漫画「高度に発達した医学は魔法と区別がつかない」ネタバレ紹介

コミック・シーモアなどで配信中の漫画「高度に発達した医学は魔法と区別がつかない」。異世界と現代医療が織りなす物語。

中の人

いわゆるなろう系

転生モノはお腹いっぱいと思っていたんですが、この作品には妙な中毒性があるんですよね。そこで見どころなど紹介してきます！

漫画「高度に発達した医学は魔法と区別がつかない」あらすじ紹介

大学病院で医師として働く天海唯人（あまみ・ゆいと）は、今月から、医師が一人もいない離島の診療所への異動が決まっていた。

離島勤務初夜。

天海が寝泊まりする診療所で休んでいると、凄まじい落雷が襲う・・・目を覚ますと、見も知らない異世界へと転生していた！

この世界では人間のほかエルフや鬼族、獣人、さらにはスライムやドラゴンなどの生物が跋扈するファンタジー世界。

さらに魔法の概念も存在し、とりわけ怪我や病気を治す「治療魔法」は、人間だけしか使えないレア魔法であった。

それをいいことに、人間たちは治療魔法を独占しはじめ、この世界での影響力を強めていく。そんな世界に転生した現代医師の天海。

天海は人種や地位関係なく治療にあたっていく。だが、その行為は彼自身の存在を脅かし、やがて大きな渦に巻き込まれていく。

漫画「高度に発達した医学は魔法と区別がつかない」主な登場人物

本作主人公は、元の世界で医師として従事していた天海唯人（あまみ・ゆいと）。患者をなによりも最優先にする医師。

出典：高度に発達した医学は魔法と区別がつかない コミック・シーモア

落雷がきっかけで異世界へと転移してしまった天海は、この世界においてもケガや病気で苦しむ患者たちを治していく。

異世界だろうと彼は患者のために治療し続けるッ

中の人

そんな彼に惹かれ、さまざま者たちが集まってきます。獣人のコロネやスライムやキマイラといった野獣にも好かれ共に旅をすることに。

彼らが辿り着いたのは世界樹の国。エルフ族を筆頭に、さまざまな種族が暮す他種族国として、天海たちも歓迎される。

そして、ここを拠点に現代医療による治療をはじめていくのだが、治療魔法を独占する異世界の人間の耳は入り！？

漫画「高度に発達した医学は魔法と区別がつかない」見どころ紹介

治療魔法を独占する異国の人間

この世界におけるケガや病気は、「呪い」が原因とされ、治療魔法でしか呪いを祓えない、つまり治せないと考えられています。

そして、この治療魔法は「治癒魔法師」と呼ばれる者にしかできない「特別な行為」として存在しています。

独占するのは人間。

というのも、人間だけが怪我や病気などの病を治せる治療魔法を使えることができ、他種族は使うことができないのだッ！

出典：高度に発達した医学は魔法と区別がつかない コミック・シーモア

つまり、治療行為は人間だけができる特権。そして人間は治癒魔法を独占し、他種族との関係を優位にしていると言う構図。

中の人

人間たちは治療魔法師を派遣する対価として高い関税をふっかけるなど強引な交渉を他国に押しつけているのだ

つまり、この世界は治療魔法を牛耳る人間が支配しているのだ。そんな状況の中で現代医学の知識をもつ天海が転生。

天海の存在が、この世界のパワーバランスを変える存在となるのは自明。人間にとっては滅亡すらありえる脅威なのだ（ザワザワ！

王道なろう系主人公像ではない！？

なろう系作品の主人公の多くは、チート能力を授かりハーレムでムフフな設定が多いですが、本作はちと違います。

まず主人公は魔法が使えない。この世界では魔法概念があり、その中でも治療魔法は、世界を牛耳れるほど偉大な存在。

そんな世界で、魔法ではなく現代医学で人々を治療していく（タイトル回収ｗ）。さらには現代医学を異世界に広げていきます。

異世界では、天海の現代医学の知識はオーパーツ的存在です。ただ、天海の知識は伝達可能であり、誰でも彼のように治療行為は可能です。

出典：高度に発達した医学は魔法と区別がつかない コミック・シーモア

実際天海は現代医学に関心のある者たちに「講習会」というかたちで教えるようになるんです

中の人

さらに、現代医学がすべての病気を治療できないように異世界でもそれは同じ。それに、この世界には多種多様な種族がいます。

人間以外の種族に果たして現代医学がどこまで通じるのか？天海の知識と技術は確かに凄いけど、決してチートではない。

出典：高度に発達した医学は魔法と区別がつかない コミック・シーモア

なろう系はワクワクは体験できても、結末が予想しやすいのがたまにキズ。でも、本作はストーリーが読みにくく続きがきになっちゃうのだ。

中の人

天海の技術をもってしても助ける保証ができないシリアスさを孕んでいるッ！

とはいえあくまでファンタジー

チート魔法ではなく現代医学、つまり己の腕のみで異世界を生き抜いていく主人公。とはいえ、そこはファンタジー。

元の世界のように、充実した治療環境は当然ながらありません。そのため、あれこれ知恵と工夫で乗り切ろうとします。

ただ、ツッコミを入れてくなる処置もｗ。たとえばドラゴンを治療する際、天海自身が鼻から体内に侵入し治療していくんです。

そんなバカなと思ってしまうようなトンデモ治療が描かれ、読者によっては現実味がなさすぎてページを閉じるかもｗ

ファンタジーと割り切るなら問題なし。その場の勢いと、辻褄合わせでうまく進んでいくので、個人的にはそこまでゲンナリはしなかった。

このへんは読者によって違うので実際に読んでみてほしい。三巻あたりまで面白く読めたらハマるはず！

中の人

気になりすぎるラストの行方

まだまだ物語ははじまったばかりですが、天海の存在は治療魔法を独占する人間にとっては天敵。確実に排除すべき不純物。

そのため天海ｖｓ治療魔法師という構図になりそうですが、そうとも限らない可能性も秘めているんですよね。

キーパーソンは大司教エクレス。治療魔法師のトップに君臨するお方で人間の国での影響力が強い人物なんですが、彼の考えが天海と似ているんです。

治療魔法以外での傷や病気を治す方法を模索していたり、人類すべてを治療しようとする野望を持っていたりと。

出典：高度に発達した医学は魔法と区別がつかない コミック・シーモア

ただし！天海は人種問わず救う考えですが、エクレスの言う人類とは人間だけの可能性が高く、他種族も含むのかで結末は大きく変わる。

漫画「高度に発達した医学は魔法と区別がつかない」配信状況

本作はコミック・シーモアにて、先行配信で読めるようです。ただ、実際他のサイトでも最新話が読めるのでよく分からない（笑

中の人

シーモアのジャンル設定ミスなのか？今後先行配信に移行するのか？

ウェブ配信メインなので配信頻度は不定期です。いち早く読みたいのならコミック・シーモアがおすすめです！

漫画「高度に発達した医学は魔法と区別がつかない」ネタバレ紹介まとめ

毎回描かれる医療行為は得てして単調になりがちです。ただ、この作品では元の世界から持ってきた薬には限りがあります。

だから異世界にあるもので代用するしかない。重度の病気でなくても、必要なものがなければ命を落とす危険性すらある。

天海はどう工夫し乗り越えるのか。ハラハラとシリアルさはなろう系でも群を抜く作品。ちなみに作画は神のごとき美しいタッチです。

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