幻影旅団が動きだした前回、さらには、ホイコーロ国王から「カキン大樹」という意味深ワードが登場し、謎はどんどこ深まるばかり。
372話でも相変わらずボリュームの多いストーリーになっています。そして!各王子の動きもさらに騒がしくなっていく!
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念講習会とヒュリコフの思考
バリゲン暗殺後も、クラピカによる念講習会は続きます。前回、手の結び方で三つのグループに分けグループ単位での念習得へと進んでいった。
- 祈り型
- 握手型
- 片手主導権型
念能力をすでに習得済みの第1王子私設兵ヒュリコフは、クラピカの助手という立場で、グループの習得状況を見守る役目につく。
出典:HUNTER×HUNTER372話 冨樫義博 集英社
それぞれの上達状況をチェックする中で、オーラの流れから暗殺犯の目星をつけたヒュリコフだが、もう少し泳がせることにした。
ちなみに、クラピカは初日にタヒられた5名の警護兵(ウッディーら)と今回の暗殺者を同一人物と思っている。
下位王子による協定
2日目の念講習会終了。
暗殺者による犠牲は一人としてなく、無事会を終える。そして、このあと、クラピカと第9王子ハルケンブルグの私設兵との話し合いへ。
しかし、ここに第3王子チョウライより出向している私設兵サカタが同席を願いでたことで、三人による話し合いとなった。
話し合いメンバー- クラピカ(第14王子)
- サカタ(第3王子)
- ユヒライ、シェジュール(第9王子)
出典:HUNTER×HUNTER372話 冨樫義博 集英社
ユヒライ、シェジュールがクラピカらに打ち明けたのは、現在ハルケンブルグ陣営で起こっている不可思議な状況。
霊獣と思しき能力により、左手甲に羽のマークがハルケンブルグと私設兵全員に現れた。この情報を得るためクラピカとの接触を試みたのだ。
クラピカ曰く、これは要請(ようせい)型の操作系能力によるものだという。そして、羽のマークは決意表明と団結の意味。
出典:HUNTER×HUNTER372話 冨樫義博 集英社
要請型は、対象者に選択の余地を与えつつも、能力者のために行動することを目的とするタイプ。王子含め同じ志を持つ者の証としてマークが現れた!
動く!第2王子カミーラ
1002号室。
第2王子居住区で暗雲立ち込める動きはじめる。カミーラがなにを血迷ったのか、単身第一王子のベンジャミンを殺しいくという暴挙に!
ムッセはもちろん念能力者。そして、カミーラも恐らくは・・・念の使い手。このままバトルへと発展するのか、それともどちらかが譲歩?
H×H372話の深堀り考察
ここからはハンターハンター372話の気になったコマを考えていきます。
ヒュリコフの思考
ヒュリコフは長年の経験則から講習会に集まった人物のうち、念を隠している人物が4人いることは370話にて話していました。
今回明らかになったのは4人中3人。
- ロベリー→拘束
- ユヒライ→自覚なし(霊獣)
- シェジュール→自覚なし(霊獣)
- 暗殺者→潜伏中
拘束されたロベリーが実は念を使えたとは意外な結果でしたが、ほかにハルケンブルグの私設兵ユヒライ、シェジュールも念を使えた。
たた、彼らは守護霊獣による能力(要請型)が関係しており、限定的に念が使えるが自分では操作できない半覚醒状態にあることが明らかに。
そして、ヒュリコフの言動で注目したいのはこれだけではない!372話ではこのほか彼の目線の流れを丁寧に追ってほしい。
ヒュリコフの目線
出典:HUNTER×HUNTER372話 冨樫義博
講習会が終わった直後のヒュリコフの瞳孔は中心にありますが、次のコマでは暗殺者のことを考えながら瞳孔が右によっています。
ヒュリコフから見て右側、そこにいるのはハルケンブルグの私設兵ユヒライとシェジュールの2人、そしてその後ろにもう一人います。
ユヒライたちは半覚醒状態のため、サイレントマジョリティーの使い出ではないことはすでに判明しています。
となれば、ヒュリコフがチラ見していた後ろ姿の男とは、つまりは第8王子警護のムシャホが暗殺者の可能性が高い?
ハンゾーの能力と消えた体
ハンゾーの能力の一部が明らかに、分身の術(ハンタースキル4)という分身できる能力、忍者らしいスキルです。
- 本体が目を閉じ横になること
- 行動範囲は半径20m内
- 本体に触れる、声かけで強制解除
本人に似せてることから放出系+具現化系かな。モモゼ王子の殺害犯をタヒたあと、居住区に戻ってきたとき誰もいないのは意味不明です。
本体消失もそうですが、ビスケも王子たちも全員いなくて、守護霊獣が一匹いるだけ。これも念獣の仕わざなのか?
下位王子らで結ぶ一時協定
372話では各王子の様子が描かれてたけど、一番大きな動きだったのが第14王子、第9王子、第3王子の一時協定です。
出典:HUNTER×HUNTER372話 冨樫義博
それぞれの陣営で思惑は様々なものの、第14王子、第9王子は継承戦中止(離脱)を考えてるため思惑は一致してます。
今のところ念に関する情報を会得するため第14王子と協力関係にあるけど、そのうち協定破棄を願いでる可能性は十分ある。
- 第14王子→継承戦離脱望む
- 第9王子→継承戦中止望む
- 第3王子→継承戦望む、次期国王狙う
なぜって、第三王子だけが継承戦に勝ち残り時期国王の座を狙っているからです。そのため、第三王子は油断ならない存在だ。
372話まとめ感想&373話展開予想
- ハンゾーがモモゼ殺害犯タヒる
- 殺害犯は第5王妃所属兵ダフティー
- 第3・9・14王子一時協定結ぶ
- 第9王子の念獣は操作系・要請型?
- ハンゾー王子居住区に戻れない
- 第2王子カミーラは第一王子殺害へ
372話も情報量が多すぎました。ただ、次週の流れとしては第2王子カミーラが第一王子ベンジャミンを殺害しに行きそうです。
その前にムッセが立ちはだかっているものの、いち私設兵相手に殺害を断念する玉ではないだろうし、バトルは避けられないはず。
どんな決着になるか、ここでカミーラが離脱するのか、それともムッセを振り切りベンジャミンを殺しにいくのか気になるところ。
つづく
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