goodアフタヌーンで連載している『甘々と稲妻』。作者は雨隠ギドさん。妻を亡くした数学教師・犬塚公平が父親1人で愛娘のつむぎを育てていく育児奮闘マンガ。
幼稚園に通っていたつむぎも日々成長してゆき、7巻からは小学生に「子どもの成長ははやいな」と親戚感覚バリに読んでいるんですが、つむぎちゃんの表情が可愛いこと可愛いこと。
そんなつむぎちゃん成長物語を紹介。
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子供は意外なものを見るける天才
料理オンチな犬塚先生がひょんなことから高校の教え子・飯田小鳥(ことり)と定期的に料理会を開くことになる。
飯田の母親が営む小料理屋を借りての料理会。当初は迷惑がかかると気が引けていた犬塚も、つぐみの楽しそうな姿に三人で料理することになっていく。
はじめての料理会、つむぎは料理ができるまでお絵かきをしながらカウンターで待っているんですが、ふとテーブルの裏を覗いて見てみると、
出典:甘々と稲妻(1) 雨隠ギド
小さかった頃に描いた小鳥の落書きを発見するつむぎ。子供らしい目線と独特の感性から、大人には見えないところに気付いたりするもの。まさにトトロのような子供にしか見えない不思議な世界。お気に入りのコマ。
つむぎとスプーン
お箸を使えるようになる時期はそれぞれですが、つむぎはお箸よりもスプーンで食べる描写が多い。
でも、スプーンの持ち方は大人とは違って、いわゆるグー持ちで食べているんですが、その仕草が可愛いすぎる!
出典:甘々と稲妻(3) 雨隠ギド
グー持ちだからおいしさを表現するとき、いつも両手を合わせるような仕草になっちゃうわけで、この仕草がなんともいえない可愛さを引き出している。笑顔100万点とこの仕草はもはやプライスレス!
おとさんの背中
子供は親の鏡といいますが、やっぱり親の性格なり習慣は子供にも自然と移るもの。その第一歩が「親と同じ行動」を真似ること。
出典:甘々と稲妻(6) 雨隠ギド
つむぎの父親である公平にとってちょっと苦手なお兄さんの登場回。苦手意識から無意識に体が反応してベランダに隠れるような仕草をしてしまう。それをジーーーーッと観察するつむぎ。
そして真似るw
公平も「親の好き嫌いが子供にそのまま移っちゃうのはちょっと」と反省。子供のしていることが実は親を真似ているなんてことは、現実でもアルアルなこと。
あ、、、頭が痛い。。。
笑顔はおいしさのバロメーター
そもそも犬塚家族が小鳥と料理会を開くことになったきっかけはつむぎの笑顔のためでした。
出典:甘々と稲妻(1) 雨隠ギド
はじめての食事会で作ったのはハンバーグと豚汁。豚汁を一口飲んだときのこのつむぎの表情で料理会を定期的に開くことが決まる。
こんな表情を見せられちゃ、だれだってお願いしちゃいしてしまう。ただ、つむぎのリアクションはこれだけじゃない。こんな可愛らしい表情をするかと思えば奇抜なリアクションもチラホラとあったりする。
出典:甘々と稲妻(2) 雨隠ギド
三人で五平餅を作った回でのつむぎちゃん。食べ物の感想とは思えないジーパン刑事バリのなんじゃこりゃwちなみにこのリアクションはたびたび登場する。
出典:甘々と稲妻(7) 雨隠ギド
こうしたつむぎのリアクションも成長してくにしたがって変化が生じていきます。美味しさや楽しさ、それにはじめて食べる驚きなどは幼稚園の時と比べてやや薄い。
もちろんこれはつむぎの成長に合わせて描き分けしてるんだろうけど、つむぎちゃんの食レポファンとしてはちょっと残念。
小学校へ上がると、その表情は大人っぽさを帯びるようになっていく。たとえばスプーンの持ち方。幼稚園のときはグー持ちだったのが指にはさんで使っている。
小学生はまだまだ子供だけど、幼稚園と比べるとやっぱりお姉さんなんだな。そしていつか「おとさん」から「お父さん」って呼ぶようになるのかな(感慨深い)