十戒編が第二部とするならば、第一部ではヘンドリクセンが魔神族の力を取り込み王都転覆を狙った回にあたるでしょうか。
フラウドリンに操られていたとはいえ、当初、七つの大罪の宿敵として登場していたが、今ではヤムチャ化(狼牙風風拳!
さらには、魔神族との聖戦がはじまったと思ったら、復活した女神族に興奮し自ら下僕に下ってしまう。基本ヘンディは天然である、操られていなくとも行動の予想がつかないのだ。
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基本スペックは高い
出典:七つの大罪16 鈴木央 講談社
ヘンドリクセンのスペックはかなり高いと言える。容姿もそこそこのレベルだし、リオネス王国の聖騎士長という名誉ある地位にも就いている。
身長は182センチ、体重72キロ、細身ながら鍛えぬかれた体に高身長にサラサラヘアー、この条件ならまず女性はほっとかない!
だがしかしである!
ヘンディことヘンドリクセンは年齢39歳にして未だ独身なのである。世間的に言えば明らかな勝ち組であるが未婚なのだ。いやいや、フラウドリンに操られていた悲しい過去があるじゃないかと思うかもしれない。
しかし、例のダナフォール滅亡の調査に赴いたのは10年前、つまり29歳のときである(なかなかいい年齢である)。
この時も結婚を約束した女性はいなかったようなのだ。そもそも、ヘンディは女性と付き合ったことがあるのか疑問であるw
親友はドレファス
出典:七つの大罪17 鈴木央 講談社
ヘンディが未だ独身なのは、容姿でも、ましてや甲斐性なしでもない、その性格にあるように思うわけです。ヘンディの親友といえばドレファスさんがいます。
二人の出会いはドレファスが二十歳だったときにさかのぼる。ヘンディとは8歳差なので、このときヘンディは12歳の少年だった。
ヘンディ少年には兄がいたのだが、この兄がドレファス青年に弟を同居させてほしいと連れてきたのが出会いのきっかけだったと回想している。
ドレファスは、ヘンディ少年に悪ふざけでエールを進めたのだが、毒抜きが特技のヘンディ少年はエールを水に変えてしまったという。このときドレファス青年は
「なんだこいつは」
と悪態を心の中で呟いている。この頃からヘンディの天然な行動が随所に垣間見えていたようである。ドレファスはこうした親友のユニークな行動をチラホラと回想している。
穏やかな男
彼ののユニークな行動は単行本の番外編にて度々登場している。その中でも女性に対して非常にウブというか、免疫がないのがヘンディなのだ。性格は優しくておっとりタイプ。エリザベスはかつて「穏やかで優しい人」と評していた。
実際、若い頃のエピで初対面の女性に「いい人ですね」と言われており、ヘンディの憎めない性格は乙女心も刺激するには十分すぎるほどあり、女性との接点はあったはずである。
出典:七つの大罪16 鈴木央 講談社
しかし問題なのは彼の一直線すぎる行動。「いい人ですね」から何を勘違いしたのか、ヘンディは明日にでも結婚を申込もうとドレファスに相談するのである。
もちろん結果は不発。
容姿端麗ながら、なぜ今まで独身だったのかが分かったようなエピがある。このときドレファスはドルイド出身が世間とズレた行動をしていると分析している。ドルイド出身と言えば、思い出すのがあのお方。
ドルイド出身といえば・・・
出典:七つの大罪23 鈴木央 講談社
メラスキュラの怨反魂の法で蘇ったザラトラス。彼もまたドルイド出身なんですが、彼が叫んでいるのは、弟のドレファスやヘンディに裏切られたことではなく、差し入れにもらったパイをガツガツ食べてしまったことへの後悔でしたw
ドルイド出身の方は、どこかユニークな性格の持ち主なのでしょうか。しかしながら、ヘンディと違うのは結婚していることです。ギルサンダーという立派な聖騎士の息子もおり勝ち組です。
なら同じドルイド出身でありながら、ザラトラスにあってヘンディにないものとはなんなのでしょうか。分かりません。分かりませんが、ザラトラスの弟ドレファスはドルイド出身ではありません。
二人は異母兄弟という設定、つまりはザラトラスの母親がドルイド出身なのです。ザラトラスはドルイド出身ではありますが、純粋なドルイドではなくハーフと言えそうです。
一方ヘンディは恐らく生粋のドルイドの民です。
そのため、一癖も二癖もユニークな性格の持ち主なのではと予想してみたりします。ヘンディの性格はリオネス王国の女性たちもお手上げなのでしょうかw
第一王女にオシッコ発言
ヘンディの性格については、今まで番外編を中心に語られてきました、が、いよいよ本編にもヘンディのおかしな言動が描かれるように。
ビビアンからギルサンダーを取り戻すため旅をしているマーガレット一行。
マーガレットの心情を慮(おもんばか)り、御年39歳にしてようやく乙女心を少しは理解してじめたヘンドリクセンかと思いきや、
出典:七つの大罪30 鈴木央 講談社
これが彼の正体ですwww
ファン投票では常に上位のヘンドリクセン、きっと女性ファンも多いことでしょう。聖戦がはじまり彼の人気も身も心配です。
第二部では四大天使リュドシエルになんの技もかけられていないのに、自らお供になることを進言。女神を崇拝するドルイドの性なのでしょうか。いずれにしても、聖戦でもなんかやらかしそうです。
ドレファスもあきれ顔w
果たして彼は聖戦で生き残れるのか、リュドシエルにいいように使われなければいいのですが。未だ結婚もしてないヘンドリクセンさん、聖戦を無事生き抜いて幸せになってほしいものです。