約束のネバーランドの中でも人気キャラの一人ノーマン。4巻にてまさかの出荷、主人公なのに早くも死亡濃厚な展開へ。
ただ、その後に意味深なコマがあったり、気になる伏線があったりと、ノーマンの死亡を断定するには少し早い!
アナブレではノーマン生存の立場で考察してきましたが、単行本9巻にてノーマンの生死が判明。果たしてノーマンは生きていたのか?!
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ノーマンの人物像おさらい
まずは、ノーマンの人物像からみていきます。約束のネバーランド(以下、約ネバ)の主人公の一人で管理番号は22194。
頭脳明晰で頭がずば抜けて切れる。冷静で正確な判断も下せ、リーダーとしての素質も見せる、つまりは天才キャラ。
脱獄計画を練ったのもノーマンでした。出荷前日に自分の体に火をつけ、そのスキにエマたち逃がすというレイの考えも見抜いていた。
出典:約束のネバーランド4 出水ぽすかほか 集英社
ノーマンはすべてを予期していた!
レイとノーマンどちらが頭がいいか議論をたまに見かけますが、ノーマンが上。レイは博識タイプ。施設の図書館を読破したなんてエピもあった。
だけど、天才がゆえに問題のすべてを一人で抱え込む。自分の弱みは仲間にも決して打ち明けない。ある意味孤独なキャラです。
ノーマン生存説の真相【ネタバレ】
ノーマンの生死が判明したのは単行本9巻。この巻ではゴールディ・ポンド編を描いてますが、この中でノーマンが生存していることが判明します。
ノーマンは出荷を逃れ、別の農園に移されていました。その農園の名前は「ラムダ農園」、西の果てにある農園です。
ただ、ラムダ農園はほかの農園とは違い食用児を育てるための施設とは必ずしも言えず、かなり特殊な施設のようです。
ピーター・ラートリーの存在
ノーマン出荷当日、門にある扉を開けたところまでしか描かれておらず、その後どうなったのかは生死は不明でした。
単行本9巻では、この続き、つまり、ノーマンが扉を開けた後の様子が描かれます。ノーマンの目の前にいたのはピーター・ラートリー。
出典:約束のネバーランド9 出水ぽすかほか 集英社
私はピーター・ラートリー
ピーターは、エマたちを助けたミネルヴァさんの実弟なんですが、ミネルヴァさんの食用児を助ける計画を真っ向から反対する人物なんです!
食用児は鬼の食料にすぎないという考え。ピーターは人間でありながら、エマたちにとっては鬼同様敵なのです!
ノーマンはピーターによって出荷を逃れますが、ピーターは敵です。ノーマンは生き延びたとはいえ危険な状態にあるのは変わりない。
ラムダ農園に送られたノーマン
ラムダ農園はGFハウスのような食用児を育てる施設ではなく実験施設。投薬実験などによる食用児の人体実験場だ。
ノーマンが送られた場所は、そんなおぞましい施設だったんです。24時間監視下におかれ手首には発信機、脱獄はほぼ不可能な状況。
出典:約束のネバーランド9 出水ぽすかほか 集英社
脳の動きを検査している!?
ただ、ノーマンはまだ諦めていない。この施設から必ず脱獄することを心に誓い、処分されないように生き抜くことを決意します。
ノーマンが生きてる伏線が凄い!
ノーマンが生きてきたことでひとまずは一安心。そして、作中ではノーマン生存にまつわる伏線がいくつか登場していました。
「え」の真相
ノーマンの出荷当日の場面。GFハウスの家族(子供たち)とお別れをすませ、イザベラと一緒に門までやってきたノーマン。
いよいよってときに、イザベラが近くの扉を開けノーマンに中に入るように言いますが、このときのリアクションに違和感がありました。
出典:約束のネバーランド4 出水ぽすかほか 集英社
「え」
これから鬼に殺される人間のリアクションとしては違和感があります。ノーマンを殺そうと鬼がスタンばっていたとは考えにくい。
このときのノーマンの「え」の真相は、扉の開けた部屋にいたのは鬼ではなく人間という、思いもよらない光景に対する反応でした。
ノーマン出荷時回の扉絵タイトル
約束のネバーランドのタイトルといえば、「バ」から延びる三本線です。この三本線は何を意味しているのかご存知でしょうか。
この線はエマ、レイ、ノーマンの三人を表しています。その証拠に、ノーマンが出荷された回の扉絵では、通常三本線が二本線になっています。
出典:約束のネバーランド31話 出水ぽすかほか 集英社
タイトルの線が二本線になっている!
ただ、この二本線はノーマンがGFハウスからいなくなった回のみの表示で、次の回からは三本線に戻っていたんです。
これも、ノーマンは死んでないという伏線と言えそうです。ちなみに、二本線は連載のみの表記で単行本には収録されていません。
ノーマンの出荷と糸電話
出典:約束のネバーランド4 出水ぽすかほか 集英社
出荷当日、鬼に殺されることを知っているノーマンに荷物は必要ないはずです。ですが、なぜか糸電話だけは入れていました。
単行本2巻の番外編に答えがあります。昔、ノーマンが風邪を引いたとき、風邪がうつらないようママは部屋に入ることを禁止します。
エマは部屋の外からでも会話ができるよう糸電話を作るというエピソードがあるんですが、ノーマンが持っていたのが、このときの糸電話。
エマとの思い出として最後まで持っていたかったという意味のほか、エマと繋がっている=ノーマンは生きているという意味もあったのかも。
「ノーマンからの手紙」とエマへの想い
トランクにエマとの思い出の糸電話を入れていたように、ノーマンはエマに対して家族以上の想いがありました。
作中では、レイに「エマのことが好き」と告白している場面がありますが、エマに直接自分の想いを伝えてる場面はないんですよね。
番外編という位置づけですが、ノーマンが出荷される前日、GFハウスでの思い出を回想するといったストーリーになっています。
この中で、ノーマンはエマに対する想いを告白しています。ノーマンは出荷前日にエマに脱獄計画を記した手紙を渡していましたよね。
タイトルにある「ノーマンからの手紙」とはこのことを指しています。
出典:約束のネバーランド4 出水ぽすかほか 集英社
原作では「ノーマンの計画」としか説明されていませんが、実際には計画以外のことも書かれていたようです。
そして、気になるのが、この手紙の中でノーマンは自分の気持ちをエマに伝えたかどうか。
残念ながら伝えることはしていません。そこは番外編、本編に影響するようなストーリーは描けなかったのでしょうか。
自分の気持ちを伝えてほしかったけど、想いを伝えたとしても、二度とエマに会えないとなると、苦しめるだけだと思ったのかな(涙
ノーマンの名前の由来
ちなみに、意外に知られていないのがノーマンの名前の由来。作中では明かされていませが、名前の元ネタは存在します。
これは、「約束のネバーランドIQテスト」に回答した特典として付いてくる特別マンガの中で明らかにされています。
ノーマンは画家のノーマン・ロックウェル、レイは歌手のレイ=チャールズ、そして、エマですが、エマはとくに元ネタはないんだとかw
- ノーマン:ノーマン・ロックウェル
- レイ:レイ・チャールズ
- エマ:モデルいない
ちなみに、名前のみ参考にしただけで、キャラ設定においては関係ないとのこと。作者の個人的趣味で名前を付けたみたいですw
ノーマンのその後は?
生きていることが判明したノーマンですが、鬼の手の中にいることに変わりはない。つまり、ノーマンの命はいまだ危うい状況なのです!
ノーマンが生きる道- ラムダ農園からの脱獄
- エマたちと再会
ラムダ農園からの脱出といっても、24時間体制で監視されてる状態でいくら天才のノーマンといっても、そう簡単にはいかないはずです。
ただ、一つ明るい伏線も!
それが、アニメ二期で放送される「ゴールディ・ポンド編」の中で登場するアダムという少年の存在です。彼とアダムにはある共通点があるんです。
そこからノーマンがラムダ農園からの脱獄を成功させた可能性を匂わせているんです、、、詳しくはアニメ二期をご覧ください。ネタバレはしません。
そんなわけで、出荷されていたノーマンは生きていることが判明!ただ、彼の生死はまだ鬼の手に握られている状況、これからどうなるのか。
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