呪術廻戦

呪術廻戦 両面宿儺(すくな)の正体!呪いの王、その強さを探る

呪術廻戦 両面宿儺

呪いの王の異名を持つ宿儺こと、両面宿儺(りょうめんすくな)。その呪いは、特級呪霊と比べても別格中の別格。

虎杖(いたどり)の受肉によって抑え込まれてはいるものの、宿儺の指が集まることで呪いは日に日に強まっています。

そこで、宿儺はこれからどうなっていくのか。元人間だったという過去含め、その強さなどをまとめてみました。

宿儺の正体を探る

宿儺は千年以上前に実在した人間ならが、当時の術師たちが総力を上げても勝てなかったという、バケモノ級の強さを誇っていた人物。

呪術廻戦116話考察
出典:呪術廻戦1巻 芥見下々 集英社

いわく、その容姿は顔が二つあり、腕が四本あったとされる「仮想の鬼神」。その脅威は死後も呪いとなり現在まで続いてる。

中の人
見た目はバケモノですが一応人間扱いなので「仮想の鬼神」ってあだ名です

死後、死体の一部は死蝋(しろう:腐敗を免れた死体)となり、特級呪物として死してもなお影響を与える、まさに呪いの王様。

日本書紀における宿儺

日本書紀

調べてみると、宿儺は日本書紀の中でその名前が登場します。615年に飛騨国にいた人間で、その容姿は二つの顔に腕が四つあったといいます。

六十五年 飛騨國有一人 曰宿儺 其為人

出典:日本書紀

人々を殺し、財産を略奪し、傍若無人の限りをつくしていた異形のバケモノ。本作に登場する宿儺はこれがモデルの可能性が高そう。

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特級呪物:宿儺の指

千年以上腐敗することなく、現世に存在し続けた宿儺の死体、厳密には宿儺の指二十本。しかも、凶悪すぎる呪いは破壊できず封印が精いっぱい。

中の人
宿儺は腕が四本あるので四本の腕×指の数五本=二十本が現世に存在しています

術師界最強の男・五条悟をもってしても破壊できないほどの呪物!しかも、封印は日に日に強くなってきている始末の悪さ。

特級呪物の特徴と例外すぎる宿儺の指

宿儺の指は「特級呪物」扱いですが、そもそも特級呪物とは、生命を止め他者に害を与えない縛りの対価として壊されずに存在している呪物のこと。

呪術廻戦 特級呪物
出典:呪術廻戦7巻 芥見下々 集英社

そのため、特級呪物を所有しているだけなら基本的に害はないんです(生命が止まってるため影響を与えない)。でも、宿儺の指だけは別。

宿儺の指の影響
  • 特級呪物ながら有害
  • 呪いが日に日に強大化
  • 封印も追いつかない状況
  • 指同士が共振し呪力が解放される

そもそも宿儺の呪いが強力すぎて、千年以上経た今でも指は腐らないし、呪いの強さも衰えないバケモノなんです。

それだけ異次元でヤバイの呪物だってことです!
中の人

だから、宿儺の指は特級呪物だけど周囲への影響が凄まじい、けど、誰も破壊も封印もできないから困ってるのが現状。

そこに現れたのが虎杖(いたどり)

そんなときに現れたのが、宿儺の指を取り込んでも呪いに殺されなかった虎杖。宿儺の強力な呪いに打ち勝つ肉体の持ち主です。

宿儺を受肉することのメリットはなにか。宿儺の呪いに耐性があっても、封印が強化されるとか、そういったことはないのです。

宿儺受肉のメリット
出典:呪術廻戦1巻 芥見下々 集英社

受肉のメリットは「破壊」できること。呪物単体では破壊できないけど、呪物を取り込んだ人間、つまり虎杖を殺せば呪物(宿儺)も死ぬ。

だから、高専上層部はすぐ処刑しろと命じます。一方、宿儺の指すべてを取り込んでから処刑しましょうよ、と提案したのが五条でした。

中の人
宿儺の指は全部で20本ありそのすべてを破壊しなければ宿儺の呪いは完全には祓えない

ただ、宿儺の指を取り込めば取り込むほど、呪いは強力になります。五条のこの提案はかなりリスキーであることも事実。

宿儺の指と虎杖の肉体

今のところ、五条の提案が通り死刑を逃れ生存してます。そして、虎杖が取り込んでいる宿儺の指は現在15本。

集めた宿儺の指の本数
宿儺の指入手元
1本目校内百葉箱(1話)
2本目五条(2話)
3本目少年院(8話)
4本目八十八橋(63話)
5本目ナナ・ミミ(111話)
6~15本目漏瑚(111話)

いくら宿儺の呪いに耐性がある虎杖でも、取り込む数が多くなることで、どんな危険性があるのかは分かりません。

中の人
しかも宿儺は虎杖と「縛り」を結びなにかを企んでる(後述)

実際、渋谷事変編では漏瑚(じょうご)に10本の宿儺の指を一度に飲み込まされたことで、肉体の支配権が宿儺に変わる場面もありました。

このときは時間の経過とともに元に戻ることができたものの、宿儺が虎杖の肉体を支配中には、渋谷駅周辺では災害級の甚大な被害が出た。

宿儺は復活望む!?関係する人物たち

虎杖が宿儺の指を取り込むごとに力を強めていく宿儺。さらに、宿儺自身も何やら悪だくみを考えている様子がプンプンします。

虎杖との約束

思い出すのは宿儺によって虎杖の心臓をもぎ取られたときです。このとき、虎杖は瀕死の状態となり生死をさまよいます。

このとき、宿儺は虎杖に生き返らせる条件として次の三つの条件を提示していて、虎杖はこれを承諾し生き返っています。

  1. 「契闊」と唱えたら肉体入れ替わる
  2. この条件の記憶を忘れる
  3. この条件下では人は殺さない

※契闊:けいかつ

ここで疑問なのが、なぜ宿儺はこんな条件を虎杖と結んだのかですが、可能性として高いのが宿儺の復活です。

宿儺の望みが復活だと考えるのは、これまでのストーリーにおいても、復活を匂わせる描写や伏線が存在しているから。

たとえば伏黒恵。

宿儺と伏黒恵

宿儺は伏黒恵を明らかに特別視しています。それがよく分かるのが呼び方。あの宿儺が人間の名前を覚えてること自体前代未聞!

呪術廻戦 宿儺と伏黒
出典:呪術廻戦2巻 芥見下々 集英社

最強術師の五条でさえ、宿儺からは人間、貴様、といった呼び方ですが、伏黒は最初から名前で呼んでおり、相当なお気に入りの様子。

中の人
【補足】のちに宿儺の口から五条というセリフが出ました

宿儺にとって恵は特別な存在、なら、なぜ恵を気にかけるのか、その理由として考えられるのが宿儺の復活です。

伏黒の術式
出典:呪術廻戦2巻 芥見下々 集英社

これまでのストーリーでヒントとなるのが恵の術式「十種影法術」。その中でも宿儺が興味を示したのが、最強の式神・魔虚羅(まこら)です。

ただ、恵の術式が宿儺復活にどう関係してくるかまでは分かっていませんが、宿儺復活に恵が深く関係してくる可能性はかなり高い。

暗躍する裏梅(うらうめ)

もう一人は裏梅。このキャラは、偽夏油組の一人として度々登場していた白髪のオカッパキャラ。偽夏油と同じく袈裟姿の青年。

宿儺との関係が明らかになったのは、渋谷事変編でのこと。虎杖の身体をの取った宿儺と言葉を交わしている場面があります。

宿儺と裏梅
出典:呪術廻戦14巻 芥見下々 集英社

このとき宿儺はなぜか裏梅のことを知っており、さらに「またな」と再会を予感させるセリフで終わっています。

宿儺復活のために裏梅が動いているのはまず間違いなさそうです。となると共に行動している偽夏油もまさか・・・!?

中の人
この部分はまだまだ謎が多いところです

宿儺の斬撃技

ここまで宿儺の呪いと、復活に向けての伏線などを紹介してきましたが、ここからは宿儺の術式や技について紹介していきます!

宿儺がこれまで披露した技は斬撃。敵をサイコロステーキのようにコマ切れにする、あるいは輪切りにする技が登場しています。

斬撃技「解(かい)」と「捌(はち)」

宿儺がよく繰りだす斬撃技のほとんどが解(かい)で、対象を細切れにする技。この他、捌(はち)という斬撃技も明らかになっています。

この技は呪力差・対象物の強度に応じて一太刀で相手を卸す斬撃技で、呪力のあるモノにのみ攻撃できる技のようです。

  • 解:通常の斬撃技
  • 捌:呪力・強度に応じた一太刀

領域展開・伏魔御廚子(ふくまみづし)

宿儺の領域展開は常識を逸脱したチート級といってもいい技です。通常、領域展開では空間を分断します。真人戦をイメージすると分かりやすい。

真人の領域展開
出典:呪術廻戦4巻 芥見下々 集英社

通常、呪力で周囲を覆うことで敵を閉じ込めているのが領域展開です。ただ、宿儺は呪力で周囲を覆いません!

覆わずとも領域展開が発動できてしまう。いまサラッと言いましたが、そんなことができるのは宿儺くらいです。

空間を閉じないことで、敵に逃げ道を与えているという「縛り」にもなり、領域内での技の威力をさらに上げています。

更地化した渋谷
出典:呪術廻戦14巻 芥見下々 集英社

通常の領域展開と同様に、宿儺の領域内でも攻撃は必中。斬撃「解」と「捌」で半径200メートルの領域内を更地にする!

宿儺の術式は「料理」と関係アリ!?

領域展開の名前などから宿儺の術式が料理に関係している説があるんです。伏魔御廚子の御廚子(みずし)は台所の意味。

伏魔の御廚子、伏魔は悪魔・魔物といった意味があり、ここでは呪いと考えると、呪いの台所、つまり宿儺の台所といった意味合いになります。

宿儺のセリフ
出典:呪術廻戦2巻 芥見下々 集英社

実際、宿儺は領域内で技を繰りだしたとき「3枚におろしたつもり」と料理に関するようなセリフを言っています。

宿儺の強さ!最強五条よりも格上?

ここで気になるのは、最強の術師・五条悟とどちらが強いのか問題。まず、五条であっても宿儺の指を祓うことはできない。

であるなら、五条をもってしても宿儺は倒せないのか?ただ、宿儺の実力について五条が言及しているコマがあります。

呪術廻戦 五条のセリフ
出典:呪術廻戦1巻 芥見下々 集英社

それによれば、力を完全に取り戻した宿儺との勝負は難しいと発言。あの五条が「倒せる」と即断しなかったことかして、祓うのは難しいようだ。

中の人
指20本すべて揃ってしまったら五条でも勝てない可能性は十分ありそう

宿儺は最初に殺す相手として五条を指名している場面もありました。となると、二人の戦いは避けられない?

ちなみに宿儺と五条、共に戦った人物(呪い)に漏瑚(じょうご)がいますが、いずれも漏瑚が完敗している。

魔虚羅(まこら)との戦い

ただ、ストーリーが進むにつれてどうも宿儺の方が強いんじゃねといったエピソードも出てきているのも事実。

それが魔虚羅戦。

江戸時代の御前試合
出典:呪術廻戦17巻 芥見下々 集英社

江戸時代、五条家当主と、禪院家当主が御前試合をおこない相打ちに。五条家当主は六眼持ちの無下限呪術使い、つまり悟と同じスペック。

一方禪院家当主は十種影法術使い。なぜ五条家当主と相打ちにできたのか、恐らく調伏の儀で魔虚羅を呼び出し、ともに倒された可能性が高い。

つまり、当時の五条家当主は魔虚羅に敗北したことになる。ここで思い出すのが、渋谷事変で恵が、同じく調伏の儀で魔虚羅を呼び出した場面だ。

このとき、宿儺が駆けつけそしてどうしたか。魔虚羅を倒すことで調伏の儀を取り消した。宿儺は魔虚羅を倒したのである。

相性などもあるが、少なくとも魔虚羅戦に焦点を当てて考えてみると、宿儺のほうが五条より強いと言える。

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