ビヨンドの恐ろしい計画が明らかになった前回。ビヨンドの実子が王子や私設兵の中に、紛れ込ませていたとは驚きでした。
402話では、憔悴しきっているフウゲツ王子を助けるべく、センリツをはじめとする仲間達が動くことなりますが!?
第十四王子ワブル陣営と和平協定
1003号室。第三王子チョウライの部屋では、1015号室から戻ってきた私設兵テンフトリが報告している最中。
王子同士の和平交渉は順調に進み、第14王子(ワブル)と第5王子(ツベッパ)との三者和平協定が現実味を帯びてきたという。
継承戦において、第3王子・第5王子・第14王子が残った場合、第5王子及び第14王子は継承を離脱する意向だと説明した。
この場面のポイントツベッパの意図
和平協定に手をあげたツベッパ。今回の条件(明かされていない条件があるかもしれないが)を見る限り、ツベッパは一切の見返りを求めていない。
腹の中では、第1王子私設兵に命を狙われていると考え、標的を第3王子に向けさせるという意図はあるにはあります。
ただ、継承戦のライバルは実質的には、第1~第5王子と考えれば、第1王子ベンジャミンがツベッパを標的から外すことはない。
出典:HUNTER×HUNTER35巻 冨樫義博 集英社
現に、一回目セレモニーでツベッパ自身が言っています。標的を他王子に向けても、優先順位が変わっただけで暗殺リスクは変わらない。
それにだ!このとき第3王子のことを「奢侈を尽くす」と卑下し、「粛清すべきよ」とまで言っておるのだ。
そんな奴が無条件で和平協定を結び、挙句、継承権を譲るだなんてありえるか。殺害リスク回避だけでは旨みがないような。
ちなみに、402話で守護霊獣が姿を現したのは、霊獣の能力発動条件を満たしたからか。共同開発者(パートナー)を作ることが発動条件。
狙われる第9王子ハルケンブルグ
王子暗殺に向けて着々と準備を進めていく第1王子私設兵たち。第9王子ハルケンブルグにも、危機が迫っていた。
第1王子私設兵バルサミルコは、大量殺りく兵器を密かに船内に持ち込んでいた。この兵器は、開発途中で欠陥が見つかった失敗作。
しかし、こと継承戦においては十分に使えると判断したようです。兵器を使用するのは、第1王子私設兵シカクの暗殺失敗を受けてのBプランか。
この場面のポイントバルサミルコが用意した暗殺道具
出典:HUNTER×HUNTER402話 冨樫義博 集英社
この兵器は、殺害の証拠が残らないことから、自然死として処理が可能。さらに室内での使用なら、ターゲットを確実に殺すことができる。
ただし使用に際して注意すべきは、殺害対象者との距離。対象となる相手と至近距離で使用する必要があるのだ。
出典:HUNTER×HUNTER389話 冨樫義博 集英社
第1王子私設兵暗殺に関する嫌疑で拘束中のハルケンブルグ。仕留めるタイミングとしては裁判中が勝負となる!
フウゲツ王子の状況
念能力か呪詛か、フウゲツ王子に起こっている状況は、未だ明らかにはなっていないものの、彼女の背中に注射らしき跡が見つかった。
憔悴(しょうすい)状態にある理由は、どうも呪いの類というよりは、守護霊獣を含む念能力による仕業の可能性が高そうだ。
フウゲツ王子の憔悴理由は、一日一回限定だったはずの能力使用を、何回も(強制的に)使っていたことによる影響だった。
この場面のポイント呪詛か念能力か
単行本37巻までの情報では、呪詛攻撃を受けたことにより影響の線もありましたが、どうやらそではないらしい。
389話で登場した第2王子カミーラの私設兵。彼女たちは「呪い」により王子を呪殺しようと企んでいました。
発動条件は自死。対象者を呪いよる攻撃で殺すことから、物理的な攻撃は発動条件には含まれていないはずです。
ところが、フウゲツ王子の背中には注射のような跡が確認できた。ということは、呪詛ではない可能性が高そうです。
フウちん救出作戦決行!
フウゲツ王子を助けるべく動いていくセンリツと霊体カチョウ。さらに、司法省の眼鏡男も協力に手を挙げます。
容疑者として、第7王子ルズールス陣営に目をつけます。王子の守護霊獣による仕業。王子又は霊獣を倒す必要があります。
霊体カチョウが考えたのは、守護霊獣の能力「秘密の扉」を使用し、ルズールスの主寝室へと忍び込む作戦だ。
センリツの笛でルズールスの意識を飛ばし、「秘密の扉」のトンネルから救命艇まで運び、船外へと強制脱出させる。
出典:HUNTER×HUNTER383話 冨樫義博 集英社
継承戦に参加している王子たちがBW号の船外に出るのはタブー。この方法を使いルズールスを事故死に偽装しようと考えた。
- 能力「秘密の扉」で主寝室侵入
- センリツの笛で王子意識飛ばす
- トンネル使い救命艇まで運ぶ
- 強制脱出させ事故死に偽装
問題だらけの殺害計画!?
時間がないとはいえ、カチョ・フウ陣営が実行しようとしている殺害計画。なんだか穴ボコだらけの計画に思えなくもない。
まず、センリツの笛でルズールス王子の意識を飛ばせるとしても、守護霊獣の能力が不明な現状では危険すぎる。
さらには、協力者の司法省の眼鏡男。操作されている可能性大ながら、信じるしかない状況もリスクが大きい。
手紙作戦
カチョウ王子死亡の知らせを各王子に周知するに伴い、カチョウ王子が遺した「手紙」を、フウゲツが各王子に直接渡していく。
霊体カチョウが考えたこの「手紙作戦」。能力「秘密の扉」は、一度行った場所のみ扉を出現させることができます。
そのため、カチョウ王子が生前遺書として各王子に宛てて、継承戦に関する重要な手紙を残していたと嘘をついたのだ!
理由は各王子の部屋に入る口実を作ること。この作戦は功を奏し、怪しまれずに部屋に入り、守護霊獣の能力発動条件を満たした。
この場面のポイント手紙の内容
各王子に宛てた手紙には、継承戦に関する重要な情報が書かれているという。気になるその内容。情報の手どころは司法省。
- 第1王子の秘密
- 第4王子の悪行
- 第9王子出生の真実
- 継承戦を揺さぶる情報
真実であれば「継承戦を揺さぶる情報」が気になるところ。第9王子と第14王子陣営には、これらすべの情報を伝えています。
クラピカがいる第14王子ワブル陣営はともかくとして、第9王子ハルケンブルグ陣営がどう動くか気になるところ。
H×H402話のみんなの感想・考察
SNSでの402話に関する考察紹介。自分にはない着眼点や思わず納得・共感したツイート、主に自分が「いいね」を押した呟きを紹介。
#ハンターハンター #wj46
ツベッパ第5王子は自分が王になることを企てている上に、上位3名の兄姉を粛清対象としてるので、そりゃまあ本気でチョウライ王子に降伏する訳ないですね。「残り3名がチョウライ王子・ツベッパ王子・ワブル王子」という状況にする気がさらさら無いんだな。 pic.twitter.com/GLAfvYUyWe
— ハンセイ (@neoamakusa) October 13, 2024
H×H402話まとめ感想&403話予想
- 第3・5・14王子和平協定へ
- 殺戮兵器で第9王子狙うバルサミルコ
- フウゲツの衰弱は念能力の可能性大
- フウゲツ救出作戦決行!
- 継承戦を揺るがす情報とは?
このまま放置していればフウゲツ王子は確実に衰弱死する。そのため、付け焼刃の作戦でも実行するしかない。
ルズールスの主寝室にさえ忍び込めばなんとかなるという考えですが、守護霊獣や念能力者への警戒が甘々なのが気になります。
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