キメラアント編でのゴン→ゴンさんへの急激な成長のきっかけは、カイトの死によるものだった。
そしてゴンはラストでその怒りをピトーに向けたことで命を取りとめたものの、念が使えない体になってしまった。
しかし、そもそも考えてみればチート級の強さを誇るピトーのオーラに気付けなかったのはカイトの落ち度だったのでは?とも指摘できる。
つまり見つかったことは不運だっただが十分回避できたのではないか、ここではそんなカイトが犯した痛恨のミスについて触れていきたい!
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禍々しいオーラ
女王蟻を倒すべく敵本陣の巣穴を目指していたカイトたち、しかし円で周囲を監視していたピトーに見つかり一瞬にして緊迫した状態になる。
出典:HUNTER×HUNTER19 冨樫義博
弱くないはずのカイトがまさかの初撃(しょげき)で右腕をもっていからてしまう。圧倒的力量差と禍々しいオーラで平常心を失ったゴンはオーラを爆発されて敵愾心をむき出しにするも、キルアによって制させる。
到底敵わない敵に「戦う」のではなく「逃げる(逃がす)」ことを選択したキルアの判断は間違ってはいなかったが、この場面がのちのちゴンとキルアとの間で温度差を生むことになる。
出典:HUNTER×HUNTER19 冨樫義博
ピトーと対峙したときのカイトたちの判断はベストではないがベターであった。我を忘れた強化系らしいゴンの行動は反省すべき点ではあるが、あのときもっとも迂闊な行動に出ていたのはカイト本人だったのだ!
カイトのミス
ピトーの円は今まで登場してきたどの円とも違う独特な形状をしていた。たとえばヨークシンシティ編でゼノがクロロを探すために円を使ったときの形状は円状に広げていた。しかしピトーの円はアメーバ状になっていることでより広範囲に及び監視が可能となる。
半径2㎞まで広げられるのもアメーバ状だからであり、その範囲内にカイトが捕まってしまった。しかしピトーの円が広範囲だからといってカイトがそう容易に捕まるわけがない。いくらでも円を回避することはできたはずである。
しかしカイトしなかった、なぜか。
出典:HUNTER×HUNTER24 冨樫義博
本能に誘われて見誤ったんだよ
理由はわざとピトーの円に触れたからである。禍々しオーラを感じながらも敵の力量を見誤ってしまった。そこがカイトが敗れた最大の理由だった。
油断
どんな実力者であろうとも一瞬の判断ミスが命取りになる。たとえ一時の興味本位だったとしても、ゴンとキルアも同行していたあの状況において、カイトの判断ミスは大きすぎたと言える。
ゴンやキルアが足手まといだったという理由も考えられるが、だからこそもっとカイトはもっと慎重に行動する必要があった。念能力者によるバトルにおいてこの「油断」が致命傷になる。
心境
ただカイトがゴンたちを連れて行ったのは決して足手まといではなかった。途中の過程はどうあれゴンはピトーを倒したというのが事実だからだ。
出典:HUNTER×HUNTER32 冨樫義博
ピトーの力量を誤ったわけだが、ゴンを一緒に同行させたのは間違いなかったというカイト。カイトの念能力によって奇跡的に転生することができたようだが、カイトの心境はどうだったか。
お互い修行が足りなかったな
ゴンは自己犠牲と周囲に多大な迷惑をかけてようやくピトーを倒すことができた。一方、カイトの言う「修行が足りなかった」とはピトーの力量を見誤り迂闊な行動したことだ。
あのときの判断がミスであったことをこのセリフで認めている。ゴンははじめ「次は俺がカイトを護るよ」とあのときカイトを置いて逃げてしまったことを未だ気にしていた。
でもカイトはゴンに対して「俺たちはもう仲間だ」と「護られる」でのはなく「仲間」なんだと言う。ここでゴンに対する恨みはカイトにはもうない。
ゴンは未だわだかまりが残っている表情をしていたが、結局はカイトの判断ミスがデカかったwww
反省しろよカイト!!
おわり
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