よう実

ようこそ実力至上主義の教室へ4巻感想 主人公気持ち悪い問題

よう実4巻ネタバレ感想

今回は綾小路の素の部分がグロく出ている回。アマゾンレビューを見ても4巻をきかっけに主人公が嫌いという感想がけっこうあった、とても納得。

あとで分析するけど、綾小路は性格というか心に問題がありそう。それもこれも父親が関係してるんだろうなと思う。それにしてもアニメでまるまる削除されてしまうとは、、、ねぇ。

ようこそ実力至上主義の教室へ
出典:ようこそ実力至上主義の教室へ3 衣笠彰梧

軽井沢の過去が明らかに。

学生データベースには「小中学校とクラスの中心人物として活躍」って評価してあるけど(単行本3巻)、軽井沢曰くあらゆる虐めを受けてきたわけで、なぜに学校はこんな評価しか下せないのか不思議。

できればもう少し設定を詰めてもらえるとストレスなく読めるんだけどなぁ。まぁ、龍園が入学してる時点で生徒管理のザルさ加減が酷いのは明らかなんだけどね。

ストーリー・あらすじ

夏休み臨時試験前半戦が終了、フタを開けれみれば他クラスを圧倒しDクラスがまさかの高ポイントをゲット。立役者である堀北への注目度は上がっていくが、すべては綾小路の思惑通り。

そして新にはじまるは臨時試験後半戦。A~Dクラスの全ての学生を干支になぞらえた12のグループに分け、各グループごとに一人だけ存在する『優待者』を見つけるというもの。

前半戦がクラスのチームワーク、協調性を試す試験だとすれば、後半戦は頭脳、シンキングを試す試験。それぞれが自クラスの利益のために騙し合う頭脳ゲーム。

徹底した籠城を決め込む葛城率いるAクラス、その牙城を崩しポイントを稼ごうとする一之瀬引きるBクラス、そして不気味な存在の龍園率いるCクラス、新たな戦いが今はじまる!

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軽井沢というブルブルキャラ

軽井沢と平田の関係が仮面カップルだったのは前巻から伏線があったので気付いてた人は多かったはず。今回はこの2人の暗い過去が明かされる。

軽井沢が受けた壮絶な虐めの描写がツッコミどころ満載なのは置いといて、彼女の本質にあったのは「自分の身を守るため」という自己防衛本能。

誰かに依存した人生は、その「誰か」の影響によって自分の人生が左右されちゃうから怖いのよ。綾小路が軽井沢の行動原理を見抜いたときに言った「コイツは使える」というのはまさに悪魔的セリフだったりする。

綾小路の目的は幸いにDクラスをAクラスに昇格させること、これは茶柱先生との取引であり、父親から距離を置くための手段だからよかったものの、力がある奴がいつも平田のような聖人とは限らない、むしろ他人を蹴落として登りつめた奴の性格なんてたかが知れてる。

「股を開け」って命令に素直に聞き入れるのもなんかねぇ。しかもリアルでもこういうタイプって少なからずいる、というかいたwww

そして眉ひとつ動かさずに淡々と軽井沢を追いつめていった綾小路という主人公に好き嫌いが出始めるのがこの巻当たりからだと思う。

綾小路の行動原理

自分の才能を隠そう隠そうと思いつつもついつい自分からバラしてしまうおちゃめな綾小路君。そもそも彼の行動原理とはなんなのか。

この世は『勝つ』ことが全てだ。過程は関係ない。どんな犠牲を払おうと構わない。最後にオレが『勝って』さえいればそれでいい
出典:ようこそ実力至上主義の教室へ3 衣笠彰梧

それは3巻でのサバイバルゲームのラストでのセリフ。他人の感情を無視した自分勝手な性格。軽井沢を仲間に率いれるために使った方法からしても、主人公の心は引くぐらい病んでいる。

正直読んでてコイツ嫌いと思ったからね。

友達ができるというのもあくまで建て前、彼はそもそも友達を本気で作ろうとは思っていない、クラスメイト(堀北含め)にも特別な想いも感じないため、その雰囲気は当然友人関係にも影響していく。

平田と軽井沢を仲間に加えたとしても、綾小路自身の問題が解決しないと父親が言っていた「自ら退学を選ぶ」という予言はあながち間違っていないと思った。

自分の利益ばかりを優先させて他人をないがしろにし続ければ、そりゃ亀裂は生まれる。Dクラスの窮地は必ずやってくるだろうし、その渦中にいる人物は綾小路、お前だよ!

さては隠す気がないなw

一学期にして何人にバレてしまったのだろうか、しかもこの試験によって龍園も疑いはじめているではないか!少なくとも一之瀬は綾小路をマークすべき生徒であると認識したはず。

「意外と綾小路くんって凄いよね。今の私との会話は即席のものでしょ?」
出典:ようこそ実力至上主義の教室へ4 衣笠彰梧

綾小路たちがおこなった試験攻略法のカラクリを説明する一之瀬、さらにカマをかけ綾小路の行動を観察するところを見ると、さすがに気付いてるだろう。

近いうちに龍園にもその存在が確実にバレるはずw

今現在綾小路の実力を知っているのは茶柱、堀北、平田、軽井沢あたり。そしてBクラスの一之瀬。これはBクラスの担任星乃宮のアシストも影響していたが。

裏でコソコソ工作する作戦は通用しなくなるのは近そう。これも身からでたサビ。平田と軽井沢を率いれた今回、Dクラスを動かしやすくなったのは確かだが、いつまでも堀北の後ろをうろちょろする三下キャラを演じられるほど甘くないゾ。

龍園の宣戦布告はもちろん、Aクラスの坂柳の存在も気になるからね。

つづく

ようこそ実力至上主義の教室へ4 衣笠彰梧
出版社: KADOKAWA
発売日: 2016/5/25
言語: 日本語
ASIN: B01FVG0750

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