使い勝手がいいのでしょうか?なんだか近ごろはメモ帳といえば、モレスキンが人気みたいですが、アマゾンさんで調べてみると、これがべらぼうに高い。
メモ帳に2000円は高いと思ってしまう。手帳として使うならいいのかもしれませんが、ぼくの用途は、ちょっとしたアイデアと思いつきをすぐになぐり書きできるメモ帳で、年に何冊も購入するため、使い勝手以上に、価格も重要なポイントになってくる。
今回紹介するのは、MDノートというすごくシンプルなメモ帳なんですが、書き心地もそれほど悪くないですし、書いたときのにじみもなく、スラスラとペンが走る、申し分ないメモ帳です。
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ザ・シンプル
アイデア帳に求めるのは、書き心地と価格。文字を書いていくときに、書いたときにインクがすれてしまったり、にじみがあるのはいただけない。
DMノートはとにかく書き味にストレスがない。メモは、重要なことを書き留めるときとは違い、乱暴な走り書きになるから、筆圧が自然と落ちてしまう。
今まで普通に使っていた120円くらいのノートだと、使ってるボールペンが悪いせいもあるだろうが、すぐ文字がすれてしまうのがイヤだったけど、このノートはそれがない。
値段はお手ごろとはいえ、メモ帳の中では中堅どころ、決して安いとは言えないが、このコスパなら申し分ない。
170ページほとの厚さなので、たとえば開いたときにのページがどうなっているのかは気になるところ。雑な縫製だど、勝手に閉じてしまうのがストレスなのがだ、さて、MDノードはいかがなものか。
ピタッと開いたままです。もちろん、なにも上に載せていませんよ。
別の角度からもう一枚。縫製が丁寧なんでしょうね。見やすさも申し分ない。
専用カバーでさらに使いやすく
MDノートの表紙も無地のシンプルな作りになっていますが、カバンに入れて持ち運んだりするいると、表紙が反りかえったり、汚れが目だってしまうことが度々ある。そんなときは、専用カバーがおすすめです。
ビニール製のいたってシンプルなカバーですが、ワンコイン程度で買うことができますし、雨除けにもいい。持ち歩く人は特に、湿気対策としてもおすすめ。
カバーにはペン差しがついているので、愛用ペンの収納場所として使える。
カバーをつけるとこんな感じになる。シンプルしすぎて見た目にはほとんど変わりませんが、ちょっとしたカスタマイズでも、どこか愛着が湧いてくるから不思議です。
カバーを合わせても1000円以内で収まってしまう。モレスキン愛用者も多いが、なにも人気だからといって一択にする必要もないだろう。
手頃なアイデア帳を探している方にすすめたい。
ペンもメモ帳も用意した。で、その後は?
手帳も見つかったとなれば、次の段階としてアイデアをメモしていくことになる。しかし、これを継続していくのはなかなか難しい。
いざ、まっさらなページを目の前にすると、一番肝心のアイデアが浮かばないではないか!となりかねない。アイデアがいつも空から降ってくるとは限らない。
アイデア帳を使うようになってから、どうやってアイデアを生み出していくのかに関心を持つようになりました。ライフハックにみかけるような「ノート術」よりも、自分の頭の中からいかにしてアイデアを搾り出してくのかが重要なのではないかと思いはじめる。
考具―考えるための道具、持っていますか? 加藤昌治 単行本(ソフトカバー): 239ページ 出版社: CCCメディアハウス 言語: 日本語 ISBN-10: 4484032058 Amazon 楽天市場 |
実は、アイデアを生み出す方法さえ知っていれば、それほど難しいことはないんです。そんなヒントが詰まった名著が加藤昌治氏の『考具』。
この本を読むことで、さまざまな視点から見比べることで、アイデアが生み出しやすくなる。たった1つのネタであっても、考える道具を使うことでいく通りものアイデアを思いつきやすくなるはず。
さらに、もう一冊。
こちらもアイデア本の中では名著。ジャック・フォスターの『アイデアのヒント』。この中で特に印象だったのが次の文章。
彼ら(アイデアマン)は言葉では考えない。彼らが思い浮かべるのは絵であり、関係性であり、メタファーであり、アイデアである。「ビジュアルとしてのアイデアさえ浮かんでしまえば、言葉は自然についてくる」と
出典:アイデアのヒント ジャック・フォスター
このヒントを読んだとき、新たな考え方を身につけることができたような感覚に襲われたのを覚えている。
しかし、いざ実践してみると、具体的なことであればイメージしやすいのですが、抽象的なもの、ほとんど予備知識のないものはイメージしにくいことに気がつく。
ただ、ぼくにとって運がよかったのは、『考具』を読んでいたこと。たとえ抽象的なものであっても、マインドマップの手法を使えば視覚化することができ、イメージもしやすくなる。
あるいは、マンダラートの手法を使うことで、別の視点からアイデアを思いつくことも可能になる。これからアイデア帳を使ってくときに、こうしたアイデアを生み出すための道具を学んでおくと、きっと参考になるはずです。