「壺中卵(こちゅうらん)の儀」により王子に憑りついた守護霊獣、念能力者でなくとも念獣を持つことができ、「寄生型」に分類できるのが守護霊獣の特徴。
- 宿主のオーラを利用し能力を発動する
- 宿主本人に自覚はない
- 宿主には視えない(念能力者であっても)
- 宿主は念獣を操作(コントロール)できない
また、守護霊獣は①念獣同士は殺し合わない、②念獣の憑いた人間を直接攻撃しないという本能も持ち合せている。
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第1王子 ベンジャミン(母ウンマ)
カキン帝国の第一王子にして念能力者のベンジャミン。筋肉ムキムキでライオンを素手で倒すほどの筋肉バカ王子かと思いきや、継承戦が進んでいくにつれ冷静な部分を見せる。
私設兵隊長のバルサミルコの助言に耳を傾けていたのは意外である、継承戦が進むにつれて国王としての素質を見せはじめていく。国王、ベンジャミンでいいんじゃね、というネット民は多いw
チェリードニヒとは犬猿の仲、これは母親が同じことに由来しているのではないかと推測。継承戦においては上位王子が優位な立場をフルに利用しているもよう。
15人すべての警護兵を私設兵で固め、13人の他王子すべてに私設兵を送ることができる唯一の王子。これはベンジャミンが軍事最高副顧問の地位にいるからこそ許されている特権である。
星を継ぐもの(ベンジャミンバトン)
守護霊獣の能力は未だ不明が部分が多いが、ベンジャミン自身の念能力は明らかとなった。部下思いの能力であった。
出典:週刊少年ジャンプ2018年11号 HUNTER×HUNTER 冨樫義博
- 忠誠を誓った者が死ぬとその能力を継承
- 継承条件①:カキン王国軍学校卒業者
- 継承条件②:ベンジャミン私設兵
第2王子 カミーラ(母ドゥアズル)
一人称が「カミィ」の第二王子。カミィのすべてが正しい、カミィ中心に世界がまわっているワガママ王女さま。意にしないことは、たとえ母親でも例外ではない。
好戦的な一面があり、ベンジャミンと、母親が同じハルケンブルグの殺害をほのめかしている。カミィに意見できるのは、唯一カキン帝国現国王のホイコーロのみ、まさに恐女。
ベンジャミンと同様に念能力者であり、彼女の私設兵の中にも能力者がいる可能性が高い。守護霊獣については情報は少なく不明なことが多い。
百万回生きた猫(ネコノナマエ)
カミィ自身の能力はカウンタータイプの蘇生能力。ベンジャミンに戦いを挑み、あえなく敗北をきっする。現在は王子殺害未遂で投獄されてしまった。
出典:週刊少年ジャンプ2018年11号 HUNTER×HUNTER 冨樫義博
- 迎撃型(カウンタータイプ)
- 死後発動する能力
- 攻撃してきた者の命を代償に蘇生
H×H373話「継承」 カミーラとベンジャミンの能力判明!
カミィが行動を開始した前回。母ドゥアズルとの会話の通り、最初の暗殺ターゲットはやはり第一王子ベンジャミン。 オレ様使いと一人 ...
第3王子 チョウライ(母トウチョウレイ)
上位王子よりは好戦的な性格ではないが用意周到さはうかがえる。マフィアのシュウ=ウ一家とコネクションを持っている。
第5王子ツベッパから「奢侈(しゃし)を尽くす」と評されており、裏の顔がありそうである。油断できない存在。
護衛人に念について知るもはいなかった。そのため、クラピカと接触して念及び守護霊獣についての情報を集めるために、オイト陣営と協力関係にある。
出典: HUNTER×HUNTER35 冨樫義博
クラピカに私設兵のサカタとハシトウをワブル王子の護衛として一時的に貸し出している。守護霊獣の能力については未だ不明。
第4王子 チェリードニヒ(母ウンマ)
かなりの危険人物、薬を常用し、女性の皮膚剥ぎ興奮するサディストな一面があるが、かなりの切れ者。マフィアのエイ=イ一家とコネクションあり。
王子たちのプロファイリングの精度も高く、分析力も高い。「オレ様」と「一人称の女」って根が同じという分析はベンジャミンとカミーラのことであった。
念能力者としての実力もあり、優秀というよりも、天才的才能を見せている。指南役のテータも彼の才能に驚くが、念を身につけたら後のことを考え恐怖を覚えているようだ。
出典: HUNTER×HUNTER35 冨樫義博
彼に憑いている守護霊獣もこれまたおぞましく、女性の顔の中にもう一人男の子?の顔がある、これは一体誰なのだろうか??能力については未だ不明。
第5王子 ツベッパ(母トゥアズル)
はじめ男性だと思っていたが、言葉遣いから女性の可能性が限りなく高い。第二王子チョウライ同様、クラピカにコンタクトをしてきた王子。
クラピカに念に関する情報をもらう予定だったが、全王子に念を教えるという方向に。今のところ、私設兵には念を使えるものがいない可能性が高い。
チェリードニヒに一時的な和平を持ちかけており、彼女なりの戦略は持っていそうであるが、その実力は詳しくは描かれていない。守護霊獣に関しても情報は乏しい。
第6王子 タイソン(母カットローノ)
美男子しか愛せない王子。角度によっては可愛くもなくはない。自身が記した「タイソン教典」を警護兵に読ませている。守護霊獣となにか関係があるのだろうか?
出典:週刊少年ジャンプ2018年10号 HUNTER×HUNTER 冨樫義博
警護兵に念使いがいる。その一人がクラピカの師匠イズナビ。クラピカの念講義に一人も警護兵を送っていないのは、かわいい護衛兵たちに悪い虫がつかないようにするためである。
第7王子 ルズールス(母ドゥアズル)
王位継承戦に興味がないのか、彼の言動からすでに勝ち目なしと見ているのか消極的な態度が気になる。警護兵にバショウが付いているが、意気投合したのか、合法ドラッグについて話に花を咲かせているw
友人に麻薬中毒者がいるらしく、更生に使えるのではとイイ奴な一面を見せている。マフィアのシャ=ア一家とコネクションあり。
船内に入れる従事者審査でルズールスの従事者(恐らく私設兵)が全員審査に落されていることから、勝ち目のないと痛感したのだろうか。守護霊獣の能力は未だ不明。
第8王子 サレサレ(スィンコスィンコ)
継承戦に興味があるのか怪しいところ。船内に連れてきた従事者たちは、どうみても護衛ではなく遊び目的のパリピ女子ばかりw
継承戦くそくれぇぇぇ~
とのことである。
しかし母スィンコスィンコに対して、次の晩餐会に面白いことが起こると意味深なセリフも吐いている。継承戦を有利にすすめるための計画なのか、それとも、、、彼の動向は無視できない。
ちなみに守護霊獣はミラーボールと化している。念獣もまたイベント好きなのだろうか。能力は未だ不明。
第9王子 ハルケンブルグ(母ドゥアズル)
15歳でミワル大学に入学し物理学を専攻、アーチェリーの世界大会で銀メダルを取るなど学歴はかなり華やかである。
しかし、そんな品行方正な彼が王子の中でチェリードニヒを認めているのは不思議である。晩餐会でも二人で話しているコマもあった。
王位継承戦が王子同士の殺し合いと聞いて、辞退することを国王に話している。しかし、その後何ものかにより襲われている。
守護霊獣の能力によるものか、それとも念能力者によるものなのか、今のところ断定することはできかねる。
第10王子 カチョウ(母セイコ)
性格はキツメ、妹のフウゲツに対しても威圧的な態度が目立つが、表向きの性格とは裏腹に、心の中では別のことを考えているようだ。
出典: HUNTER×HUNTER34 冨樫義博
護衛にあたっているセンリツがカチョウの心音から、彼女の本音を見抜き、偽りの自分を演じていという。フウゲツには、強力して王位継承戦を勝ち抜いていくことを命令していた。
第11王子 フウゲツ(母セイコ)
姉のカチョウに脅されているようである。性格は内気で、カチョウに対して反論できない様子。昔は仲がよかった時期もあったようである。寝室で昔の写真を眺める一面もあった、過去になにかあったのだろうか??
第12王子 モモゼ(母セヴァンチ)
王位継承戦最初の犠牲者、生前は母セヴァンチから疎まれていたようである。自分が女王になる意欲は見せていたようだが、残念ながら一歩及ばず。護衛にハンゾーが付いていた。
出典: HUNTER×HUNTER34 冨樫義博
守護霊獣はネズミのような容姿をし、能力は操作系と思われる。憑りついた対象者にしか念獣は視えなようである。「おヒマ」との声かけに応じると、能力が発動し対象者を操れるもよう。
第13王子 マラヤーム(母セヴァンチ)
モモゼの弟、モモゼの死後、かなり落ち込んでいる様子。それに呼応するように守護霊獣にも変化が見られる。ビスケ、そしてモモゼが死亡したことで、ハンゾーもマラヤームの護衛に付く。
第14王子 ワブル(母オイト)
まだ赤ん坊のワブル、女の子である。護衛にクラピカがついており、継承戦の離脱を模索している。王位継承戦早々に護衛兵のほとんどがヤられ、クラピカとビルのみが護衛に付いている。
のちに、第三王子チョウライより、一時的に護衛人サカタとハシトウが貸し出されている。ワブルの守護霊獣についてはその姿すら不明である。