単行本32巻からいよいよ聖戦がはじまりました!連合軍の動向にも気になるところですが、十戒のそれぞれのキャラにもスポットが当たっていた今巻。
戦闘意欲をなくし、人間の村でひっそりと身を隠していたデリエリとモンスピートの過去について、今回明らかになりましたよね。
三千年前の聖戦での出来事が二人の微妙な関係を生んでいたとはねぇ。そこで、ここではデリエリとモンスピート、二人のキャラを深く掘り下げていきます!
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三千年前の悲劇
三千前の聖戦において、四大天使リュドシエルが魔神族を誘(おび)き寄せ、一網打尽にするために仕掛けた罠が、
巨大聖櫃(アーク)
でした。
聖櫃(アーク)に捕えられた魔神族はいずれも非戦闘員ばかりという外道な作戦。この罠に捕えられた一人にデリエリの姉がいたんですよね~。
出典:七つの大罪25 鈴木央 講談社
姉貴!!
さらに卑劣なのは、魔神族を誘き寄せる罠としての役割を果たした後には、リュドシエルによりデリエリの姉貴含め殺されてしまいました。
259話「戦禍のブリタニア」でモンスピートが言っていた「彼女が死んだあの日」とは、このことを言っていたわけですよね。
姉貴を殺された日を境にしてデリエリは無口になったといいます。彼女は元から口数が少なかったというわけではなかったんですね。
そういえば、デリエリの初期って「ケツから言って」という口癖のセリフがけっこうあったけど、戦線を離脱してからの彼女はすっかり普通の話方になってたよねw
心臓は1つだけ
出典:七つのと大罪22 鈴木央 講談社
上位魔神族の心臓は七つある!
エスタロッサが実の兄メリオダスを自らの出て殺したときのセリフでした。反逆剣(リベオン)によって七つすべての心臓を貫いて死においやったエスタロッサ。
デリエリもモンスピートも上位魔神のため心臓は七つあります。ですが、エスタロッサが戒禁回収のために襲撃してきたとき、モンスピートは1つの心臓を潰された時点で倒されてしまいました。
この理由についても三千年前の聖戦が関係していましたよね。
四大天使との戦いで、戦況が押され気味だった魔神族。そんな中でデリエリとモンスピートはインデュラ化することで対抗しようと試みます。
上位魔神族のインデュラ化とは、七つある心臓のうち六つの心臓を犠牲にすることで伝説の獣「インデュラ」に転生する捨て身の技。そのため、今のモンスピートは上位魔神ではあるが心臓は1つしかないのだ!
二人の関係
出典:七つの大罪32 鈴木央 講談社
何とも言えない2人の距離感
33巻で一番気になったのはデリエリとモンスピートの関係。ただ、悲しいことにモンスピートはエスタロッサに最後の心臓を潰されてしまい、デリエリに思いと告げないまま倒れてしまった!
悲ちすぎる!
モンスピートは明らかにデリエリのことが好きだった思うんですよね。
ただ、今は亡きデリエリの姉貴がモンスピートを好きだったこと、さらには戒禁のせいもあり二人はいつも一緒に行動を共にしてたけど、実は微妙な関係だったことが判明(とくにモンスピートにとってはね)。
そしてモンスピートは自分の思いを告げぬまま、デリエリを逃がすために自ら犠牲となり自爆するのであった・・・
おまけ:エリザベスのあのセリフ
デリエリがエリザベスに、「モンスピートが最後に伝えたかった言葉」がなんだったのか聞いてたとき、エリザベスは
大切なのはあなたが彼をどう想うかでしょ?
というアドバイスをしていました。
気づきましたかね。このセリフって、以前にメリオダスがアーサーにアドバイスしたセリフと同じなんですよね。
たしか大喧嘩祭りのとき。
出典:七つの大罪20 鈴木央 講談社
まだ魔神王に心を完全に奪われていない時のメリオダスのセリフです。
今の状況でのこのセリフはかなりグッときすぎる一言でした。二人の想いが繋がっているのが、こんなところからも分かりますよね。煉獄にいるというメリオダスの心が早く戻ってきてほしいと願うばかり、かんばれバン!!!