第四王子ツェリードニヒの私設兵としてBW号へ乗船したテータちゃん。ツェリからもかなり信頼されているようで、彼女の仕事っぷりはかなり有能。
出典:HUNTER×HUNTER33 冨樫義博|集英社
ハンター協会による検問でテータの判断で、協会側に王位継承戦についての関係などを話したことで、検問を無事パスことに成功。この判断にツェリも「グッジョブ!」とテータの行動を賞賛。
ツェリの私設兵になるためにはただ強いだけじゃなく、頭の回転もある程度必要になる。さもないと、たった一つの回答や行動のミスによって、自分の命さえ危ういことになる。
私設兵のお給料がどのくらいなのか知らないけど、敵が外だけじゃなくて内(依頼主)にもいる職場なんてイヤだな。ブラックもいいところ。
[toc]
テータの思考の流れ
クラピカによって王子全員に「念」の存在が明らかになちゃったことが、テータが窮地に追い込まれた原因と言えます。もしテータが死んだら、それは間違いなくクラピカが悪い!
とはいえ、知ってしまったからには仕方がない。テータは同僚のサルコフとツェリへの念修行について話し合う。はじめは「私の指導でアイツを良い方向へと導く」という結論に至ってた。
出典:HUNTER×HUNTER35 冨樫義博|集英社
止められるのは私だけ?!
けど、ツェリの守護霊獣を見た段階で、「私無理かも」って思ってしまう。「いい方向」とかそんな甘ちゃんなことは言ってられないほどの禍々しい霊獣。
まだ、念修行していない段階でテータの決心がもろくも消えてしまうという事態!しかし、ツェリに意見することもできず(意見すれば死が待ってるからね)、ずるずると念を教えることになる。
テータはツェリを殺す!?
天才的才能により念能力を吸収していくツェリ、その様子を側でみているテータ、念修行に入るときにはツェリをいい方向に導いていこうなんていう考えは一ミリもなくなっていた様子。
384話のテータの心の動きを読むと、どうやらツェリを「絶」状態にして、何かをしようと考えているのは確か。流れから考えて、ツェリを殺そうとしているように思える。
でも、テータはそもそも私設兵として雇われた、いくらツェリの念が禍々しくても、「殺す」という一択になるのだろうか疑問である。それに、万が一にもテータがツェリ殺害に成功したとしよう。
出典:HUNTER×HUNTER35 冨樫義博|集英社
王子殺害はそもそも重罪
そもそもの話、王子殺しは重罪なのである。念の存在が知られた今、ツェリが死亡したら、真っ先に犯人にされるのはテータ。つまり、ツェリを暗殺という判断自体が浅はかすぎる。
どちらに転がっても死しか待ってないから。ツェリの禍々しいオーラに恐怖を感じたとはいえ、自分の命までをかけてテータがツェリを殺すはずもない。
なら、なぜテータはツェリの命を狙うという考えに至ったのか、ここが、ポイントだったりすんじゃにのかな、と思うわけです。
守護霊獣と必要条件
ツェリの念習得を懸念して殺害を考えていないとしたら、なにが理由なのか。考えられるのは、テータが殺されることを感じている可能性。
出典:HUNTER×HUNTER35 冨樫義博|集英社
テータはツェリの守護霊獣によって頬に傷を付けられた。これは何らかの能力の必要条件だとテータは考えていた。ほいで、テータがある条件を満たしたら守護霊獣によるなんらかの攻撃を受けると考えたのかもしれない。
守護霊獣は王子の影響を色濃く反映させて誕生することから、ツェリの今までの言動を振り返っていくと、1つのキーワードとして「ウソ」が考えられる。
出典:HUNTER×HUNTER36 冨樫義博|集英社
テータが霊獣から頬に傷を受けた直前のコマ、ツェリが「嘘をつく女」の発言に呼応するように守護霊獣が動いていたことからも、おそらく「嘘」を見抜いくためにやったのかなとも思う。
とすれば、テータはツェリを「絶」の状態にしてなにかをやるつもりだけど、守護霊獣には、すべてお見通しなんじゃないかと思えてならない。
H×H384話 ツェリードニヒの念獣とテータの暗殺計画
前回は日曜晩餐会を抜け出してカチョウとフウゲツがBW号からの脱出、つまり継承戦からの辞退を狙ったのですが、悲しい結末に。 し ...
テータはツェリの前で平然と嘘をついていたからね。死亡フラグはすでに立ってしまっているのだ。自分が殺される前に、殺すって思いからツェリ暗殺を実行する決意をしたのかなと思ったりする。
テータまとめ
可能性は高いけど、テータはツェリを殺そうとしているかは確定ではない。けど、ツェリが絶の修行に入るのを待っていたのは確か、となると、守護霊獣がいないときにしかでないことになる。
テータがツェリを殺そうと思った動機も含めて考えると、よく分からないこともあるんだけど、流れとしてはテータはツェリを殺そうと考えている説が有効かなとは思う。