なんでも折原一さんは叙述トリックによるミステリ作品を得意とする作家さんなんだそうです。巷では「叙述トリックの名手」なんて呼ばれているとか、いないとか。 そんな中で今回手にしてのが、1989年に東京創元社から出版された「倒錯の死角」であります。 倒錯シリーズ三部作の一つと呼ばれているらしく、たしかに作中では「倒錯のロンド」が登場していたので、 もしかすると、読む順番を間違えたのか!? と思ったけど、この作品だけで完結してるので、倒錯シリーズを知らなくても問題なかった。ただ、もっと折作品を味わいたいならシリー ...