呪術廻戦の主人公・虎杖悠仁。バケモノ級の身体能力とタフさ、そして、ゴリラ並のパワーを持ち合わせたキャラ。

作中におて様々な伏線を持つ虎杖は、謎多きキャラでもあります。そんな彼の能力や呪力などを考察していきます!
虎杖悠仁のプロフィール
学 年 | 呪術高専1年 |
身 長 | 173センチ(成長中) |
体 重 | 80キロ(体脂肪一ケタ台) |
呪 力 | 逕庭拳(けいていけん)・黒閃 |
術 式 | - |
タイプ | 尻と身長がデカイ女性 |
虎杖の最大の特徴は異常すぎる身体能力。1巻で描かれていた砲丸投げでは、高校生にして30メートルとあっさり世界記録更新。

出典:呪術廻戦1巻 芥見下々 集英社

さらに50メートルを3秒で走れるらしい。ここまでくると、たんに身体能力が高いからという理由だけでは説明がつかない。
そんなわけで、虎杖にはなにか秘密があると疑うのは当然の流れ。そこで、虎杖の身体能力、呪力、術式について詳しくみていきたい。
虎杖悠仁の身体的能力
千年に一度の逸材
そもそも虎杖の肉体はかなり特別。五条曰く「千年生まれてこなかった逸材」と言わしめたほど。その真意には両面宿儺が関係している。

出典:呪術廻戦1巻 芥見下々 集英社
両面宿儺は千年以上前に誕生した呪いの王。死後遺された宿儺の指でさえ、あまりの呪力により、誰一人祓うことが叶わず封印され現代に遺る。

しかし、時代とともに封印の効果は薄れていき、それと反比例するように、呪いは日に日に強さを増していく。
そんな、千年以上も浄化されないどす黒い呪いを体内に取り込み(受肉)しても、宿儺の力を抑え込み自我を保ているのが虎杖悠仁。
五条が言っていた虎杖に対する評価とは、宿儺の呪いを押さえこむ肉体が千年ごしにはじめて現れたことを意味するセリフでもあった。
虎杖悠仁の術師の道と家族の謎

出典:呪術廻戦1巻 芥見下々 集英社
普通の高校生だった虎杖だが、五条らとの出会いにより術師の存在をしり、そして呪術高専への転入を決めた。
術師への道を決めた理由に爺ちゃんがいます。名前は明かされてないものの、1巻において虎杖に「人を助けろ」という遺言を伝えています。
虎杖悠仁の両親の謎
ここで触れておきたいのが虎杖の家族構成。虎杖の両親が誰なのかは現時点で不明。虎杖を育てていたのも爺ちゃんでした。

出典:呪術廻戦1巻 芥見下々 集英社
爺ちゃんは虎杖に両親について話す場面はあったのが、虎杖は聞く耳をもたないといった対応で完全にスルーしていた。
虎杖の肉体を考える上で、両親(家系)に関係しているか気になるところ、今後は両親に関する伏線もあるかもしれない。

虎杖悠仁の術式と宿儺
宿儺の呪いさえも抑え込む最強の肉体、だが、虎杖には術師として致命的な欠陥を抱えている。それは術式が使えないこと。
術式が使えない?

出典:呪術廻戦2巻 芥見下々 集英社
虎杖は呪力は使えるが術式はない。術式は「生得術式」と呼ばれるように、生得、つまり、生まれもった先天的にしか発現しない能力。

実際、術式が使えないキャラも登場している。たとえば、東京校の禪院真希は術式が生まれつき備わっておらず、呪具を用いて呪霊を祓う。
虎杖の場合、術式は生まれつき使えないものの呪力は扱うことができるため、呪具を使わず己の拳のみを武器に呪霊を祓っていく。
虎杖は例外?後天的に術式会得の伏線
ただし、虎杖は例外のようです。というのも、五条のセリフより、虎杖が今後術式を使えるような伏線を残しているんです。それがこのコマ。

出典:呪術廻戦2巻 芥見下々 集英社
術式を後天的に習得するのではなく、宿儺の術式が虎杖の肉体に刻まれていくことで、術式が使えるようになっていくという。
実をいうと、確定ではないものの、作中にて虎杖の術式?と思わせる能力が今まで数回明らかになっています。
「存在しない記憶」という伏線
最初の登場は交流会編。京都校三年の東堂との呪力修行の中において、東堂の脳裏に突如として溢れでた虎杖との存在しない高校生活。

出典:呪術廻戦5巻 芥見下々 集英社
東堂の「存在しない記憶」
虎杖は東京校、東堂は京都校と同じ高校に通ってはいない。しかも、虎杖は転入してきたため、交流会は初対面となる。
なら、東堂が見た虎杖との「存在しない記憶」とは何だったのか、これこそが虎杖の術式なのではないか、その可能性は否定できない。
さらには特級呪霊、脹相(ちょうそう)との戦いにおいて、脹相の脳裏に東堂と同じく「存在しない記憶」が突然溢れ出した。

出典:呪術廻戦12巻 芥見下々 集英社
脹相の「存在しない記憶」
東堂といい、脹相といい、あのとき側にいたのはいずれも虎杖。存在しない記憶をみせた可能性のある人物は、虎杖の術式によるものなのか?
脹相の記憶は本物だった!?
単行本派にはネタバレになってしまうけど、連載では脹相の「存在しない記憶」があながり偽物ではない可能性が浮上しています。
つまり、虎杖もまた純粋な人間ではない可能が浮上中。新刊が出版されたら詳しく追記していく予定。
呪力のみの近接肉弾戦法!
気になる伏線はあるものの、今のところ術式は使用不可。そのため多彩な攻撃はできず、身体能力をフル活用した肉弾戦が基本スタイル。

逕庭拳(けいていけん)
序盤での虎杖の攻撃は逕庭拳を駆使した近距離攻撃がメイン。拳を呪力でまとい敵に攻撃するパンチ攻撃!これだけですw

出典:呪術廻戦3巻 芥見下々 集英社
逕庭拳の特徴は、虎杖の驚異的な身体能力のスピードに呪力が追い付けないために、一回の攻撃で打撃と呪力の二つの攻撃を与えることができる。
呪霊にとっては、時間差による二段攻撃という違和感のある攻撃になるが、よーく考えると、この技は呪力の扱いが未熟だからこその技。

黒閃(こくせん)の使い手
虎杖がさらに強くなるためには呪力を本当の意味で理解する必要があるのだが、そこで登場したのが黒閃という技(感覚)。
通常、打撃と呪力の間には誤差が生じる。逕庭拳がまさにそれ。とくに、虎杖の身体能力では打撃と呪力との時間差が顕著となり時間差攻撃という稀有な技を得た。
しかしである!
逕庭拳の威力では特級相手には通用しない。それを教えてくれたのが東堂。そして、彼の指導によって虎杖は呪力の向こう側へと到達した。


出典:呪術廻戦6巻 芥見下々 集英社
黒閃は打撃と呪力の時間差を限りなく0にした際に生じる空間の歪み。その威力は通常子撃の2.5乗にも及ぶ。
黒閃を体感できた術師は限られており、体感したものとしないものでは、その実力には明らかな差として出る。
天性の身体能力をほこる虎杖は、黒閃の習得に成功し、助力の神髄を理解したことで別次元へと辿りついた。
逕庭拳の使用描写が少なくなった理由
黒閃を体感したことにより、呪力を以前よりも効率的に使えるようになったことで、逕庭拳の描写は次第に少なくなっていきます。
それは、逕庭拳は呪力の扱いが未熟だった頃に生まれた技であるため、黒閃を経験したほとんど使われなくなったようです。
また、逕庭拳は特級に対しては攻撃力が弱い。打撃に呪力が上乗せされてないため、攻撃力が圧倒的に足りないんです!

虎杖悠仁の天与呪縛(てんよじゅばく)説
ここまで虎杖の驚異的な身体能力や呪力などを話してきたけど、虎杖の能力を考えると、ある一つの可能性が浮上してきます。
それが、
虎杖悠仁の天与呪縛説
です。
天与呪縛とは、生まれながらに強制的な縛りを持って生まれた人間のこと。たとえば、禪院真希は呪力を持たない代わりに驚異的な身体能力がある。

出典:呪術廻戦6巻 芥見下々 集英社
術式と引き換えに驚異的な身体能力
禪院真希の天与呪縛はこれまで話してきた虎杖の特徴とかなり酷似しています。ここで、虎杖の身体的特徴をまとめておきます。
- 身体能力はオリンピック選手以上
- 異常すぎるタフさ
- あらゆる毒への耐性
- 宿儺の呪いさえ抑え込む
- 術式を持たない
この虎杖の身体的特徴を見ると、⑤術式を持たない代わりに①~④の身体的特徴を持って生まれてきた可能性がありそうです。
さらに、虎杖と真希とを比較する場面も何度か描かれており、これも虎杖が天与呪縛の持ち主である可能性を高めています。
伏黒恵のセリフ

出典:呪術廻戦1巻 芥見下々 集英社
たとえば、伏黒がはじめて虎杖と接触したとき、虎杖の身体能力を一目見て禪院先輩と同じタイプと言っています。
禪院先輩とは禪院真希のこと。虎杖をはじめてみた伏黒は、天与呪縛の持ち主である真希と虎杖を比較していました。
特級呪霊・花御のセリフ

出典:呪術廻戦1巻 芥見下々 集英社
さらに、高専を襲撃した特級呪霊・花御(はなみ)のセリフにも、虎杖と真希とを比べるセリフを言っています。
天与呪縛の持ち主である真希の身体能力以上の動きをみせる虎杖、仮に虎杖が天性の運動神経であるなら、天与呪縛の存在が薄れてしまう。

虎杖悠仁の過酷な運命
宿儺の指を取り込んだことで、処刑の対象となった虎杖。しかし、五条の仲裁によって処刑はかろうじて延ばされた。
つまり、執行猶予がついてるのが今の状況。ただ、この猶予も宿儺の指をすべて集めるまで。死刑はいまだ回避されてない。

五条が不在となれば、虎杖は後ろ盾を無くしてしまう。五条の封印が解けるかどうか、これによって虎杖の運命が決まってきそうだ。
人間の死との直面
一つ気になるのが虎杖の心。呪霊に対して躊躇なく殺せる虎杖ではあるものの、こと人を殺すとなると話は別です。
真人の改造人間はもちろん、受肉した呪霊(人間の体を手に入れた呪霊)を祓うときの虎杖の顔は悲壮感に満ちていた。
この先の戦いでは人間を殺す場面は確実にあるはずだが、そのとき虎杖の心は果たして持ちこらえられるのか、気になるところ。
爺ちゃんの遺言が虎杖の最後を暗示してる?
ちなみに、1巻で登場した爺ちゃんの遺言には、虎杖の死に際について言及するセリフがあります。それがこのコマ。

出典:呪術廻戦1巻 芥見下々 集英社
大勢に囲まれて死ね
虎杖の最後が秘匿死刑であるなら、「大勢に囲まれて死ね」というセリフにはそぐわない。となると死刑というラストにはならない?
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