉のきっかけを作りたかったとか?
または、第3王子私設兵サカタが出向してるのを確認し、クラピカ引き入れをあきらめたとか?いろいろ考えられます。
サトビの場合
個人的に怪しい、つまり、暗殺者の可能性があるのサトビ。講習会を中止させて逃げようと考えていた可能性があるのではと睨んでる。
サトビはドゥアズル王妃所属の兵隊長。しかしドゥアズル王妃は謙虚な性格のため、第2王子のカミーラが実質的な指示を出しています。
カミーラの好戦的な性格はベンジャミンを殺そうとしたことからして明らか、そのため、講習会での殺害指示を出していた可能性は否定できない!
フウゲツの能力発現条件
今回明らかになったフウゲツの魔法の抜け道が一日一回しか開かない縛り。ただ、これは条件というよりオーラの量に関係しているかもしんない。
たとえば、モモゼ王子の場合を思い出すと、昼間に念能力を使い切ったことで、暗殺者に首を絞められてるにもかからず念獣が出現しなかった。
出典:HUNTER×HUNTER35 冨樫義博 集英社
なんだか疲れたわ
フウゲツの場合もオーラ量から一日一回が限界なのかも。カチョウは扉出現後は「すごく疲れる」と言ってたけど、モモゼも同じことを言っていた。
ツェリードニヒの念の才能
久しぶりに登場した「水見式」。ですが、この描写からいかにツェリに念の才能があるのかが分かるコマでもありました。
水見式は念の系統を調べる方法だけど、念を覚えたばかりだと、水の見た目の変化はほとんどない。まだまだ未熟だから。
出典:HUNTER×HUNTER7 冨樫義博 集英社
ゴンが水見式をしたとき、グラスの水が少しこぼれた程度で劇的な変化はなかった。キルアも同じで、念を覚えたての彼らの変化はこの程度。
けど、ツェリはどうか?
念を覚えてたった3日目足らずで凄まじい変化!戸愚呂弟が実はB級妖怪でしたくらいインフレしてるツェリ。ゴンやキルアを超える逸材?
376話まとめ感想&377話展開予想
- カミーラは裁判で拘束解除
- 講習会でミュハン死亡
- カチョウ、センリツと交信手段確保
- チョウライの霊獣は具現化系複合型
- ツェリは特質系で念の超天才
カチョウ・フウゲツはどうやら継承戦から離脱しようと考えてるみたいで、BW号からの脱出って展開になりそうです。
一方ツェリは特質系の超天才。そして、テータはなにかを企んでいる様子。王子が絶を習得したらなにをするのか。
絶、といえば、無防備になるだけでなく、この場合でいえば、霊獣も消えることを意味するはず、イヤな妄想しか思いつかないんだが。
つづく
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