4年ぶりに登場したミカサたち壁内人類!ただ、そこにいたのは、明らかに見慣れない顔が含まれていた。その一人が、
オニャンコポン
という人物。
飛行船を操縦する重要な役回りを任されていたところを見ると、かなり信頼されている人物であることが分かります。
まぁ~、操縦できるのが彼だけって可能性もあるわけだけどね。そこで、今回は新顔の一人として登場したオニャンコポンについて考えてきたい!
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マーレの外交情勢
出典:進撃の巨人23 諫山創 講談社
マーレは最近まで、複数の国と戦争状態にあった。戦争の引き金になったのは、パラディ島での始祖の巨人奪還作戦失敗。
壁内人類に二体も巨人を奪われたことで、周囲の国々が団結しマーレを叩きにかかる。結局、マーレの軍事力の大概は「巨人の力」によるもの、そのツケを払わされることになったようだ。
巨人の力を過信したあまり、今や、兵器技術は他国に一歩も二歩も劣ることになるありあさま。しかも、かつて強大な力を誇っていた巨人の力さえ、近代兵器の前に負けつあるという。
とはいえ、辛くも戦争には勝つことができたマーレ。
この戦争によって、マーレに故郷を奪われた人物がオニャンコポンであった。その後マーレの兵士として徴用され戦うことになる。
反マーレ派義勇兵
タイバー家当主ヴィリーは、世界に向けて演説をする前、馬車の中で国内で暗躍する組織について話していた。壁内人類がマーレに潜伏していること、そして、彼らに協力する者がいること。
どうやらヴィリーは、ジークが裏切り者であることや、反マーレ派義勇兵の存在までは把握できていなかったようだが、このシーンは、その後の伏線にはなっていたわけか。
反マーレ派義勇兵とは、ジークがエルディア人の解放を目的に活動する組織のこと。オニャンコポンはこの組織に所属して秘密裏に活動していた。
ピークの回想によれば、ハンジさんたちとの初接触は、始祖の巨人奪還作戦失敗後にはじめてエルディ島に向けて調査団を送ったときの乗組員の一人。
出典:進撃の巨人26 諫山創 講談社
イェレナの隣にオニャンコポンがいるのが確認できる。その後この調査団は、帰還することなく行方不明となっていたが、壁内人類との接触に成功したわけか。
名前の由来は天空神?
初登場から気になっていたのが、オニャンコポンという名前。由来があるのかと調べてみると、そもそもオニャンコポンという言葉自体が存在するようなのだ。
オニャンコポンは西アフリカ・ガーナのアシャンティ人に伝わる神であり、天空神である
出典:オニャンコポン|wikipedia
どうやら、「オニャンコポン」というのは、アフリカに伝わる神、もしくは天空神を指すようなのである。そういえば、彼の初登場シーンでは空だった。
ハンジさんの指示で飛行船の操縦を任されていたが、天空神とどこかかかっているように思える登場シーンと言えなくもない。
さらには、オニャンコポンの肌は他のキャラと違っていた。
単行本26巻で、彼の肌の色が「黒」であることが明らかになったけど、これも「オニャンコポン」を信仰してる地域がアフリカに属するところから、この肌の色に設定したのだろうか?
ハンジさんと相性抜群w
今回の初登場したオニャンコポンの登場で気になったのが、ハンジさんからの信頼感がハンパナイこと。このコマを見ると、操縦をオニャンコポンだけに任せっぱなしにしとる!
出典:進撃の巨人26 諫山創 講談社
飛行船の操縦室に居たのはオニャンコポンのほかは、ハンジさんとアルミンだけ。ってことは、今操縦室にいるのはオニャンコポンだけってことで、かなりの信頼を集めているようだ。
一方、反マーレ派義勇兵のイェレナは、味方のフリをしているような、どこか怪しい動きをしてる。ピークたちを落とし穴にハメたときも、ワラを敷きつめてダメージを軽減してたからね。
船内でのやり取りをみると、ピークたちは落とし穴で拘束する手はずだったようだ。明らかに「わざと」逃がしたって感じだよね。
イェレナの場合は、ジーク信奉者だというから、彼女の行動には注意が必要になってきそう。というわけで、次回は要注意人物と思しきイェレナについて書く予定。