BW号での怒濤の1週間が過ぎ、286話からは9日目、晩餐会の翌日の様子が描かれます。
気になるのはツェリ陣営、そしてカチョウ・フウゲツ陣営、晩餐会で起きた各陣営のその後の動向を中心にチェックしていきます。
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司法局に軟禁されるセンリツ
カチョウ・フウゲツ王子逃亡失敗の翌日、センリツは司法局に軟禁され、職員に逃亡未遂の経緯について事細かく質問されていた。
担当するのは、フウゲツ王子の監視役として出向していた例のメガネ男。どうやらセンリツを守ってくれてるようなのだ。
出典:HUNTER×HUNTER386話 冨樫義博 集英社
ツェリードニヒをはじめ、晩餐会でのセンリツの演奏に目をつけた王子が何人かいたらしく、招待の要請があったという。
メガネ男はセンリツを守るために軟禁しているようなのだ。そのおかげで、次の手を考える時間を確保することができた!
ハルケンブルグ陣営の実験
ハルケンブルグ陣営では王子の念能力について、私設兵を交え検証をはじめる。現在、シカクの体にスミドリの魂が憑依した状態にあることだ。
- シカク:第1王子私設兵
- スミドリ:第9王子私設兵
王子自身も念能力について不明な部分があり、どのような効果があるのか、シカクの魂はどこへいったのか確かめる必要がある。
出典:HUNTER×HUNTER386話 冨樫義博 集英社
- 消滅(死亡)
- スミドリと肉体入れ替わり
- シカクの肉体で共存
- 他のどこ(誰)かへ
仮説は4つ。
念能力の詳しい効果を知るため、そして、継承戦を勝ち抜くために犠牲を伴う検証が必要となるが、今の王子に迷いはない!
第7王子居住区前での奇妙な検証
1007号室。
第7王子ルズールスの居住区で異変が起こる。隣の第9王子居住区からオーラの鳴動が発生!警戒する護衛たち。
そのとき、
ピンポーン
と誰かが訪問しに来た。インターフォン越しに移る姿は、敬礼をするベンジャミン私設兵の刺客。そして、次の瞬間奇妙な行動に出る。
ベンジャミン殿万歳!と大声で叫ぶや、銃口を自分のこめかみに当て発砲し自殺をはかる。ハルケンブルグの仮説実験であるのは間違いない。
クラピカの念講習会
一方、第13王子居住区内での念講習会も1週間を過ぎ折り返しを過ぎたころ、参加者たちはそろそろ修行の成果を実感したいところ。
そこで、次のステージに移る。水見式により念の系統を判断を調べることに。クラピカ曰く、普通の方法ではないという。
どういった方法で参加者全員のオーラを開花させるのか、いよいよクラピカの念発現のカラクリが明らかになる!
H×H386話の深堀り考察
ここからはハンターハンター386話の気になったコマを考えていきます。
テータと年獣
8日目に実行したツェリ暗殺計画。その翌日もテータは生きていた。ツェリからは何もされていな様子。しかも、頬がキレイになってる!
出典:HUNTER×HUNTER386話 冨樫義博 集英社
キレイな顔のテータちゃん
守護霊獣から受けた傷も、ケロイド状の痕もない。なぜかは不明だけど、この状況が喜ぶべきものではないのは確か。
出典:HUNTER×HUNTER373話 冨樫義博 集英社
絶を使った能力としては、第2王子の能力「百万回生きた猫」があったけど、絶に関連する能力の可能性は高そう。
ラストコマでツェリが「裏表のある女って可愛いよな?」ってセリフがあったけど、これって、テートの暗殺を知っているって意味にもとれないか?
カチョウは具現化の可能性大
出典:HUNTER×HUNTER386話 冨樫義博 集英社
メガネ男とセンリツの会話で、カチョウとフウゲツの話が登場。このとき「彼女達」と「達」を付けていました。
ということは、カチョウの姿は能力者以外にも見えている、つまり、カチョウは具現化の状態でフウゲツを守っているってことになる。
だとすればだ、晩餐会以外での王子同士の接触は基本禁止されてるはずだけど、どういった状態で司法局に軟禁されているのか。
それとも、センリツの当初の印象のようにメガネ男が何者かに操作されていて、ウソの情報を伝えているのか、いろいろ考察できるな。
ハルケンブルグの仮説検証
今回の仮説実験では、スミドリの魂の行方を検証していた。4つ仮説を出していたけど、検証結果から考えて二番が有力な説といえそう。
今回の検証実験は、ルズールスの居住区の前での自死。「ベンジャミン王子万歳!」とシカクの発言は仮説検証をカモフラージュするためか。
出典:HUNTER×HUNTER386話 冨樫義博 集英社
シカクが自害した後、スミドリが目をさます。このときハルケンブルグ王子と、王子を付けていたことから、スミドリの魂が戻ったのか?
なぜ検証対象を第7王子を選んだのか?
ハルケンブルグの部屋番号は1009号室。その両隣に第7王子と第11王子の部屋があるという位置関係です。
ハルケンブルグの部屋から近い部屋を選ぶと、情報戦という意味でいえば下位王子よりも上位王子を狙ったほうがいい。
また、第11王子は現在司法省にいることから、検証するのを避けたのかも。(王子の耳に情報が入ってるかは不明だけど)。
魂の在り処とキメラアント兵
今回、肉体と魂の話が出てきたけど、思い出すのがキメラアント編で女王によって誕生したキメラアント兵たち。
出典:HUNTER×HUNTER32 冨樫義博 集英社
337話で、コアラが魂について話していた。コアラのセリフからすると、一つの肉体の中に魂が共存するの可能。
ハルケンブルグ王子の仮説にあった、肉体の入れ替えや肉体の共存は、いずれも可能性はあるかな。
386話まとめ感想&387話展開予想
- センリツは司法省に軟禁
- 第9王子の念能力仮説検証
- 第7王子部屋前でシカク自死
- 念講習会は水見式による次の段階へ
各陣営の動きはあったものの、いずれも小出しの情報のため、今回確定した情報はあるようでないというのが現状です。
カチョウ・フウゲツの状況、ハルケンブルグの状況、ツェリの状況、そして念講習会の状況、情報が多いのでしっかりチェックしておきたい。
つづく
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