令和6年7月、ゾゾゾで紹介された広島の心霊スポット「黒瀬病院」。スペシャルゲストに長尾くんを迎えた最恐回!
ただ、黒瀬病院がなぜ心霊スポットになってしまったのか、謎の多い場所でもあるため、今回独自調査していくことに。
黒瀬病院(正仁クリニック)
黒瀬病院があるのは、広島県東広島市黒瀬切田が丘1丁目。黒瀬病院とは通称であり、正式な名称としては「正仁クリニック」になります。
1983年頃に建設されたものの、金銭トラブル等から、正常な運営ができない状態が続き、廃墟と化してしまったようです。
出典:ゾゾゾ
ゾゾゾでは病院案内図が映されていましたが、ここで案内図をじっくりみていきたい。注目したいのは病棟数と部屋番号です。
まず気づくのは204や209といった特定の数字の部屋番号がないこと。不吉な番号とされるこれらの数字は使用しなかったようです。
これをふまえて、全部屋数を数えていくと19床のみ。医療法によると、20床以上を病院、19床以下をクリニックとしています。
黒瀬病院の正式名称は「正仁クリニック」になりますが、床数からも、クリニックとして運営していたことが分かります。
廃墟になった原因
廃墟になった理由に金銭トラブルがあったと言われています。とくに、建設当初から差し押さえや競売が頻発していたようです。
黒瀬病院差押え&競売の歴史1983年 | 建物竣工 |
1984年 | 建設会社から差押えられ競売 |
1985年 | 某建設会社に売却 |
1991年 | 北九州の某開発に売却 |
1991年 | 土地部分を某病院経営者が取得 |
1992年 | 県による差押え |
1994年 | 銀行による差押え(建物部分競売) |
1995年 | 土地部分が大阪の某氏より差押え⇒競売 |
2008年 | 土地部分が大阪の某氏より差押え⇒競売 |
2011年 | 土地及び建物を奈良に住む某氏に売却 |
2012年 | 広島、奈良、財務省により差押え |
2013年 | 奈良、和歌山、財務省により差押え |
2014年 | 奈良、財務省により差押え |
2015年 | 奈良により差押え |
2016年 | 財務省により差押え |
2019年 | 奈良により差押え |
2019年 | 順次差押え解除 |
参考情報:VSチャンネル(YouTube)
社会情勢を鑑みると、90年代はじめに起こったバブル崩壊も相まって、さらに経営が行き詰まり閉鎖し放置され廃墟に至ったのか。
心霊スポット化した理由
黒瀬病院の沿革を見ていくと、まともに運営されていたのかも怪しく、この施設内での事故や事件はどうにも考えにくい。
となれば、なぜこのクリニックが広島県でも有名ないわくつき心霊スポットと化してしまったのかが謎なのだ。
ゾゾゾの動画内においても、内田さんが「このクリニックのいわくらしい曰くがない」と言っているんですよね。
ここで誰かが亡くなったとか、事故があったとかじゃなく・・・
出典:ゾゾゾ
病院と言う施設上、なにかしらの事情はあったのかもしれませんが、そもそも営業すらままならない状況でした。
そのため、「なにかが起こる」こと自体がそもそもありえないわけで、そうなると、なぜ心霊スポットになったのか本当の謎な場所。
広島最怖心霊スポットの真相
本当に広島県でも屈指の心霊スポットなのか。調べていくうちに、噂が一人あるきしただけかもとも思ってしまうほどいわく情報がない。
ただ、ゾゾゾの動画を見る限り、怪奇現象が終始発生しており、最怖心霊スポットといわれる所以も納得せずにはいられない。
頻繁に聞こえるラップ現象をはじめ、足音、人のような声、御経などが、始めから終わりまで断続的に聞こえてくるのだ。
そして、動画内でも最も危険な場所とされていたのが「霊安室」。動画内では霊安室が存在するかは噂レベルでした。
ところが、実際に探索していくと霊安室が存在。1Fにあるその場所に近づくと、怪奇現象がさらに激しくなっていきます。
霊安室の件のところで・・・
出典:ゾゾゾ
と指摘する内田さん。
これまでの怪奇現象の多くが、霊安室に関する話をしていたときだと気づく・・・。どうも霊安室がとりわけヤバい場所かもしれない。
霊安室の場所は1F食堂の裏にある一角。その場所には、なにかを入れる箱や棚がそのまま放置されており、これが怪奇現象の原因なのか?
検証報告
黒瀬病院が、屈指の心霊スポットとなった理由は不明。ですが、閉鎖し廃墟になった今でも当時の機器が放置されていた。
とりわけ霊安室にはご遺体を入れたであろう棚や箱がそのままになっており、そこは怪奇現象が頻発していた場所でもあった。