あれ、面白くね?という感想を2巻で改めて再確認、今回の頭脳戦はなかなか読ませてくれました。新たな敵も登場して展開にダるみもないから、たぶん最新刊まで読んじゃうと思う。
それにしても須藤なんなんだよwww全然反省してないどころか「また問題起こすだろうな」ってフラグまで立てられてるけど、なんか憎めない愛すべきバカ。
応援してるぞ須藤!
ストーリー・あらすじ
赤点をなんとか回避したDクラスだったが、またしても須藤が問題を起こす。同じバスケ部に所属しているCクラスの連中といざこざが起こり、須藤が手を出してしまったのだ!
自分は正当防衛だと無実を主張するも、相手は暴行事件だと学校にウソの訴えを起こし問題は大きくなっていく。そう、この事件はDクラスを潰すためにCクラスが仕組んだ巧妙なワナだったのだ!
須藤の停学、しいてはDクラスの評価にも響いてしまう窮地に、綾小路らDクラスは須藤の濡れ衣を晴らすため動き出す。が、相も変わらずツンデレ堀北は無関心を貫き協力する様子をみせずにいた。
伏線の張り方
未だ才能をチラチラ小出しにする主人公綾小路が堀北をうまい具合に誘導しながら、問題を解決していくんだけど、今回の展開はなかなか読ませるものあった。
終盤での爽快なオチへ向けて、ストーリーの随所に綾小路がヒントを残していき、それが最後の最後で明かされるという展開。
あのセリフやあの行動が、ラストのあれにつながるのね、と「あの」「あれ」と何を説明しているんだお前はとツッコミまれていそうだけど、1巻で「このラノベは頭脳バトル作品なんだ」と分かってるから、いろいろ考察しながら読むことができて、それが実に面白い。
「監視カメラか。確かにそんなのがあれば一発解決だったな」
「須藤の無実を裏付ける絶対的な証拠なんてあるはずもない」
「大勢の生徒が見ていて確実な証拠もあったかも知れないけどな」
と具体的なアドバイスはしないが、頭の切れる堀北なら分かってくれだろうと、さりげないアシストによって堀北を思い通りに動かしていく。
そして
話し合いなんて最初からしなければよかったくらいだ。そう思わないか?
出典:ようこそ実力至上主義の教室へ2 衣笠彰梧
と話し合いで解決しようとしてもこちらには勝ち目はないことを認識させ、その上で「話し合いとは別の方法」で解決させるように仕向けていくわけ。
言ってみれば綾小路はちょこちょこ堀北を調教wしてたわけで、ようやく2巻にしてコイツすごね!?と綾小路の非凡さが描き出されてきた感じ。
佐倉の本性
2巻にして二面性キャラ設定がけっこういることに気付く。ツンデレの堀北、巨乳キチの櫛田、そして今回新に登場した巨乳メガネアイドルの佐倉。
学校では極度の人見知りで友達ゼロ人だけど、実はアイドルをしている女の子。そして彼女がハイテンション系キャラであったことも忘れてはいいけない!
今後の彼女のリアクションに期待を寄せたい。新しい二重人格キャラの登場でますます華やかになっていく。
しかし今回闇オチしている櫛田と綾小路が急接近してきている。裏櫛田を知ってもなお「かわええ」と鼻の下を伸ばす綾小路の行動はちと意味不明だが、「私の大切なもの上げる」ってなんなのさ、気になる!
誰を押すか
綾小路の周囲で性格も含めてまともな女の子は今の一之瀬くらいしかいないという現状にガクブル ((;゚Д゚))、そのため今のところ一之瀬人気が読者の中で高いんじゃないかなと思う。
個人的には今回何気に頭角を表しているギャル軽井沢が気になる。平田の彼女だからという理由で女子を従わせているにしても、その実力が気になる。
クラスポイントの秘密
綾小路のナイスプレーで退学者ゼロ、そして過去問のおかげで生徒の点数爆上げ成功で3ヶ月目にしてようやくポイントがもらえる可能性が出てきた。
しか~し!ここで疑問なのがクラスポイントの査定方法である!!
1巻で茶柱先生が言っていた「死後や遅刻は査定には影響しない」のが今回の付与で確定事項となった。生徒の授業態度は査定に影響されることはない。
さらに気になるセリフもあった。
Bクラスの雰囲気はDクラスとそう変わらない。優等生だけの集まり、とうわけではなさそうだ。
出典:ようこそ実力至上主義の教室へ2 衣笠彰梧
この学校は「学業」だけが全てではないことは確か、なら中間や期末テスト以外でなにを査定基準に設けているのか、そこには絶対「何か」があることは確かで、そうでなきゃらDクラスが上に這い上がることができないからね。
そそ。中間テストや期末テストよりも、グッと影響力のある課題って奴?そいうじゃないとAクラスとの差ってなかなか埋まっていかないかさら
出典:ようこそ実力至上主義の教室へ2 衣笠彰梧
といっていた一之瀬のセリフも気になるな。
新たな敵
今回の事件で登場したCクラスのリーダー龍園、次回はさらに血なまぐさい頭脳戦が受けているのでしょうか。本人がわざわざ宣戦布告にきてたからねw
つづく
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ようこそ実力至上主義の教室へ3巻感想 軽井沢の下着がすべてな回!
細かいツッコミはあるもののやっぱ「よう実」は当たり作品に認定!それにアニメ版とのストーリー展開も若干異なるので十分楽しめると ...