憔悴状態のフウゲツ王子を助けるべく、センリツたちが奔走した前回。さらには、その他の陣営の動向も描いていました。
403話では、第1王子私設兵バルサミルコが、危険人物としてマークしている第9王子ハルケンブルグ暗殺すべく行動に出る!
ハルケンブルグ暗殺計画
BW号航行11日目。第2層内にある検察・裁判所エリア入口に姿を現したのは、第1王子私設兵バルサミルコ。
目的は、殺りく兵器による第9王子ハルケンブルグ暗殺。軍事最高副顧問の特権を利用し、私設兵から隔離済のハルケンブルグ。
ハルケンブルグには、第1私設兵暗殺の嫌疑をかけており、本日裁判が開催される。バルサミルコは法廷の場で暗殺実行を計画していた。
この場面のポイントバルサミルコの計画
私設兵シカクに続きビクトまでもがハルケンブルグの手に堕ちたことで、暗殺の緊急性がグンと上がったのが第9王子ハルケンブルグです。
389話では、バルサミルコ自らがハルケンブルグ暗殺に手を挙げ、私設兵と分断させ、裁判にかける考えを示唆していました。
出典:HUNTER×HUNTER389話 冨樫義博 集英社
403話では、ハルケンブルグを拘束し孤立させるまでは計画通り。ただ、好戦的な敵側が、なんの対抗策もしていないはずもなく。
ハルケンブルグの反撃
法廷へと向かうバルサミルコの前に現れたのは、音信不通だった私設兵ビクトの姿。目を見開き驚くバルサミルコ。
だが、そのとき鳴動が轟きます。ハルケンブルグの周囲には、私設兵はいないはずだが一体何が起きているのか!!?
状況が全く理解できない中で、ハルケンブルグが能力「少年は残酷な弓を射る」を発動し、バルサミルコに標準を合わせ発射する。
バルサミルコ戦線離脱濃厚か
確定描写はないものの、バルサミルコの戦線離脱は濃厚。生死は不明ながら、敵の術中にハマり操られた可能性は確実といえます。
魂が入れ替わったバルサミルコが報告の電話を入れますが、鳴動を察知した第1王子ベンジャミンは当然警戒しています。
とはいえ、ベンジャミンは筋肉バカなところがあるため、知略戦でハルケンブルグ陣営に勝てるのかは疑問なところ。
参謀役として有能な働きをしていたバルサミルコの失脚は、ベンジャミンにとってはかなりの痛手なのは間違いないゼ!
この場面のポイント思考停止するベンジャミンw
操作されているバルサミルコとの知能戦で、早くも思考停止してしまい、言葉を失うベンジャミンの姿が露呈してしまう。
出典:HUNTER×HUNTER403話 冨樫義博 集英社
当初、ベンジャミンは操作確実としていたが、その後、自分の考えに疑念を抱き、バルサの言葉を信じてしまいそうになるw
不審な言動があれば、排除の考えは崩さなかったものの、参謀が居ない状態でベンジャミンが継承戦を勝ち抜いていくのは・・・ねぇ。
手紙の真実
フウゲツ王子を助ける作戦の一環として、カチョウ王子が生前の遺したとされる「手紙」のでっち上げに成功した前回。
そのとき書かれていた手紙の内容において、ハルケンブルグ王子に関する秘密が、今話明らかになりました。
出典:HUNTER×HUNTER403話 冨樫義博 集英社
第9王子の本当の母親は第1王妃であること。これまで秘密にしていた理由は、他王子の暗殺から守るためだったのです。
この事実は、すべての王子に宛てた手紙に記載されていました。つまり、手紙を受け取った王子はこの事実を知ったのだ。
この場面のポイントハルケンブルグの経歴
ハルケンブルグは王子の中でも不遇な待遇を受けていたけど、それは、すべて彼の身を守るためだったわけか。
ちなみに、ハルケンブルグは王子の中で唯一チェリードニヒだけは認めていたけど、兄弟だからこそ共感するところがあったのかね。
チェリ―ドニヒの残虐さはハルケンブルグもさすがに知っていたはず。それでも認めていたのは、兄弟だったならと考えれば納得か。
ハルケンブルグの現状
裁判は一時休廷。理由は被告本人の体調不良。能力を発動したことにより、ハルケンブルグとその支援者が集団失神したためだ。
詳しい事情を聴きだすために、司法省の眼鏡男が支援者の一人・ウォーリオを、面会聴取をすることになります。
面会聴取の中でウォーリオが話したのは、まもなく第9王子ハルケンブルグが死ぬという衝撃の事実であった!
この場面のポイントハルケンブルグの策略
出典:HUNTER×HUNTER403話 冨樫義博 集英社
このコマを見る限り、どうやらベンジャミンの身体に入った魂はハルケンブルグ本人のようです。
ハルケンブルグを抹殺したという事実をベンジャミンに伝えることで、操作されてないフリをして敵陣に潜り込む作戦なのか?
出典:HUNTER×HUNTER389話 冨樫義博 集英社
ただし!一つ気がかりなことが。バルサミルコの魂の在処です。この問題は、まだ明らかになっていはいなずです。
もし仮に、お互いの魂が入れ替わったのなら、ハルケンブルグが死亡した時点で、バルサミルコも死ぬ可能性が高い。
このとき、ベンジャミンの能力から、バルサミルコが死亡したことを知ることになり、バルサミルコになりすますハルケンブルグにとっては誤算。
そうなれば、ベンジャミン陣営に戻ってきた時点で確実に粛清されてしまうが、そこらへんの情報が未だ不明で悩ましい。
ハルケンブルグと念能力
能力「少年は残酷な弓を射る」に関して、ハルケンブルグは自身の能力の内容のことは、ある程度把握できたといえそうです。
ハルケンブルグが考察していたのは魂の所在について。敵・味方の魂はどこにあるのか、四つの仮説を指摘していました。
出典:HUNTER×HUNTER386話 冨樫義博 集英社
- 消滅(死亡)
- 敵・味方で魂入れ替わり
- 敵の肉体に魂共存
- 他のどこか(誰か)へ
389話及び403話から考えるに、敵・味方の身体に魂が入れ替わった説が有力そう。ハルケンブルグを殺害する理由も辻褄が合います。
また、魂の入れ替えは、ハルケンブルグを支持する者だけでなく、ハルケンブルグ自身も適用されていたこともなにげに新事実でした。
ただ、この入れ替えがランダムなのか任意なのかは不明ながら、一定の条件をクリアすることで、任意での入れ替えは可能に思えます。
動くクラピカ
各王子に宛てたカチョウのエセ手紙をきっかけに、クラピカが動きだす。王妃に宛てた手紙を公開する案を考えます。
手紙の内容を公開することで、上位王子たちが抱いているであろう不安を緩和させ、疑心暗鬼を少しでも薄める効果を狙う。
さらには、クラピカに接触する王子も現れるかもしれないと予測し、その予想通り、第3王子チョウライが早速接触を求めてきた!
H×H403話のみんなの感想・考察
SNSでの403話に関する考察紹介。自分にはない着眼点や思わず納得・共感したツイート、主に自分が「いいね」を押した呟きを紹介。
「630日経つとパルプンテが使えるな」
10日ごとにコインの桁が増加すると630日で単位は「不可思議」に到達することと、不可思議な効果を起こすパルプンテを掛けてる?インテリと俗が混じりすぎてわかりづれーよ!カキン皇族ジョーク!! pic.twitter.com/l3rPq2O29x— 平野レミゼラブル@C104日曜東C20a (@28kawashima) October 21, 2024
H×H403話まとめ感想&404話予想
- バルサミルコの暗殺計画失敗
- ハルケンブルグの反撃
- バルサミルコ攻撃受ける
- ハルケンブルグの出生の秘密
- 動くクラピカ!
ハルケンブルグ陣営を中心に描いた今話。ベンジャミンの右腕であるバルサミルコを手中に収めたのはデカい。
だけど、ベンジャミンの能力をハルケンブルグがどこまで知っているのか疑問であり、バルサミルコになり切り潜伏するリスクは否めない。
すべては「少年は残酷な弓を射る」による魂の所在によりますが、ハルケンブルグが死亡となれば、バルサミルコも死亡する可能性は高そう。
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