「世界商品」という言葉をご存知だろうか。 ヨーロッパ、アメリカ、ロシア、アフリカ、アジアなど、全世界の人々に需要のある商品のことを世界商品と言うんだそうです。たとえば小麦やコーヒー、茶など、食べ物だけに限らず熱帯木材も世界商品。 どの国においても需要がある商品なわけですから、時の権力者たちは「この商品を独占しちまえば莫大な利益があげられる」と思ったことでしょう。 世界商品をめぐってあちこちで国同士の戦いが繰り広げられました。 砂糖ももちろんそんな世界商品の一つ、砂糖の独占をめぐり世紀を越えて争ってきたわけ ...